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こんな死神はいやだ

【実績:黄泉還りを獲得しました。それにより、スキル:自己再生を獲得しました】


 くっくっく……フハハハハハ……ハァーッハッハッハッハァー!!

 と三段笑いを派手にかましたところで…

 完・全・復・活!! イヤッホオオオオオオオウ!!


 ふう、それにしても、一時はどうなることかと。養分が足りるか足りないかのギリギリのとこだったからな。けど、何とか間に合った。

 最後に残ってた養分が2しかないんだもん、本当ギリだったわ。


 あ、そうそう、そういえば。下半身なんだけど、(笑)の群れに食われて、無惨な最後を遂げました。いやあ、惜しい大根を失った……

 ……っていうのは嘘。

 まあ食われたのは事実だけど、一応まだ頭部……頭部? いや、毎度ながらそれはどうでもいい。それが再生し続けてたから大丈夫だ、多分。


 よーし、じゃ、これからどうするか? もうすぐにでも出陣したいんだけど、まだ何かできることありそうだしな。

 例えば、武器作ったりとか、新スキルの検証したりとか、下半身の復活を待ったりとか。

 まあ、最初のは多分無理だと思うけど。でも、後2つはやった方がいいよな。スキル検証に関しては今までもやってきたし、下半身は、リスクはあるけど、思い通りに行けば戦力が倍増するしな。ハイリスクハイリターンって奴だ。



 それにしても武器かー。こんな体じゃ、肉弾戦なんて不利以外の何物でもないからな。うーん、欲しい。

 どっかに手頃な武器が落ちてたりしないかなー? まあ、無いよな。

 どんな世界でも、すぐ目当ての物が手に入るなんてうまい話があるわけ――ああ! あるじゃん、武器!!


 カマキリの鎌があるじゃん! 地魔法で付け根を貫けば行けるか? よーし……


『貫け』


 ズゴッ! …ボトッ。


 よし、オッケー! 鎌だけ落ちた! ちょっと大きいけど、使い始めれば慣れるか? ま、無理だったらその時はその時だ。

 よーし、この鎌を――装備! シャキーン! Foooooo!! あ、思いの外重くない。まあ金属じゃないからな。


【武具名:マンティスシックルを装備しました】

【実績:戦士を獲得しました。それにより、ステータスが上昇しました】


 お? なんか装備したとか言われたぞ? まあ実際そうなんだけど。それに実績までもらえちゃったよ。これは美味しい。

 へえ、装備までアナウンスされるのか。ステータスに反映されたりしてるのか? 後で確認してみよう。

 それにしても、マンティスシックルって何ぞ? 何故デスサイズにしな……ゲフンゲフン、普通にカマキリの鎌でいいじゃん。まあ、マンティスシックルの方が雰囲気があって良いけど。でも、厨二ネーミングならむしろデスサイズの方が……いや、何でもない。


 うん、鎌ねえ……気付いたんだけど、即死+鎌って死神の専売特許じゃねーか。まあ、イメージ通りだとするとフードが足りないけど。

 嫌だぞ、こんな死神。ちょっと想像してみよう。誰かが死んで、そこに死神もとい僕が


「私は死神だ。お前の命を貰いに来た」


 とか登場したとするよ。

 考えられる反応――


「えっ、何これ……? 大根……?」

「嘘つけ、お前みたいなのが死神な訳ねーだろ」

「せめてフード被れよ……」

「どうやって動いてんだ、これ? どっかから遠隔操作でもしてんのかな?」

「予想外デース」

「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」

「おお! 口きく大根だ! 家宝にすっべー!」


 ――その他諸々。

 うん、これはひどい。

 ってか、後半なんだこれ。想像が斜め上、それも89°くらいにまでなってんじゃねーか。いくら頭の中といえどふざけ過ぎだ。


 まあ、そんなどうでもいいことはおいといて。性能を確かめないと。このデスサイ……いや、これはもういい。鎌の性能を。

 カマキリが攻撃してたのを見た限りだと、結構切れ味はいいと思うんだよな。まあ、僕とあいつらだと基礎スペの違いがあるから、それだけだと信用はできないけど。


 まあ、案ずるより産むが秋元さんって言うしな。まず獲物を探そう。適当に歩いてれば見つかるだろ。





 なーんて思ってた時期が僕にもありました。

 全然見つからないんだが。おい、どういうことだ。

 あいつら、無防備な時は食いに来るのに、試し斬りされるかもしれないとなると逃げるとか、余計な知恵持ちやがって。(笑)なんだから、とことん馬鹿でいろっての。



 ふう、もう結構歩いたぞ…? いい加減出てこいってんだよ―――お、いた! 蜂か、よし。

 お前の魂、もらったぁ!! なんちゃって! って、うおおっ! 避けられた! おっとっと、やっぱデカい物を大振りするとバランス崩すなあ。ところでおっとっとかー、スナック菓子のあの味が思い出される今日この頃。


 畜生、やっぱ速いなあ、こいつ。ていうかもうがっつり威嚇されてるじゃん、やっべ。


 Q こんな時はどうすればいい? A ゴリ押し一択!


 うん、衝撃の新事実。僕はなんと脳筋だった! マジかよ、微妙にショック。クソ、腹いせにぶった斬ってやらあ。

 はい、脳筋発言入りましたー。無自覚って怖くね?


 まあ毎度のことながらそんなこたあどうでもいい。今はあいつを斬ることに専念だ。よーし、集中集中。先読み先読み。

 ……

 …………

 ………………


 キーッ、先読みなんて器用な真似は脳筋には無理だ! もっと良い方法は無いのか!?

 頑張れ、自分! 方法を考えつけば脳筋脱却だ! 考えろ!

 うーん…………


 ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポク……


 チーン!


 よし! 2つひらめいた!


 作戦その1、乱撃でゴリ押す!

 うん、今までと何も変わらないね! 脳筋は却下!


 作戦その2、絶叫をできるだけ小さくして麻痺を当てる!

 よし、絶叫がどこまで絶叫に判定されるのか知らんが、これでいこう。


 まずは小さい声で試すか。よーし、


「ァあ゛ァぁぁ゛アァぁ゛……」


 ……うん、ちょっと小さすぎたわ。こんなん絶叫とは言えないよな。それに、ほら、蜂もピンピンしてるし。

 ……うん? 待てよ? 蜂の毒って、神経毒だったっけか? もしそうなら、麻痺に耐性がある可能性もあるな……。よし、そうだったら困るし、混乱に変えよう。


 ってことで、リトラ――のわっ! 危ねえ! ……ふう、ビビったー。まあそうだよな。あっちも攻撃できるんだから、油断しちゃ駄目だわ。

 じゃあ気を取り直してリトライだ。今度は結構大きくするかな。すぅぅ、


「アアあ゛あアあアああアあ゛アあああ゛ア゛!!!」


【スキル:絶叫のレベルが1から2に上昇しました】


 ……アナウンスがあったってことは………おお、かかったかかった! ほー、カラオケで歌うより微妙に小さいくらいの声でやったんだけど、これでいいのか。

 よしっ。………………あれ、本題は何だっけ?


 ああ、そうだ、試し斬りだった! 早くしないと覚める! よし……そおぉぉぉぉい!!


 ズバッ!


【8の経験値を獲得しました】

【スキル:斬撃を獲得しました】


 よし、斬れた! ん、でも、ちょっとおかしいな? カマキリの野郎はもっと、何というか、スッパリ斬ってたと思うんだよなー。もしかして、この「斬撃」ってスキルか?

 確かにあいつはずっと鎌使ってんだから、上がらないはずがない。多分このスキルが斬れ味良くしてんだろうな。

 となると、このスキルを重点的に育ててった方がいいな。あー、面倒だ。


 ……うん? 待てよ? ――ちょっとそこらの草を刈ってみよう。よっこい、せっ! っと。


 ……何も無いな。流石に草刈りだけじゃレベルは上がらんかー。まあそうだよな。こんなんで上がったらパワーバランスおかしくなるわ。


 じゃ、武器も手に入ったところで、スキルの検証でもしようかな。

気付いた方もいるかもしれませんが、主人公の魔法の表記を変えました。

読みにくいかと思い変更しました。決して面倒だっていう理由ではないです。断じて無いです。絶対に無いです。

なお、今までのは「本当はこう言ってる」という意味で、このままにしておきます。


あ、鎌の攻撃力は40くらいです。ここに斬撃のスキルが加わると強くなります。

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