こわれやすいもの。
「 」
その言葉をあなたが口にし、私がその言葉を聞く。
その度に、私の心から黒くどろりとした感情が生まれる。
そして、口から棘となって出ていく。
どうでもいい。
興味ない。
知らない。
この言葉は私があの人から逃げるための、自分が傷つかないための言葉。
あなたが嫌う言葉を言わない、
いい子、になりたかった。
いい子、になりたい。
いい子、でありたい。
気づいて。
子どもは、玩具じゃない。
子どもは、ゲームじゃない。
子どもは、自分の意思を持つ。自分で考える。
全てが、思い通りに動くお人形じゃない。
いい子で、言うことを聞いて、真面目で、かわいくて、常識があって、思い通りの子どもが欲しいなら余所でやって。
私はもう無理です。限界です。
もう言わないで、そんな言葉。
言う通りには生きていけないよ。
いい人生を歩めるように。
まともな人になる様に。
そんな願い、ありがたい。でも、なんでもかんでも言うことを聞いているだけが、全てじゃない。
上から、自分の理想を押し付けるのはやめて。
殻に閉じこもって、話をしない、言葉にして言いたくない。
言うのが怖いだけなの、怖いの。
ねぇ、お願い気づいて。
自分の言葉がどれだけ影響があるのか気づいて。
お願い、気づいて。
私がやっと発した言葉の意味を。
お願い、気づいて。