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他言無用
「後で後悔しても知りませんから。
私、ちゃんと忠告致しましたからね」
深いため息と共に、泣きぼくろが印象的なメイドが念を押す。
「それはお互い様っすよ。
俺だって後で旦那様に怒られること前提で、トップシークレットな話をこれからするつもりっす。それがどういう意味か、わかるっすよね?」
泣きぼくろが印象的なメイドが静かに頷いた。
「これから話すことは、お互い、他言無用でおこなう、ということですわね」
エドガーはにっこり笑ってこう言った。
「さすがアンさん。話が早くて助かるっす」




