表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/11

第六話《出立》

週末ってやっぱいいよなぁ



「どーするかなぁ」



マリアとの記憶の相違そして俺の記憶の消失の謎を解くために動き出したのはいいけれど何をどうしていいかまったくわからん。普通記憶なんて消されないからなぁ。てなわけで



「マリア。これからどーしたらいいと思う?」



俺はマリアに潔く助けを求めた。



「呆れた。さっきあれだけ啖呵切っといてなんなのよ?」

「うるせぇな。こんな状況になるとは思ってもなかったんだよ」

「確かにそうね。それなら・・・」



うーんと、と言って考えるマリア。なんやかんやいって助けてくれるあたり良いやつなのかもしれない。俺的には最初の印象が強すぎてそうは思いたくないけどな。なんだよあの「あら、名前を聞くなら先に自分から名乗るのが常識じゃない?」って。今思い出しても腹立つなぁ。なんて考えてたら



「王都に行って冒険者登録するのはどうかしら?」



とマリアが提案してきた。



「冒険者登録?する予定ではあったけどなんでまた?」

「いい?冒険者ギルドには各地の冒険者が集めた情報があるの。冒険者になることでその情報をある程度知ることが出来るの」

「へぇ。てことは冒険者ギルドは世界一の情報屋でもあるのか」

「そういうこと。じゃあ行きましょうか?」

「おう。王都に向かうとーーー」



「GLUUUUUUUUUUAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!」



・・・どうして行こうとした矢先に面倒ごとの匂いがしてくるんですかね。やめてマリアさん・・・そんな残念な生物を見る目で俺を見ないで、・・・。



「・・・行ってみるか」

「・・・そうね」



俺たちは渋々声のした方に行ってみることにした。そこで繰り広げられていたのはなんとも異様な光景だった。

そこにいたのは少し小柄な女の子とそれを襲う「魔獣ーグランドベア」の図なはずなのにその周りには闇が立ち込めていた。



「いやぁぁぁぁ!!!!!こないでぇぇぇぇ!!!!!!!!」



少女が叫ぶと地面から生えてきた漆黒の腕にグランドベアが捕まり地面に引きずり込まれていった。



「なんだこれ・・・」

「闇属性初級魔法《混乱領域(デロア)》と闇属性上級魔法《暗黒禁断束縛手(デストアローム)》ね」

「知っているのか?」

「一応は。でも強すぎる・・・もしかしたら」



そうマリアが呟くと俺らがいた木の陰からまだ地面に座り込んでいる少女のもとにマリアが歩いていき



「少しいいかしら」



と声を描けた。



なんかデジャヴだなぁおい

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ