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こわれやすいもの。

作者: 春

「           」


その言葉をあなたが口にし、私がその言葉を聞く。

その度に、私の心から黒くどろりとした感情が生まれる。

そして、口から棘となって出ていく。



どうでもいい。

興味ない。

知らない。


この言葉は私があの人から逃げるための、自分が傷つかないための言葉。


あなたが嫌う言葉を言わない、

いい子、になりたかった。

いい子、になりたい。

いい子、でありたい。


気づいて。

子どもは、玩具(オモチャ)じゃない。

子どもは、ゲームじゃない。

子どもは、自分の意思を持つ。自分で考える。

全てが、思い通りに動くお人形じゃない。


いい子で、言うことを聞いて、真面目で、かわいくて、常識があって、思い通りの子どもが欲しいなら余所でやって。

私はもう無理です。限界です。

もう言わないで、そんな言葉。


言う通りには生きていけないよ。


いい人生を歩めるように。

まともな人になる様に。

そんな願い、ありがたい。でも、なんでもかんでも言うことを聞いているだけが、全てじゃない。


上から、自分の理想を押し付けるのはやめて。

殻に閉じこもって、話をしない、言葉にして言いたくない。

言うのが怖いだけなの、怖いの。

ねぇ、お願い気づいて。

自分の言葉がどれだけ影響があるのか気づいて。

お願い、気づいて。

私がやっと発した言葉の意味を。


お願い、気づいて。

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― 新着の感想 ―
[一言] とにかく同感、共感したとしか言えません。 ありがとうございます。
[良い点]  大切なことだと思います。  私個人としての勝手な意見ですが、消さないでいただきたいです。それだけ多くの人に見てほしいと思うからです。 [一言]  私も同じ気持ちで作品を書いたことがあり…
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