表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能姫はショボいバリアで無双する。  作者: だんち。
エピソード1 元姫、森でイケオジと出会う。
3/88

森の中

一方その頃、森の中では。山歩きに不相応なドレス姿の幼い少女が、革靴で砂利道を歩いていた。

彼女の名はルクソニア。

丘の上にある古城に住む貴族の娘であり、騒動を巻き起こしている張本人である。

「ふうー! ぜんっぜん、越えられないわ……!」

少女は額に浮かんだ汗を手で拭いつつ、延々と続く山道に嫌けがさしていた。

城を出て、かれこれ2時間は歩いている。

しかし景色が全然変わらない。

見渡す限りどこまでも続く、森。

延々と、森。

歩けど歩けど、森。

もう森しかない。

(なんとなく勢いでここまで来ちゃったけど、なんかもうしんどい……)

歩き疲れたルクソニアは、その場でへなへなと座り込んだ。

木漏れ日のなか、一陣の風が吹き抜け、ルクソニアの頬をかすめる。

木々が揺れる音、鳥のさえずり、なにかの動物の足音。

目を閉じれば、様々な音がルクソニアの耳に入ってくる。それは城の中では聞けない音だった。

(そうだわ。わたし、森の先へ行きたかったんだわ)

決意を新たに、ルクソニアは静かに目を開いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ