草に転生とか草も生えない
こっから本編始まります。
………ん………ここはどこだ?何も見えない……ってあれ?僕車にはねれられて死んだんじゃなかったっけ?あれ? あ、もしかしてここ死後の世界? ――いや、もっとポジティブに考えよう。
……あ! もしかして誰かが救急車呼んでくれて助かったとか? それならいいな――って、ちょっと待て。手足の感覚が無いぞ……って、手足どころかどこの感覚も無いんだが!? どういうこと!? まさか植物状態? うわーー、最悪だわーー……一生このままとか無いよな? ま、まあ、無いと信じよう。それに、さっき却下したあの世説もまだ捨てきれないしなー。マジで僕どうなった訳? 何がどうした?
そして色々と考えること本人の体感時間で10分――
もしかしたら異世界転生とかあり得るかもな(笑)。よし、ステータス!
すると、頭の中に表示が浮かび上がった。
……え? 何、今の? 幻? ま、幻だよな?そうだ、幻だ、今のは幻だ。
ま、まあ、念のため、ステータス。
…どう見ても異世界転生です。本当にありがとうございました。
浮かび上がった表示とは、このような表示であった。
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名前:無し 種族:アミルズ草 系統:植物系
Lv.1 体力:3/3 魔力:0/0
攻撃:0 魔攻:0
守備:2 魔守:2
速度:0 養分:14
状態:通常
スキル:無し
実績:無し
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うん。ツッコミどころが多すぎて困る。
マジで僕は転生したのか!? え、そんな事あるの? そんなファンタジーな事が?
ってかそれにしてもスキルとかのある世界って、前々から思ってたんだけど科学的におかしくね!?
魔法とかどっから出てるわけよ? 訳がわからないよ! もう僕の頭はショート寸前だわ……
まあ百歩譲ってそれを受け入れるとして、問題は僕の種族名だ。アミルズ草。そう、アミルズ「草」。
・・・・・・・・・・
はぁ?
草とかフザけんじゃねぇよ畜生!!
ろくに動けもしねーじゃねーかおい!?
ってかステータスからしてド平凡な草なんだが!? どうしてこうなった!?
転生させたのは誰だ? 神か!? そんなら出てこい! ギッタンギッタンのケチョンケチョンのフルボッコの――
長くなるため割愛するが、それからおよそ7分後――
……はあ。もうなっちまったものは仕方ないか…。
観念して色々調べてくか……はあ…ため息が止まらないわ全く………
うん、自分で読んでみてもこれはひどい。
まあ、気紛れ程度の無計画な物語なので、これくらいが妥当なんでしょうか・・・。
読者の皆様(とは言ってもほとんどいないと思いますが)、こんな駄作を作ってしまい申し訳ありませんでした。