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真実
「旦那様とお嬢様は血が繋がっていない親子です。私はお嬢様の本当の父親に頼まれて、お嬢様を旦那様のもとにお連れし、養子として迎え入れるよう契約を結びました。
そして私はその後、お嬢様の身の安全を確保するためにメイドとしてお側にお仕えし、その対価としてお嬢様の実父からも金銭を受け取っているのです。
あなたの言うやましいことなど一切ございませんわ。
魔力研究にかこつけて、秘密裏に人体実験をしている誰かさんとは違いましてよ?」
泣きぼくろが印象的なメイドは、感情が読めない笑顔を顔に浮かべ、エドガーに反論した。
しかしエドガーも負けじと返す。
「お嬢様の魔力を増やす為には致し方ないことなんすよ、それは。
魔力の上限が生まれつき決まっている以上、魔力量を後天的に増やすことは不可能っす。なんで、逆転の発想で外部から補給して魔力切れをなくす方に研究内容をシフトチェンジしたんすよ。
食用魔獣はその一端。
ちゃんとハイドさんらで安全確認をしてからお嬢様に魔獣を食べさせてるんすから、文句を言われる筋合いはないっすよ? 俺」




