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最強賢者の逆転生 〜未知と強者を求めて転生したら男子高校生でした〜  作者: カエデウマ
第一章 [転生、そして学園無双編]
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第2話 [成功]




「ん……?ここは………」



 俺は目を覚ました。


 目の前には天井。だが俺の知らない天井であった。



「はっ!?転生魔法は成功したのか!?」



 俺はガバッと起き上がり、あたりを確認した。



「!!」



 あたりを見渡すと、少々暗い部屋で見知らぬ道具がたくさんあった。


 転生成功である。



「よし!成功したぞ!……だがここはどこだ?ランダムで転生したからよくわからんな…」



 あるのはベッドや机、椅子などなど…他には…あれは棚か…?何やら書物がたくさんあるが…。

 その書物を早速読んで見ることにした。



「む…やはり読めんな……スキルでいけるか?【異世界言語理解ワールドトランスレーター



 【異世界言語理解ワールドトランスレーター】。その名の通りどんな言葉でも通訳してしまう便利なスキルだ。文字には必ず規則性がある。それを一瞬で解読して、このスキルを使い終わった後はごく普通に使えるようになるのだ。



「ほうほう……これはっ!?俺の世界の書物か!?」



 そこに書かれていたのは魔法があり、ドラゴンもいて、魔王が書かれている本であった。



「まさか……ここは元いた世界に近い存在なのか…?む、そうだ…【鑑定】」



 俺は【鑑定】を使い、この書物を詳しく調べてみることにした。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ライトノベル(異世界モノ)



説明:ライトノベルは、日本で生まれた言葉で、娯楽小説のジャンルの1つ。英単語のlightとnovelを組み合わせた和製英語。略語としてはラノベ。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



 ふむ……よくわからん単語が多数あるぞ…。



「まず“にほん”…?とはなんだ?【鑑定】」




 それから俺はこの世界について調べた。



 どうやらこの世界は“地球”というところらしく、俺が今いるのは“日本”という国らしい。


 そしてこの世界、なんと魔法が使えないらしいのだ。だがそのかわりに“機械”などが発達し、独特な進化をした世界らしい。


 先ほど見た書物はこの世界の人が作り上げた空想の物語だったらしい。だがあそこまで再現するとは…この世界の人物はかなり想像力豊からしいな。



「なるほどな……しかしこれは便利だな!!」



 俺がいろいろ調べれたのは、このパソコンという機械だ。


 “パーソナルコンピューター”略してパソコンだ。

 この機械でありとあらゆる物事が調べることができるのだ!

 パスワードがかかっていたが、このパソコンごと鑑定をしたらパスワードが解けた。



「そういえば…俺が転生した体の情報を読み取ってなかったな…鏡などは無いのか…仕方ない。【鑑定】」



 俺は自分に対して鑑定を使った。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


最神 強也(もがみ きょうや)(16歳・♂)



 身長 181cm


 体重 49kg



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



「ふむ……背は前の世界と同じぐらいの大きさだが…体重が少ないな……。見た目はどうなっているのだ?」



「そうだな…鏡などは…ないらしい。仕方ない…【分身】」



 すると黒いモヤが俺から出てきて、人間の形になっていった。


 【分身】その名の通り、分身を作り出すスキルである。

 自分の魔力量などで再現度や大きさを変えることができるスキルだ。



「ほうほう…前髪は目にかかって見えんな…こいつ、運動をあまりしない男だったのか」



 運動をすればさらに筋肉がつくだろうが、まあ運動するのが嫌いだったのだろう。


 あと俺の分身体は服を着ており左胸のところに“最神”と書いてあり、目は隠れていた。



 俺は顔を拝見するため、前髪を捲り上げた。


 するとなんと———




「む!?この顔…元の世界の俺とほぼ同じ顔ではないか!!」



 だいぶ痩せていたが、俺とそっくりな顔であった。

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