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三匹の子豚の続編

作者: 森中 隼人

一番末の弟は狼を鍋で煮詰めスープにして食べてしまった。彼は食事休憩をした後、散歩にでるため外にでると、兄弟の家が崩れバラバラになっているのに気がついた。彼は自分の兄弟の身に何が起こったのか理解できずに唖然としていたところ、近所のうさぎちゃんが慌てた様子で子豚の方に駈け寄ってきた。うさぎちゃんは子豚よりもずっと体が小さく、ネズミぐらいの大きさしかなかった。


「子豚さん大変だよ!どうやら先程ここに狼が現れたらしい。すごい言いにくいのだけど、君のお兄さん達は狼に食べられてしまったようなんだ・・・。まだこのあたりにうろついているようだから家の戸締まりに気をつけてね。」


子豚はあまりにもショッキングなニュースでその場にうなだれてしまった。うさぎちゃんはしばらく子豚をなぐさめた後、自分の家へとピョンピョンと帰っていった。しばらくうなだれた後、子豚はふと、うさぎちゃんのさっきの発言を思い出した。このあたりにいるようだから気をつけてね?どうやら僕が狼を食べたことはまだ誰にも知られてないらしい。今なら狼のせいにできるんじゃないのか・・・。子豚はさっきまでの様子とはうってかわり、明るい様子で自宅のひきだしから固いバットのようなものと、大きなビニール袋を取り出した。


「かねてから僕はうさぎちゃんを食べてみたかったんだよね。狼ですらスープにするとあんなに美味しかったんだから、うさぎちゃんならもっと美味しいに違いない・・・。」


子豚はうさぎちゃんの家へと向かっていった。


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