①『森の中』
「ねえねえ西崎くん」
「なんですか? 何か思い当たる節でもありましたか」
「蘇芳ちゃんと小日向ちゃん、どっちがタイプ?」
「いきなり何言ってんだテメーは」
淡く抱いた期待をあっさりへし折られた失望はストレートに口から出た。
しかし猿飛の声量は通常どおりだったため、その声は少女二人にも聞こえていた。地主神を祀る社へ続く山道から降りる途中、背後からついてくる二人分の足音が明らかに乱れた。
その気配を察知した西崎は、胸の奥から「恥じらい」がじわじわ込み上げてきた。すると自然、背筋が変に引きつってくる。猿飛を睨む目つきに戸惑いが出た。
いくら考えをこじらせようと、十七歳は十七歳。
思春期真っ盛りである。
「へ、あっ、ちょ……何言ってんすか猿飛せんぱっ」
「二人とも可愛いと思わない? 勉強ばかりの学園じゃ出会いの場なんて滅多にないんだし、これはチャンスよ青少年!」
追い打ちをかける上級生(二十六歳)。西崎の背中がバンバン叩かれる。上級生じゃなかったらボディブローを五、六発くれてやってる所だ。
「ちょ、やめてくださいって! もう、すみません……」
猿飛の手を必死で押さえながら、恐るおそる後ろを振り向く。
二人の少女も自分と同じように、色惚けオカマの軽口に辟易している事だろう。代わって詫びておこう。
振り返ってみた蘇芳麻姫と小日向ロロナの顔は、特に色を変えた様子もなかった。
「かまへんかまへん、私あれやから、男子にキョーミないから。ロロナちゃんがおれば満足や、なぁ?」
「でも先輩、【キューティクルJapanerin】とかいうアイドルの追っかけやってませんでした?」
「アホゥ! 絶対神とそんじょそこらの庶民を一緒にすな!」
「庶民って……」
血相を変えた蘇芳のツッコミに、西崎の繊細な心はダメージを受けた。小日向がハッとした様子ですかさずフォローを入れる。
「あぁっ、その……蘇芳先輩にとってのアイドルは、恋愛対象を通り越してもはや信仰の域ですから……えーと……お友達ならなっても良いよって事だと思います」
「せやな」
なんという高圧的態度なのでしょう。
「って、なんでやねんっ。私そこまで捻くれとらんわ!」
「おお……」
ノリツッコミだ……。西崎は、満足そうに笑んで見せる関西弁の少女にただ感動を覚えるばかりでなく、明るい人柄という部分に少しだけ安心した。
「袖振り合うも他生の縁って言いますし、今の間だけでも仲良くしてください」
小日向はつつましげに自分と蘇芳を売り込んだ。西崎は二人の少女と交わりを深められたことに、心の奥の方で喜んだ。……でも。
今の間だけ、かぁ……。
その言葉の裏の意味まで読んでしまった西崎は、心の浅い方で「とほほ」と言った。
「そういえば、一緒にいたオネエさんはどないしたん?」
「あ、それならここに……あれ、いない」
「探しに行きますか?」
「うぅん、あの人すぐどっか行っちゃうからな……待ってたら帰ってくると思うよ」
西崎は内心ラッキーと思いつつ、普段とすこし様子が違った猿飛に懸念を抱いてもいた。
猿飛は一人その場を離れていた。森の中。マツケンサンバⅡを奏でながら茂みの奥を進んでいる。倒木などで開けた空間に出た猿飛は、はた、と立ち止まる。大きく伸びをしながら、言った。
「今回はずいぶんと大掛かりね、暇なの?」
言い切ると同時に振り返って、飛んでくる何かをつかまえた。棒手裏剣である。ダーツのように投げて使う、暗器の一種だ。猿飛はそれを視認して口笛を鳴らす。
つぎの瞬間、今のと同じ明確な殺意を持った凶器が、森中の八方から打ち込まれた。猿飛は五、六本をはじき返して、跳躍する。木の枝にぶら下がりながら、さっきつかんだ棒手裏剣を真向いの木に放った。一瞬、空気がねじれ、そこから黒装束の人間が崩れ落ちながら姿を現した。
一人を倒したのを機に、同じ恰好の人間たちが続々と姿を見せ始めた。視界はその数で黒一色に染まり、猿飛の見渡す限りが殺気をこちらへ向けていた。
「みんな~! 今日はアタシに会いに来てくれてありがとー! 斬ちゃんうれピィ¬~! キャハッ☆」
その面々にすっがすがしい笑顔で手を振ったが、そのみんなは武器を構えながら一斉に襲い掛かってきた。猿飛はゆらりと立ったまま、
「やれやれ、ユーモアがないわねぇ」
そう言って、左正拳、右裏拳、上段回し蹴りを放ち、とりあえず三人を倒した。続いて迫る刃には、柳が風に吹かれるように動いただけでこれをかわす。それから一歩踏み込んで相手の鳩尾に掌底を撃った。地に沈んでいくそいつから短刀を奪い取ると逆手に持ち、丈夫そうな木を背後に置いて、たっ、と足元を蹴って跳んだ。
周囲にいた黒装束は空を仰いだ。猿飛は木の幹を蹴って、宙にふわりと跳んだ。己を取り囲む輩の頭上を飛び越え、着地するとその場を薙ぐように敵数人を斬り捨てた。黒い装束をまとった者達は猿飛から間合いを取り、再び周囲を固めた。
そのうち数人が両手を合わせて、印を結びだした。
「ちょ、それってまさか、マジ?」
その手の動きを見てぎょっとした。「あの術」にかかっては、どうしようもできない。
「影傀儡の術」
黒装束達が己の影法師を拳で突けば、その影は猿飛に向かってやにわに伸びだした。あの影を踏んでしまうと、身動きが封じられてしまうのだ。
猿飛は咄嗟に短刀を捨て、腰をパンッとたたいた。そして上着の裏から取り出したそれを、前方へばら撒きながら指を鳴らした。
「閃光花火の術!」
まき散らした物は、火薬をちいさく固めた丸薬だった。空中でそれらは発火し、光を放ちながら炸裂。近くの敵は爆発で吹っ飛び、影は光に照らされて消滅した。
しかし敵も手練れだ。目くらましも兼ねたこの術を逆に利用し、斬り込んでくる者は多数いた。ただ、体術を用いた接近戦で猿飛にかなう人間はいなかった。倒れた者は他のシノビが抱え、後方に運んだ。猿飛は一人戦う。
こいつらは、風魔の者か。よりにもよって一番厄介な連中が来やがって。影を操る魔術の流派は他にいない。
猿飛が倒した黒装束で足の踏み場がなくなった時、木の上から男の声がした。
「さすが宗家の当主候補となれば、一筋縄じゃいかないか」
見上げた先には黒装束をまとった見目麗しい青年が、半笑いを浮かべて立っていた。
「やあ、ごきげんよう」
「あんたが今回の首謀者ね。空間を捻じ曲げるなんて馬鹿げた術を使えるのは、風魔の一派だけだもの」
「そいつはどうも、お褒めに預かりまして」
青年は道化のような手振りで眼下の猿飛に一礼をくれる。
「あんたが一派の当主になったの、旋?」
「そうさ。風魔で一番強いシノビは俺だったからね。そしてシノビ一族の総領になるのも、この俺だ」
風魔旋という青年はおどけた様子で猿飛をずっと見下ろしている。猿飛は鼻で笑った。
「総領となろう者が、抜け忍一人を倒すためにシノビをこれだけ使うなんて、シノビ衆も落ちぶれたわね」
後ろ髪をぼりぼり搔きながら面倒くさそうに言った。
猿飛斬は、かつて日陰者だった。
彼の生まれは「シノビ衆」と呼ばれた一族の、元締めの家である。言ってしまえば、社会の裏で暗躍する隠密の輩だ。幼き頃から類稀なる黒闇の才を持っていた猿飛斬は、次代一族総領の候補として名実ともに筆頭の位置にいた。にもかかわらず、闇の世界から姿を消した。彼の異名、《昏き閃光》の伝説が世に轟いた十五歳の頃だった。
風魔は高らかに笑って答えた。
「何言ってるんだ。任務遂行のためには手段を選ばないのがシノビのやり方じゃないか。変わってしまったのは猿飛斬、そっちじゃないのかい?」
「あたしはシノビを辞めたの。もうそっちの世界に戻るのはまっぴらごめんよ」
「無理だね。この世界からは逃げられない。シノビの掟を知ってるだろう。家を抜けた者に、生かしておく理由はない。何度も来たはずだ、お前を消しに来る連中が」
「おかげで安穏と暮らせる期間が伸びたわ」
猿飛の言う期間とは、学園の生徒でいられる時間の事だ。自分の命を狙う者を、猿飛はいつだって校外にて返り討っていた。猿飛斬の度重なる脱走は、学生生活を守るためだったのである。
「アタシは今の日常が好きなの。もうほっといてくれない?」
「そんなお前の面倒を、俺は終わらせに来てやったのさ」
「つまり?」
冷めた口調で猿飛が聞くと、風魔は鋭い眼光を走らせ、言った。
「猿飛斬、お前を倒す」
「正直でよろしい」
猿飛は横に一歩ずれた。そこにいきなり火炎が猛り立った。風魔が放った「火遁の術」である。元来、敵から身を隠すために用いる防御技を、風魔は攻撃用に改変していた。
その辺の才能は、流石に血筋ね――猿飛は己の反射神経に感謝すると同時に、風魔が持つ魔術の技量を恐れた。
猿飛家は家名のごとく軽やかな体術を極めた者が営む流れであり、対して、幻術や呪術など「魔ノ術」を使うことに長じた家系が風魔である。どちら共に血統の祖は同じだが、両家は互いを軽蔑しあっていた。特に、分家筋にあたる風魔党にとって、時代遅れの体術と小細工のみでシノビ一族の宗家をつとめる猿飛の衆は、嫉みと憎悪の対象以外、何物でもなかった。
その風魔の家の新たな当主が、宗家の長男を倒しに来たのだ。「抜け忍狩り」という大義名分を掲げて。
燃え盛る炎のとなりで猿飛は、木の上の風魔の動きを見据えていたが、奴の体が届くのはそこだけとは限らなかった。
「猿飛先輩、うしろ!」
突然の声に反応して振り向きざまにガードを取る。影でできた真っ黒な爪による斬撃が足元から伸びてきた。猿飛はそれを払いのけ、異形の魔手に蹴りを入れる。黒い腕は反撃を受けて、煙のように霧散した。
気付かなければ、身を切り裂かれていただろう。
「チッ、見える奴がいたか」
舌打ちする風魔に睨みつけられたのは、西崎理央だった。その後ろで、蘇芳と小日向が木の陰にかくれて怯えている。西崎は喧噪や爆発音を頼りに、ルームメイトを追いかけて来てしまったのだ。
「西崎くん、ここは危険よ。逃げて!」
「そこにいる人って……魔物ですよね」
「はい?」
顔中に汗をたらしながら、西崎の目はやけに据わっていた。少年の言葉を聞いた風魔は激しく笑った。
「はっははは! 魔物か。たしかに、闇の世界に息衝く俺達はその類かもしれない。けどね、聞きな。そこにいるオカマ野郎も俺達と同じ、魔物だよ」
「ねぇちょっと一緒にしないでくれる? アタシはお花の蕾から生まれた妖精さんよ?」
猿飛は言いながら眉間にしわを刻んだ。なお後半の発言には誰も反応しなかった。風魔は木から跳んで軽やかに降り、猿飛ら四人の視界に自らがうつる位置に立った。
「この度は遠路はるばる来てくれて、感謝するよ。ここは我ら、風魔の里だ」
「風魔の里……俺達の催眠を解いたのはお前達か!」
「おもしろかったよ。学園からここへ来るまでに君達が見せた反応の一々は」
風魔は明らかに他人を見下した表情で、狡猾な笑みを浮かべた。興奮した西崎が声を張り上げようとして、猿飛に止められた。
「別にあんたらが何しようと構わないけどね、関係ないガキを巻き込むの止めてくれない? 面倒なんだけど」
「いいじゃないか。それに、暇潰しには丁度いい」
「随分と適当ね。仮にもあんたが狙ってる首は、最強と呼ばれた伝説のシノビよ?」
「その伝説が、敵の懐中でどこまで見せてくれるか、実に楽しみだよ」
「……ふーん」
猿飛の姿が消えた。再びその姿が見えた時には、風魔の背後に回り込み、飛び蹴りを繰り出していた。蹴りは敵の脾腹を捉えたかに見えたが、風魔はたちまち煙となり、実体を眩ませた。着地した猿飛は地を転がり、落ちている短刀を拾い上げて、頭上にかざした。
金属同士のぶつかり合う音。火花が散る。
空から降るように忍刀を猿飛に叩きつけてきた風魔。その背には、宵闇色の羽が生えている。
「あんた、そんなことも出来たの」
刃を滑らせつつ、身を翻すと風魔の腕に手をからめ、肘をそこに落とした。関節を外す技である。
「どこを見ているんだい?」
真横から風魔の声がした。猿飛の手が握っていたのは、木の枝だった。代わり身だ。すかさず木の枝を横に突き出したが、風魔はそれをつかみ取った。
「あのさ、俺を舐めてるの」
その声に、ふざけた気色はなかった。風魔の眼には怒りが表出していた。それもそのはずだ。
猿飛斬は、まったく本気を出していないのだから。
「隠密が皆あんたみたいに、何時でも何処でも派手な戦いをすると思ったら大間違いよ」
それは暗に、お前の戦い方は幼稚で未熟だと言っている。いよいよ風魔の憤怒は漲った。すべての構えを解き、猿飛と向かい合った。無表情である。
「夕刻、湖のほとりで」
そこでなら、お前も存分に戦えるだろう。そう言い残して風魔は影と一体となり、森の暗がりに消えた。倒れていた黒装束もまた、風魔の闇に飲まれて失せた。
「なーんで、私達が先輩んとこのお家騒動に巻き込まれなきゃアカンねん!」
「まぁまぁ蘇芳先輩……どうするつもりですか、西崎先輩は?」
「…………」
「あのぅ……」
「…………」
「にぃ~しぃ~ざぁ~きぃ~?」
「ぐぎゃっ!? 痛ってててて!」
「ロロナちゃんが折角話しかけてんのに、シカトっていい度胸してまんなぁ?」
「考え事をしてたんだよ! ……ったく、つねることないじゃん」
「何か文句が?」
「いえ、微塵もありません。……で、小日向さんはなんて言ったの?」
「さっき、猿飛先輩から聞きましたよね」
『……この戦いは、生き残る手段を常に考えていないと、一秒後の命の保証もないわ。巻き込んじゃってゴメンなちゃい。テヘペロリンチョ☆』
「あぁーッ、もうッ! あのオカマは何考えとんねん! てかそもそも、あいつ本人はどこ行きはったんや!? いっぺんしばいたろか!? ガルルルル……ッ」
「蘇芳さん落ち着いて! 猿飛先輩は今、奥の岩場にいるよ。精神統一がしたいんだって」
「せーしんとーいつぅ? あのオカマ、夕方にあるっていう決闘(?)に何でそこまで本気なん?」
「えぇっ!? 蘇芳さん、さっきそこで何を見てたの?」
「あぇ、なっ……何をって、そりゃあ……」
「蘇芳先輩、風魔って人が炎を出した時にびっくりして気絶しちゃったんです」
「あっ、ロロナちゃん、こらっ」
「マジかよ、あんた」
「…………あぁん! 私は華奢でか弱い女の子。むさい男同士の争いなんて怖くて見ていられないわぁ……」
「大丈夫ですよ、蘇芳先輩。私が付いていますから」
「うわぁん、ロロナちゃぁ~ん」
「ひっでぇ茶番だな、これ」
猿飛は、大岩を目の前にして気を高めていた。
無為自然の境地。世を支配する森羅万象と一体になる事こそが、シノビ一族宗家・猿飛秘伝の奥義であった。
岩肌に掌をあてがい、ゆっくり押しながら息を吐く。左腕の筋繊維が前に圧力を加えるごとに、硬い岩盤が、徐々にめり込んでゆく。猿飛の腕にほとんど力は入っていない。綿をつぶす感覚と同じである。
肘が隠れるまで岩を穿つと、猿飛は瞬時に左手を引いた。入れ替わりで、今度は拳を握った右腕が前に突き出す。爆音を鳴らして大岩は肩辺りまで貫かれ、表面にはおびただしい数の亀裂が走った。猿飛が飛び退くとその岩は細かくなって瓦解した。
柔の心と剛の技。それを生むのが体であり、司るのが器である。幼少期からシノビ一族の総領になるべくして育てられた猿飛は、誰より強くあらねばならなかった。闇の世界は獣の巣窟と変わらない。強い者が全てを束ね、弱い者から消されてゆく。そこに「情」など存在しない。
他人を欺く。道理を外す。何でもした。
偉人を討ち、市民を屠り、親しい人すら命を受けたら消しに行く。そんな日々を続けるうちに、猿飛はシノビでいるのに嫌気がさした。正義に目覚めたためではない。
飽きたのだ。
その頃になると猿飛を呼ぶ声は、裏で高まりを極めつつあった。周囲が過熱するほど本人の気持ちは急速に冷めた。隠密の教育には人格の洗脳も行われており、だから周囲にいる連中を見ても皆、己の生き方に何ら疑問を抱いていない。その点、猿飛にはその種の信念が生まれつき薄かった。天才肌ゆえの欠落だ。
猿飛は十五歳のとき、シノビの一族を抜け出した。代わりに求めたのは、日常であった。年相応の暮らしに憧れていた彼は一年をかけた放浪の末、一族の息もかからぬ辺境の地「フルール友和学園」に流れ着いた。まっさきに学園の最高責任者のもとに忍び込み、入学を直訴した。それは、あっさり認められた。特別科というものを強く勧められたが、猿飛が求めていたのは「日常」。普通科に一般生として入ることにした。
何もない普通の日常は、楽しかった。三年目。ついに自分をかぎつけてきたシノビの追手を校外に出て倒すと、「校則違反」として学園に居続けなければならなくなったときは神に感謝すらした。日常の延長である。
それを続けて十年が経った。ここにきて風魔家が動き出したところを見ると、いよいよ裏の奴らが本腰を入れ始めたらしい。虎視眈々と一族の乗っ取りを目論んでいた連中だ。今回の事件は、学園と隠密の共謀がうかがえる。ではどうやって、これを切り抜けようか。
猿飛には風魔に勝てる自信に翳りがあった。奴が術で背後から狙ってきた時、自分は気づくことができなかった。もし西崎があのとき声をかけてくれなかったら、今頃自分はこの世にいないだろう。風魔が最も得意とするのは、手を触れずに目標を仕留める暗殺だ。
それならば、こちらも不意を衝いて一気に倒すのが、生き残れる可能性が最もある選択肢である。シノビの決闘にルールなど存在しない。
さぁ、どうするべきかしら……。
【1】風魔旋に、真っ向勝負を挑む。
→⑤へ進む。
【2】風魔旋に、奇襲を仕掛ける。
→まだ進めません。