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大学受験の決意
翌朝
登校すると益田が声をかけて来た。
「元気ないぞ」
「ああ」
「今年は受験に取り組んで来年大会に出れば良いだろう」
「ああ」橋本は気のない返事をした。
「じゃあな」益田は去って行った。
「これじゃ。勉強にも熱が入らないな」と橋本は思った。
その時、携帯が鳴った。
「母さん、どうしたの」
「お父さんが倒れたのよ」
「エエッ」
橋本は早退して病院に向かった。
病室に入ると母が見舞いに来ていた。
「死にそうなのよ」母は言った。
翌朝
父が死んだ。
あわただしく通夜葬式が行われた。
「お父さんの遺言はアンタに東大か早稲田、慶應、一橋に入ってもらいたいとあります」
それを聞いて橋本は大学受験に専念しようと決めた。




