交渉
「昨日はよく眠れた?」
あのあとすぐ夜になりリカエリの手料理を食べたあと眠気がきてすぐに眠ったようだ。ちなみに料理はうまかった。
「あ、ああ」
一晩寝たせいかだいぶ落ち着いてきた
「どうやら俺の世界にはもどしてくれそうにないようだな」
もう何度いっても無駄なようなのでもう俺は半分あきらめていた。
「私の用件が済めば返してあげる。だからお願い」
「嫌だといえば?ってまあもとの世界に帰れないか・・・こんなん脅迫やぞ・・・」
「じゃあもう1つ.私ができることならなんでも叶えるわ」
な、なんでも(意味深)俺の頭は桃色になったがリカエリは魔法が使えそうだしもっといいことを考えよう。
おっとそうだこれ系の願い事がきたときのために考えといた選択肢があったんだった。
「じゃあ1つね・・・「願い事を100個叶えろ」・・・っふっふっふどうだ!」
「・・・」
「おい!無視かよ!」
そういうとリカエリの笑顔でステッキを振り上げてきた。
「ジョーダンジョーダンwまったくシャレが通じないぜww(冷や汗)」
まあ無理か。じゃあもうこれでいいか
「パンツくれ」
「・・・それでいいのね」
「え?いいの?もちろん君のだからね?」
オッシャー!!!!!!!!やる気でてきたぜ!!
「まああとで記憶消せばいいしね。それよりちゃちゃっと性格変えて操ろうかな・・・」
「え?なんかいった?」
「べつになにも」
なんかぶつぶついってた気がするがまあいいか。
「それで俺は具体的になにすればいいんだ?」
さっさと用件とやらを済ませねば!
「その前にあなたの名前まだ聞いてない」
「そういえばいってなかったな。俺は薫」
「カオルね。まずなぜ私があなたを選んだのか知りたくはない?」
そういやなぜ俺なんだ?頭は中の下で運動神経は低いほうだ。ゲームの腕はそこそこ自信あるがな!
ほかになにか他の人にはない特徴なんて思い浮かばんな・・・まさか偶然とかはないだろう
「あなたには魔力があるのよ。それもかなりの。それと豊富なゲーム知識による戦略性、つまり軍師の才能がある。あとは私の勘」
最後なんか聞こえた気が・・・
「魔力?へ、へえ~俺ってすげーー。なんもできねーYO!」
「それはつかい方を知らないからね。無意識につかってるのは体の自己治癒魔法ぐらいかしら」
そういえば俺病気になった記憶はないな。病院いったことすら記憶にない
「今のあなたは弱いからまずは魔法の習得からやってもらうわ」
ほう。魔法といえばリカエリがつかったワープかな。よくある火を出したり雷を出したりするのかな。ちょっとわくわく。
こうして俺は魔法習得に向けての特訓がはじまった。