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無能姫はショボいバリアで無双する。  作者: だんち。
エピソード1 元姫、森でイケオジと出会う。
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お友達を紹介

二人の鋭い視線を受けて居たたまれなくなったルクソニアは、体を横にずらして平行移動し、二人を見渡して話せる位置に来ると立ち止まった。

「えっと……その、ヨドのことよ?」

上目使いで二人の様子をうかがうルクソニア。

「ヨドさんのこと……?」

泣きぼくろが印象的なメイドの眉がピクリと反応する。

「ええ、そうよ、アン。

私の大切なお友だちの事を、エドガーにちゃんと紹介しないといけないの」

それを聞き、エドガーも眉を潜めた。

「お友だち……?

確か青の陣営の使者とか言ってた人じゃなかったっすか、その人。

お友だちってどういうことっすか?

お嬢様は今まで、外の人間とはほぼ接触がない生活をして来たはずっす。

お友だち(・・・・)が作れる環境ではないはずっすけど……」

「お嬢様が言うには、森の中で出会って、お友だちになったそうですが……」

「青の王子の使者ってことは大人っすよね? うまいこと丸め込まれてないっすか? それ。

顔がイケメンでつい、とか……」

泣きぼくろが印象的なメイドとルクソニアは、目を泳がせた。

「案の定、イケメンか! くそう、分かりやすい反応、ありがとうっす!」

特にイケメンでもないチビの分類にはいるエドガーは全力で悔しがった。

それを見たルクソニアは慌ててフォローに入る。

「あのね、エドガー。ヨドはおじさんだけど、とても綺麗な髪と目をしているのよ。頭もよくてなんでも知っているから、きっとエドガーとも仲良くなれるわ」

「イケメンなんすよね、だから庇うんすよね。お嬢様、今から男を見た目で判断する癖をつけたら大変っすよ、後々。

アンさんみたいに行き遅れてしまうことになるっすから、今すぐその基準は無くすべきっすよ!」

キリリとした顔で諭すエドガーに、泣きぼくろが印象的なメイドは笑顔で言った。

「もうひと蹴り、いっとく?」

それを聞いてエドガーは手を壁にして叫んだ。

「いや、もうお腹一杯なんで遠慮するっす!」

その瞬間、転移ゲートが光り、ブウンと音をたててヨドが現れた。

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