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第三話《異変》

おはよーです

「禁忌魔法の使い手?なんだそれ?」



んなもん聞いたこともねぇよ。つかそれだったらなんなんだよ。俺には関係ないだろ?



「本当に?」



なんかすっごい疑った目線でマリアだっけ?が質問してくるんですが・・・。この場合はどうしたらいいですかね?俺は早く王都に行きたいんですが。



「・・・まあいいわ。なら私たちがどういう存在か教えてあげる。」

「いやぁ・・・教えてもらわなくてもいいです。王都に向かわなきゃいけないんで・・・?」



今この子「私たち」って言ったか?それだとまるで話の流れ的にマリアも禁忌魔法の使い手とやらということか?もうわけがわからん。



「いい?私たち禁忌魔法の使い手とはねーーーーー」



そうマリアが話し始めた瞬間


ドガアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!


と凄まじい音が響いてある地点から激しい炎が立ち上がった。



「なんだっ!?」

「炎が・・・」



俺が叫びマリアが呆然と声をこぼした。しかし炎が上がっている場所は・・・



「俺の村じゃねぇか!!!」



俺は激しい焦燥に駆られた。確かに俺はあの村を追放された。憎いと言えば当たり前である。しかし眼を閉じれば優しく微笑む母と豪快に笑う父の姿が簡単に思い出せる。だから俺がとった行動は・・・



「汎用魔法《身体強化(イデスト)》!」



全力で向かう。それだけだった。



「あ、ちょっ・・・」



マリアがなんか言ってたが気にしてられない。俺は強化された脚力で地を蹴り村へ向かった。そこで見た光景は



「あ、」



村が一片も残さず消し去られた光景だった。燃えている部分があるとかではない。全て消し去られたのだ。



「うそ・・・だろ・・・?」



俺は言葉を発することが出来なかった。マリアも追いついてきたのだろう声をこぼすのが聞こえた。誰がやったのかと周囲えお見渡すと上空に二人の男が浮かんでいた。片方は夜の闇を凝縮したようなコートを着る男と全身に炎を纏った男だ。俺は一目でこいつらがやったのだと確信することが出来た。



「お前らがこれをやったのかっっっっっ!!!!!!!」



俺があらん限りの大声で叫んだ瞬間。炎の男がいたところに漆黒の太陽が浮かんでいた。その太陽が妖しく煌めいたかと思うと



「なんだ・・・?」



気が遠くなっていった。薄れゆく意識の中でフロムは考えた。



≪あぁ、俺は故郷を完全に失ったのか・・・≫



この思考を最後に俺たちはは完全に意識を失った。

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