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研究所

カタコンベの奥から音が聞こえる。俺の予想が正しければ居るのはシェンとあの時の女だろう。ライカとフウリが来ていないという事は少なくともシェンは忍術を使用していないという事だ。俺が女と戦った事を二人は知らなかった事から女の忍術は二人には感知できないと考えていいだろう。


こちらも戦うつもりは無いが、警戒しつつ奥へと進む。

大きな空間に近づいてくると人影が二人分見えた。

やはり予想は正しかったようだ。


「・・・来たか。」


男が背中を向けたままこちらに聞こえる声で言った。

向こうもこうなると予測していたようだ。女もこちらを凝視しながらも、動く素振りは見せない。


「シェン。敵対するつもりは無い。話せるか。」


こちらに敵意がない事を伝える。


「君には感謝している。あの時割って入ったくれたおかげで二人を傷つけずに済んだ。」


話のわかる男の様だ。二人に対して甘いのも予想通りだ。やはりあの二人は里にとって特別な存在なのだろうか。


「私はサヤです。私からもお礼を。加えて先日は大変失礼いたしました。どうかお赦しを。」


先日戦った女から礼と謝罪を受けた。警戒を解く事はないが、一先ず安心できそうだ。


「それで、敵でないなら何をしに来た?」


「忍びの里の事情を詮索する気は無いんだが、助けが必要なら協力しようと思ってな。何か目的があるんだろ?」


「そうだ。君はあの二人から術を学んだな。」


「ああ。」


「術、魔法と言った方が良いか。私達がどのようにして魔法を操っているかは知っているか?」


「自身の周囲にある魔力エネルギーを利用して事象を起こすんだったか。」


「そうだ。そして魔力の強弱は常人と天才でも1.3倍程度の差だ。つまり、どんなに特別な才能があっても起こせる事象は想定可能だ。そして君も使う固有能力は魔術とは全く違う原理で働き、こちらは全ての人が能力を持つわけではなくその内容もバラバラだ。」


固有能力は謎が多い。理由は単純に人によって持っていたり持っていなかったり、幼少期から能力を発現する人もいれば大人になってから発現する人もいる。さらに、その能力は個人によってバラバラで複数人が同じ能力を使う事もあれば似たような違う能力を使う人もいる。更に固有能力は遺伝しない。親が使えて子供は使えないという場合もあれば両親どちらも固有能力を持っていないのに子供に発現する場合もある。とにかく固有能力には規則性が無いのだ。故に再現性のある魔法と違い、研究があまり進んでおらず不明な点ばかりだ。


「君は組織として運用するなら魔法と固有能力、どちらが重要だと思う?」


「魔法だろうな。固有能力は個人への依存性がデカすぎてそいつが機能しなくなっても穴埋めができない。」


「そうだ。だが、起こせる事象としてはは天才と常人でもあまり大きな差はない。つまり戦闘においては拮抗しやすい。」


「だから科学の力を使って戦うんだろ?銃とか。」


現代の戦争など大規模な組織同士の争いは当然固有能力や魔術を使う事はあるが科学による武力がメインだ。銃や戦闘用の乗り物、毒ガスや爆弾といった兵器の差が勝敗を決する重要なファクターとなっている。


「そうだ。だが、魔力を3倍以上に跳ね上げる事ができるとしたら?」


シェンが本題に入る。


「サヤは至近距離からの射撃を受けても無傷だったな。ある程の兵器は無力化される上に魔術による強力な攻撃を行えるようになる・・・か?」」


「その通りだ。そしてそれを可能にする物の研究が進んでいる。私達はその発明を阻止したい。」


「どうやって?」


仮に開発に関わる人を暗殺したとしても開発データがあれば誰かが引き継ぐため完全に開発を止める事はできないはずだ。


「その研究の核となっているのは隕石に含まれていた特殊な鉱石だ。現在、世界に一つしか確認されていないその鉱石さえ破壊してしまえば研究を続ける事はできない。」


「なるほど。」


「そして、この事は忍びの里にも知られるわけにはいかない。奴らもこの鉱石の存在を知ったら確保に走るはずだ。その鉱石は存在するだけで争いの火種になる。必ず破壊しなければならない。」


なるほど。里も未だその存在を知らず、知ってしまえば確保に動くとわかっていたから里抜けをしてまで鉱石を破壊したいのか。


「イーサン・ハントみたいだな。だがシェンはどうやってその鉱石の存在を知ったんだ?」


「サヤがその鉱石の発見に関わっていた。」


なるほどな。サヤの事をライカとフウリは知らないと言っていたが、これで全ての話が繋がった。


「私は魔術に覚えが無かったので、その鉱石を発見した時にはその性質に気付くことができずに鉱石の発見を報告しました。後に魔力を高める性質がある事がわかると、直ぐに鉱石の軍事転用を目的とした研究が始まりました。石の効果は絶大で石を利用した魔術はたった一人で戦車やヘリを簡単に破壊してしまうほど強力でしたが、問題がありました。

石を持ったまま術を使う事で魔力を引き上げる性質がある事がわかったのですが、石を利用した魔術は増幅された体内の魔力によって術者自身も影響を受ける事が判明したのです。

それからは表向きの研究は続行されたまま極限られた数人による副作用によって新たな能力を獲得する実験が始まりました。私はその実験の詳しい内容や目的は知りませんが、正規の手順を踏んでいない研究に不信感を抱き研究チームから離れることにしました。」


「そして私が任務をこなす現場を偶然目撃していた彼女からこの話を聞いたというわけだ。極秘の研究とやらも気にはなるが、私としては表向きの研究の方が世界に対して多くの火種を巻く恐れがあると考えている。」


なるほどな。じゃあサヤが忍術を使えるのは護身のために教えたとかそんな所か。戦闘に関しては素人の筈だが、魔法は考え方によっては素人でもあれ程の力を発揮できるわけか。


「話はわかった。んで、その鉱石はどこにあるんだ?」


「つくばニュークリアラボにあります。」


なるほど。研究所は筑波にあり、ここ秋葉原からつくばへは高速電車が通っている。準備や情報収集も兼ねて秋葉原に拠点を置いていたわけか。


「あの二人はどうする?シェンが忍術を使えば探知されるんだろ?」


「そうだな。しかし里にこの事が知られるわけにもいかない。」


「二人にだけ説明して協力してもらうのはダメなのか?」


「難しいだろうな。里の掟はそんなに甘くはない。私ももう里に戻る事はできないだろう。」


「そんな厳しい里なのに二人には過保護気味な内容の任務を与えるんだな。」


「里も人員不足だからな。無闇に忍を使い捨てにはできないということだ。」


「とは言うものの、感知を防ぐ事は出来ないし時間差で研究所に来て戦いに巻き込まれるのはこちらとしてもペースを崩される危険があるから放っておく事もできない。だから探知できるように秋葉原であらかじめ術を使用し二人の追跡させて一緒に電車に乗ってもらうとしよう。」


「それから、研究所の人たちは軍人でも無い一般市民だ。基本は隠密行動で不要な戦闘は避けてくれ。」


一通り作戦を練った後、無線通信が可能なイヤカムを受け取り俺たちは一度解散した。ライカとフウリを誘き寄せる時間も考えて集合はせずに1時間後の電車に乗ることになった。


「二人とも、聞こえますか?」


電車に乗るとサヤのこえがきこえる。


「聞こえてる。俺の声は聞こえてるか?」


「あぁ。問題ない。二人もしっかりと後をつけてきている。」


シェンの返事を受け俺たちは通信に問題がないことを確認した。ライカとフウリも電車に乗っている様だ。


魔力を増幅させる鉱石。二人はそれが争いの火種になるから破壊しようと考えている。シェンを尾行しているライカとフウリは石の事を知っても里に連絡して指示を仰ぐ時間は無いだろう。現地に着いたら鉢合わせする事になるのでそこで二人には里抜けの目的と鉱石の事を話すらしい。


そして俺たちは人的被害を最小限にするために忍者らしく研究所に忍び込み鉱石を奪取を目指す。


研究所内の構造はサヤのおかげである程度把握できている。

シェンが実力者なのは言うまでも無いが、よくできた計画だ。本当にスパイ映画を見ている気分だ。


そんな事を考えていると、電車が目的地に着いた。


シェンの指示で俺はシェンを尾行する二人を捕まえて説得のキッカケ役を行う。先に降りるシェンを見て二人が動き出したところをさらに俺が後ろから捕まえ、説得すると言う流れだ。


計画通りに二人はシェンの後を距離を離して追いかけて行く。それを見て俺も二人の後を付けていき、二人が足を止めたところで声をかけた。


「お、ライカとフウリじゃん。」


「うわっ!」


急に声をかけられたライカが小さく声を上げる。


「すみません。今尾行中なんです。」


フウリが小さい声で事情を説明する。


「知ってるよ。シェンに頼まれてさ。二人に話を聞いて欲しいんだと。」


俺が言うと二人は驚いた表情で見つめ合った。


「ど、どうする?」


「私達の尾行がバレているなら素直に応じるしか無いでしょう。」


状況を理解した二人は素直に俺についてきてくれた。前回とは違って今回は正しい判断をしている。尾行がバレている時点で自身が圧倒的に不利な事を理解できているようだ。

二人も変化を続けているんだなと思った。


「ライカとフウリと言ったな。二人に話したいことがある。私が里を抜けた理由についてだ。」


シェンの言葉に二人は意外そうな顔をしながら話を聞いている。


そして鉱石の存在、里抜けの理由、これから何をするかの説明を受けた二人は相談を始めた。


「ど、どうする?」


「今から里に連絡しても遅いでしょう。私達はここで三人を相手に戦うか、一緒に研究所に行って鉱石の奪取に協力するか、静観を続けるかの三択ですね。」


「三人相手に私達じゃ勝てるわけないよ!それにそんな危ない鉱石を壊すのは世界のためなんじゃないかな?」


「そうですね・・・。ですが、私たちの任務はあくまで監視と報告です。協力しても良いのでしょうか?」


「なら、研究所の外を見張っててくれないか?」


二人の間に俺が割って入る。


「何も無ければ二人は監視任務完了だ。そして何かあった時には研究員や建物周囲の安全を確保してほしい。」


それっぽく二人の任務の内容を守った上で協力を仰ぐ提案をした。


「わかりました。周囲の安全確保は任せてください。」


フウリがそれに承諾し、ライカも納得したようだ。


俺たちは五人で駅をでた。


研究所は駅から既に見える距離にある。駅から程よく離れているので周辺を巻き込むような大被害は出ないだろう。


シェンの指示に従いライカとフウリは建物を少し離れたところから監視。シェンとサヤは搬入口より侵入。俺は瞬間移動で屋上から侵入することになった。


サヤとシェンは石の回収。俺は秘密裏に行われている実験の調査を担当することになった。


実験によって変化した被験者と戦闘になった場合には俺の判断で撤退か始末するかを決めていいとの事だ。


屋上のドアから建物内に入ると下の階へ続く階段があり、既に大勢の話し声が聞こえてくる。


さて、俺は忍者じゃないから隠密行動なんてできない。

二人が石の奪取に成功するまでは俺も騒ぎを起こすわけにはいかない。なるべく見つからないように裏実験をやっているという研究室へ向かっていく。


時々人に見つかりそうになった時は瞬間移動で死角へ逃げたり、誰もいない事が確認できている場所へ戻るようにしながら進んでいく。俺の瞬間移動は移動先を明確にイメージできている必要がある。施設の構造だけを事前に知っていても自分の中で明確なイメージができる場所にしか瞬間移動はできない。そのため進んだり戻ったり少し飛ばしたりを繰り返しながら見つからないように進んでいく。


そして予定の極秘研究室の付近についた俺は二人に準備完了の通信を入れ、待機に入った。


「聞こえるか。こちらの研究室には石が無い。そちらの極秘研究室の中にある可能性が高い。中には被験者もいるだろう。頼めるか?」


シェンから通信が入る。向こうはハズレだったらしい。


ここからはもう隠れる必要はない。俺は研究室のドアを破壊し奥へ進んでいく。


警報が鳴り施設中が大騒ぎになっているのがわかる。


中には二人の人影があった。一人の男が例の鉱石だろうか、青い石の様な物を手に持っている。


「ここは私にお任せを。」


もう一人の女が男に言う。


「頼んだぞ。」


男は短く返事をすると部屋の奥へ行った。


「シェン、聞こえるか?石を持った男が秘密研究室の奥に行った。こっちは足止めを食らってる。石を頼む。」


シェンに状況を説明する。俺は返事を待たぬまま女を注視する。


「お前も石が狙いか?ここに来たのが間違いだったな。」


女はそう言うと右手に銀色の剣を生成した。


金属を操る魔術だろうか。そうだとすれば俺の血剣の上位互換である可能性もあるが、鉱石の影響で身体にも変化が起きてるはずだ。


「試してみるか?」


俺はそう言うと血剣を作り構えた。


女が踏み込みから重い突きを繰り出す。速さはライカ程ではないが俺の身体強化よりは速い。しかし、力の強さがまるで違う。身体強化にも個人差があるということか。


「どうした?そんな事では勝ち目はないぞ。」


女が余裕そうに挑発して来る。


「そう焦るなよ。」


こちらも余裕を見せて相手の様子を伺う。

相手の剣を受け流しつつ動きの癖を探す。攻撃を重視するスタイルの奴はどこかで大きな一撃を入れて来る傾向がある。

それに対して今の俺は防御を優先したスタイルだ。相手の動きを分析し、癖を把握して一瞬のチャンスを作ってそこを突いてく戦い方だ。


剣を受けている内に縦振りの時に大きく振りかぶること、突きを出す時に一瞬の溜めをしている事に気がついた。


あえて横降りの攻撃の時に腕を大きく払う事により俺自身の体の正面を無防備にする。奴はこの時に大きな縦振りか力を込めた突きを出して来るはずだ。


次は攻撃方法だ。俺の剣は奴に対して有効か、身体強化をしているが銃弾が有効化を確かめる必要がある。


「鉱石無しでそこまでの魔術を使えてこんなに強いのに、お前はあの石の実験で何をしたいんだ?」


戦闘を続けながら言う。


「私はただ知りたいのだ。自分がどこまで強くなれるのか、この力でどこまで行けるのかを。」


女は落ち着いた口調で返して来る。

あの速度で動き回って息切れひとつ起こしていない上に、会話をしていても全く攻撃の頻度が落ちない。


女の攻撃を受け流しながらその力を利用して手首を回し反撃をするが体を逸らす事で回避されてしまう。避けると言う事は剣を身体で受けられる程の防御力はないと言う事だろうか?


俺は持っている剣を女に投げつけると同時に大型のナイフ程の大きさの小さな剣を作り距離を詰める。女の長い剣ではインファイトはやりづらいと考えた。あえて剣で受けやすい攻撃をする事で女に防御の姿勢を取らせると蹴りや左手でのパンチを混ぜる事で攻撃を与えていく。


女が距離を取ろうと半歩下がったところで女の真正面に渾身の蹴りを入れる。蹴りは女の腹にクリーンヒットし、女のバランスを崩したが女は後ろに下がりバランスを崩すまいと耐えようとしたその瞬間に銃を抜き二発撃ち込んだ。


銃弾は女を貫通した。女は自分が撃たれたことを理解し、立ち止まり口を開いた。


「結局、強くあろうと努力しても限界があった。戦場では一対一の戦いなんてそうそうありはしない。現に今お前と戦っていても銃弾で負傷する。」


撃たれているにも関わらず息が全く切れていない。血は流れているのにまるでダメージを負っていない様に見える。


「私はこの実験で更なる強さを手に入れられると思った。だが、石が私にもたらした変化は強さではなかった。だが、私は弱さを克服したのだ。」


いつのまにか女の傷が塞がっていた。


「お前不死身か?」


「さあな。ただ、お前に撃たれた傷は塞がったぞ。」


これは厄介だ。隙を見て必殺の一撃を入れようと考えていたが、ダメージを与えても回復してしまう。


立ち尽くしている女の頭部を狙い銃を撃つ。

女は全く動くことなく頭に銃弾を受ける。しかし、一瞬で元の綺麗な状態にまで回復してしまう。飛び散った血や肉片が周囲に散らばっていることから新たに体組織を生み出して回復している様だ。


「無駄だ。」


女は一言だけ言う。


「映画だと脳みそを吹き飛ばせば回復しても記憶は戻らない筈なんだが、お前は違うのか?」


「そろそろ終わりにしよう。」


俺の軽口を無視した女は剣を構えると一気に突進して来た。


突きが刺さる直前まで引きつけて女の背後に瞬間移動して血の剣を素早く精製し女が状況を理解する前に思い切り突き刺す。


「・・・固有能力か。」


女が状況を理解し、身体に大きな剣が突き刺さったまま呟いた。


「お前の能力は瞬間移動と言ったところか。その力、私が石の実験で得た治癒能力と何が違う?」


女意外な問いかけをして来た。

確かに女が石を通して得た能力は魔術の様な事象を操作するものとはまるで違う。破壊された頭部の記憶も修復すると言うのは科学的に不可能な事だ。


「私は固有能力を持っていなかった。だが私は石の実験を通してこの回復能力を得た。お前はなぜ石を狙う?他の組織と同じ石の独占か?」


「俺の仲間は石を破壊したいらしくてな。ちょっとした関係で協力してる。俺自身は石にそこまで興味は無い。」


「そうか、なら今頃向こうは大変な事になってるかも知れんぞ。」


「逃げた男の事か。」


女が体に刺さった剣を引き抜きながら話を続ける。


「あの研究リーダーはただの学者じゃ無い。あいつは表の研究で資金調達をする傍ら、私達の様な極少数の被験者と共に個人的な研究をしている。」


「良いのか?そんなに喋って。」


「ここでの私は被験者だ。傭兵じゃ無い。そしてここにはもう石も無い。なら私達が戦う意味はあるのか?」


気が付けばお互いに戦う気も無くなっていた。


「お前はこれからどうする?」


「また傭兵に戻るだけだ。お前は外に行くんだろう?」


「手伝ってはくれないのか?」


「金払えるのか?」


そう言って女は部屋から出ていってしまった。


俺は屋上に瞬間移動で戻った。










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