あなたの信じるかみさまへ
夏の蒸し暑い日だった
少年の前には髪がオールバックのスーツを着たいかにもな男性が立っていた
「かみさまーおねがいしまーす」
少年は叫んだ
昔々あるところにおじいさんとおばあさんの後ろに神さまがいました
古来より人間は神頼みをしてきましたが、その願いが叶った時
あなたは神様のお陰だと思いますか?
これは神様を信じ切れていなかった少年と見習いかみさまの物語
「はい、明日からで夏休みに入りますが皆さん高校最初の夏休みです最近は何かと物騒ですから気をつけてください」
帰りのホームルームで担任女教師の天野先生から連絡があった後すぐ、ホームルームの終わりのチャイムが鳴った。
「それではホームルームを終わります」天野先生の号令で帰りのホームルームが終わった。
純が帰る準備をしていると
「神様おねがいしまーす」
教室の一人の男子生徒の声が教室全体に響き渡った。
3人の男子生徒がスマホの画面を見ていた最近はや
りのスマホゲームのガチャを回しているようだ。
少年は思った「なぜ人間は見えもしない神に願うのかと」
少年の名前は 上社 玲 長所、純粋、地元では有名、その他諸々 短所、純粋
趣味、アニメ、お笑い 体質・・・
ホームルームが終わり純が帰宅しているときだった
一人の女子生徒が純を呼び止めたと思ったのは気のせいだった
玲の後ろに立っていたのは髪がオールバックのスーツを着たいかにもな男性だった
その時、玲は反射的に言葉が出た
「かみさまーおねがいしまーす」 「助けてくださーい」
その時だった一つのパトカーのサイレンが鳴り響いた
オールバックの男性はサイレンの音を聞いた後すぐに少年のもとから慌てて離れていった。
玲は直感した神様が助けてくれたのだと
そのまま、玲は帰宅した。
その日の夕食をとっている際、玲は昼間の出来事を家族に話していた
すると、近所で飼育れているにわとりが一斉に鳴きだしたのだ
その鳴き声は近所中に響いたその時だったその鳴き声聞いた瞬間
強い眠気が玲たちを襲った。
閉じられたまぶたの向こうから光が見えた「何の光だろうか?」
玲が目を開けると翌日の夜になっていた。先ほどの光は電球だったようだ
どうやら丸一日分寝ていたようだ
すると、後ろから来た足音がした。その足音の正体は母親だった
「れい!! 起きたなら早く夜ごはん食べてがっこうに行きなさい」
玲は少し違和感を覚えたが母親に言われたとおりに学校にいった
「皆さん、こんばんは今日も楽しく一日を過ごしましょう」
天野先生の号令で授業が始まった
その時だった玲の違和感が確信に変わった
「なぜ僕は夜に学校に来ているのだろうか」
玲は教室を飛び出し家に帰宅したそして自分の部屋に行き状況を整理した
「そもそもなぜ朝と夜が入れ替わってしまったのか?」
玲は昨日の行動を振り返ってみた
すると、昨日のスーツの男のことを思い出した。
玲は、すぐに昨日の場所に向かった
一方その頃、がっこうでは玲が飛び出した教室では授業が続けられていた
一人の違和感を除いて
「着いた ここだ!!」
玲は昨日の男性と出会った場所にたどり着いた
すると、玲がその場についたとき暗い空に一つの小さな光が見えた
そのひかりは昨晩のにわとりの小屋の方向えと消えていった
玲は急いでにわとり小屋に向かった
するとにわとり小屋の前に真っ白なひよこがいた
そのひよこはとても衰弱していた
玲はそのひよこを隣町の病院に連れていった
玲はこのひよこが原因ではないかと思ったのだ
家に帰った玲は翌日再病院に行くことにした
翌日玲が目を覚ますと外は朝になっていた
「昨日の僕のの仮説は正しかった」
玲はそう確信した。すると、玲はすぐに病院に向かった
そこには巫女の姿をした少女がベッドに横たわっていた
玲が病室に入るとその少女は目を覚ました
すると、玲の顔を見たその少女は玲のほうを向いた
「わたしはあなたのかみさまです」少女は玲にそういった
玲は、少しの動揺もせず彼女の言葉を受け止めた
なぜ、玲が動揺していないか理由は簡単である
玲は、かみさまの気配を感じ取ることができる体質だからからである
この世界には幽霊が見えるなど特殊な体質を持った人がいるという話を聞いたことがある人も多くいる
だろうその体質が仮に千分の一の確率だとするならば
神様の気配を感じ取れる人間は一千万分の一だと言える。
そしてその中でも稀に存在する神様のなりそこない「かみさま」
それを見ることができる人間は一億分の一だと言われている
「なるほどここが病院という施設ですか」
少女は昨日のひよこに姿に戻り周りを見渡していた
玲は、もの不思議そうに病院を眺めているヒヨコを眺めていた
「きみ本当に神様?」
玲は、目の前の不思議なひよこに問いかけた
すると、その白いひよこは人の姿に戻り言った
「かみさまですよ、でも神様ではありません」
彼女は手を後ろに組みそう答えた
玲は、彼女の言っていることの意味がよく理解できなかった
その時だった消防車のサイレンの音が周辺の地域に響いた
近所で火事が起きたようだ一軒家が燃えているのが病室からもはっきりと見えた
すると、少女は窓のほうに行き右手を燃えている家に向けた
その時、玲は直感的に彼女を止めなければならないと思った
しかし、「炎よもっと燃えろ」彼女がそう唱えた瞬間
大きく燃え盛っていた炎がたちまち消えていった
「この私ピウレの力しかとみていただけましたか?」
ピウレは窓のほうを向いたままそう言った
だが、玲にはピウレが少し寂しそうに見えたのだった。
この度は「神頼み」(かみさまお願いします)を読んでいただきありがとうございました。今回の作品は私が初めて書いた作品になります。まだまだな部分も多くあると思いますが。少しでも多くの方に読んでもら頑張りますのでよろしくお願いします。