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無能姫はショボいバリアで無双する。  作者: だんち。
エピソード1 元姫、森でイケオジと出会う。
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はじめてのお友達

「ーーお嬢様。

今から何点か、確認してもよろしいでしょうか」

泣きぼくろが印象的なメイドは、緊張した空気を放ちながら言った。彼女の変化に気づいたルクソニアが、眉毛をハの字にしてポツリとつぶやく。

「アン、とってもこわいお顔をしているわ。

……わたし、怒られちゃうの?」

おずおずと窺うように、泣きぼくろが印象的なメイドの顔をみるルクソニア。

泣きぼくろが印象的なメイドは、穏やかな微笑みを浮かべて聞いた。

「私に怒られるようなことを、お嬢様は何かなさったんですか?」

ルクソニアの顔から、汗がぶわっと吹き出した。

笑顔の圧力に耐えかねたルクソニアは、背後に控えていたヨドへと、助けを求める様に視線を送る。それに気づいたヨドは、困ったような微笑みをルクソニアに向けた。

「お嬢様、どうしてヨド様の方を見るんですか? 今、お話をしているのは私ですよね。

きちんと顔をみて、お話をしませんか?」

泣きぼくろが印象的なメイドの、笑顔の圧力が増した。それに比例して、ルクソニアの汗の量も増える。ルクソニアは、恐る恐る泣きぼくろが印象的なメイドの方へと向き直った。青ざめた顔で視線を落とし、ぎゅっと目をつぶる。

これは、ルクソニアが|叱られると確信した時に《・・・・・・・・・・・》見せる仕草だ。

その様子を見て、泣きぼくろが印象的なメイドはなんとなく状況を把握した。

仮定を確信に変えるべく、極めて穏やかな声色でルクソニアに質問をする。

「お嬢様。

ヨド様とはどこでお知り合いになられたのか、私に教えていただけませんか?」

穏やかに微笑む、泣きぼくろが印象的なメイド。

ルクソニアは上目使いで泣きぼくろが印象的なメイドをみると、小さな声でそれに答えた。

「……怒らないって約束してくれる?」

潤んだ瞳で、泣きぼくろが印象的なメイドの瞳をみつめるルクソニア。

穏やかな微笑みを浮かべ、泣きぼくろが印象的なメイドが確信を持って言った。

「ーー私に怒られるようなことを、お嬢様はなさったんですね?」

ルクソニアは左右に視線を泳がせたあと、再び背後に控えているヨドへと、救いを求めて視線を送った。ルクソニアの視線に気づいたヨドは、静かに首を左右に振る。

それをみたルクソニアはしゅんと肩を落とし、泣きぼくろが印象的なメイドの方へと向き直ると、ポツリと小さな声で言った。

「わたし……森の外へ行きたかったの、ひとりで。

ヨドとは森の中で出会って、お友だちになったのよ」


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