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塩
「ええ!?
それって誘拐ってことですよね!?」
泣きぼくろが印象的なメイドの言葉を遮るように、お団子頭のメイドが驚きの声を上げる。
「マジかよ……!
どーすんだよ、エドガー先生……!」
それに続き、真剣な表情でエドガーを見る、筋肉もりもりな庭師。
「そうですよぉ、どーするんですかぁ!
どーしたらいいんですか~!!
エドガー先生ぇ~!!」
お団子頭のメイドがパニックになり、瞳を潤ませてエドガーに駆け寄ると肩を掴んで前後に激しく揺すった。
「そうだよエドガー先生!
俺らはどうすりゃいい!?
指示をくれ!!」
目頭を熱くさせながら、エドガーに熱意をぶつける筋肉もりもりな庭師。
エドガーはされるがままに揺さぶられながら、眼鏡が落ちないように中指で眼鏡のフレームを固定しつつ確信を持った声で言った。
「そっすねぇええ、だったらまずはアア、
厨房から塩ぉおお、持ってきてェ貰いましょうかああああ~」
「塩! 塩だな!」




