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第８話 「薄化粧」 （五社英雄監督）
先日、久しぶりに購入した口紅をひく
いつもよりも、明るめでパールが少し入った色
映画「薄化粧」
実話が本になり、五社英雄監督によって映画化されている古い映画
主演の緒方拳と藤真理子、刑事役の川谷拓三が、とてもピッタリのキャストだ
映画は、キャストで６～７割がた決まるとも聞いたことがあるが、「薄化粧」は１００％
この中の１シーンで、女が朱色の口紅をひいてるシーンがある
迷いながら考えてるシーンに・・・五社監督は、さすがの演出をさせると思った
緒方拳が犯罪を起こして逃げるが、飲み屋で、藤真理子と出会う
女は男のことを、うっすらと気づいていたが何も言わない
２人は知らぬ間に惹かれ合う
刑事が追ってきたと、緒形拳は夜の電車で逃げようとする
ついて行くか、どうするか・・・
女は思い切って駆け出し、駅に向かう
男の姿を見つけ「ついて行く」という時、ライトがつけられて
男が捕まってしまった
片手で握れる”口紅”
こんな小さなものが、映画の演出にもなるのだ
