セリフ22:「なんで」
引き続きお読みいただき、誠にありがとうございます。
主人公・早瀬弘美はある日夫の声が大好きな声優赤山秋の声で再生できることに気づく。さらに最近では、好きなときに、好きな声が、好きなシチュエーションで聴こえ、BGMまで流せたりと、弘美は試行錯誤の中で色んなことができるようになってきた。
その能力を使って、疲れた日常をときに荒ぶりときに癒されながら乗り越えていく物語ーー
それでは、つづきをどうぞ!
月曜日、幼稚園に弘美は息子たちを迎えにきていた。先にすみれ組に寄り健人と手を繋ぎながらひまわり組に優太を迎えにいく。
優太はティッシュを噛んでいた。
5枚くらい噛んでいるのだろうか、口からあふれ出るそのティッシュを見て弘美は狼狽える。
え、ゆうた、どうしたの?
弘美がしゃがみ、優太の顔を見ながら手を握って聞くと、優太の瞳が涙でうるうると揺れた。
リエ先生が事情を説明してくれる。
ゆうくん今日お給食のとき歯が抜けちゃって。
抜けた歯はお帳面に入れてあります。
えぇ!?ゆうたおめでとう!!ママに見せて!
優太はティッシュを噛んだまま首を振る。
え、うれしいことだよ?
と言うと
うれしくない!!!
と口をもごもごさせながら優太は弘美を叩き泣いた。
弘美は優太の手の届かないところまで避ける。
あ、そうだよね、いきなり抜けてびっくりしちゃったよね。
優太は弘美を追いかけながら叩いてくる。
健人も追いかけてくる。
先生ありがとうございました〜!
と追いかけっこのようになりながら、正門前まで誘導する。
はい!捕まえたっ!
弘美は優太と健人を両腕で抱きしめる。
左手は健人、右手は優太と手を繋ぎながら指をうまく使い門を開ける。
息子二人を車に乗せ、弘美も運転席に座る。
今日は優太の好きなおうた聞こっか!
と、優太が好きなアニメの曲を流す。
(〜〜♪)
健人が歌い出し、うまい?と聞いてくる。
健人の歌を聴くのが好きな弘美はにっこり笑ってじょうず〜!もっと歌って!と笑う。
バックミラー越しにチラリと優太を見ると沈んだ顔でティッシュを噛み締めていた。
ただいま〜!
ただいまー!
弘美と健人の声はするが、優太の声はない。
てーあらってうがいしてねー!
弘美が促す。健人は洗面化粧台に貼ってある手順書を見ながら手を洗う。
うがいはいや!
と言う健人に、先に手洗いうがいを済ませた弘美がキッチンからりんごを取り出す。
うがいした子はりんごたべられまーす♪
と弾んだ声で弘美が登場し、両手に持ったりんごのうち一つを直接健人に見せると、健人はすぐにうがいをした。
優太は玄関で立ち止まったままだ。
弘美はしゃがんで話しかける。
ゆうた、りんごたべよ?
弘美は優太にりんごを渡すが、優太は首を振り玄関から動こうとしない。
うがいし終わった健人に促され、キッチンでりんごを切る。
弘美は刃物、特に先の尖ったものが苦手なため、りんごを切るときも一般的な三徳包丁や果物ナイフではなく、菜切り包丁を使う。
健人と優太は薄切りのりんごが好きだ。息子たちにおいしく食べてもらうため、シャクシャクというりんごを切る小気味いい音がキッチンに響く。
けんと〜できたよー!
弘美はテーブルでお行儀よく待てていた健人の頭を撫で、りんごを渡す。
もぐもぐしてたべてね。
両手をグーパーし、口をもぐもぐ動かして、目で見て分かるように伝える。
健人がりんごを食べ始め、弘美は玄関へ向かう。
優太はまだ玄関で立っていた。弘美を見る目には涙が溜まっている。
おいで。
と弘美は眉尻を下げ手を広げると、不安に押しつぶされそうな優太は弘美の胸に飛び込んだ。
弘美は優太を抱きしめ背中をさすりながら思う。
優太の歯が抜けるのは初めてだから怖かったんだろうな。血が出たから先生にティッシュ噛ませてもらって、そこから3時間くらい経ってるか、ティッシュ噛んでないと不安なんだな。
弘美は優太に無理をさせないようにした。弘美はいつも心の中に待機させている言葉を前面に出す。気持ちが不安定なときは、より強く、ベストではなくベターを心がける。こういう日は生き抜けられればそれでいい。
手洗いもうがいも本当はした方がいいが、ウェットティッシュを使い、手を拭う。うがいは、なし。
弘美はティッシュの枚数を少しずつ減らしていこうと考える。今が5枚だとすると次は4枚。減っているのに気づかないよう減らす。
ゆーた、くちあーんして。
弘美は自分の口を開けながら優太に伝える。
優太は首を横に振る。
そうだよね、今ティッシュが心の拠り所だもんね、なくなると思うと怖いよね。と弘美は心の中で思い次の作戦を練る。
弘美は手にティッシュを4枚掴み優太に見せたあと、口元に当てる。歯が抜けた歯茎はどうなってるか確認したかったが、ベストよりベターを目指す。ティッシュを口元に当て新しいティッシュとすぐに交換できるよと示し、再度声をかける。
はい、ゆーた、あーん。
すると優太はすぐ変えられるという確信を得たのか口を開けた。弘美と優太は素早くティッシュの入れ替えをする。弘美は優太に指ごと噛まれそうになったが、ティッシュでうまくガードし防いだ。
弘美は優太が噛んでいたティッシュを見る。
血はついていない。
そうだよね、と思う。
歯が抜けたのは給食を食べていた11時30分頃。今はもうすぐ15時を過ぎたところだ。
3時間も経てば血は止まっている。血を止めるためのティッシュじゃなくて、抜けた歯を感じさせないようにするティッシュなんだな、と思う。
歯が抜けたときに最初に入れたのがティッシュだったから、歯が抜けてる間はずっとティッシュを噛むものだと思っているかもしれない。
弘美はとりあえず優太をリビングまで誘導する。
優太はその日、りんごも、夕飯も食べなかった。
お風呂も入らなかった。ベストよりベター。弘美は心の中で繰り返す。
周りにとっては歯が抜けただけ。でも本人にとってはどれだけ怖いことだったんだろうかと、弘美は優太にずっと噛まれているティッシュを見て思う。ティッシュは2枚に減っている。ぎゅっと強い力で噛み締められ、唾液をたっぷり含んでいるのに絞られた雑巾みたいに痛々しい。
おやつもご飯もお風呂も今日はお休み。しかし、こんな時でも水分は取ってほしかった。そして毎日飲んでいる薬も。
弘美はコップにストローをさして優太の前に持っていく。優太は口を抑え全力で拒否する。
はがいたいから〜
と必死に嫌がりながらも、もごもごと理由を伝えてくれる優太を褒めながら、弘美は交渉する。
動画見れるからお茶飲もう。
弘美はすかさずスマホを優太に見せる。
優太がスマホで好きな動画を選んでいるときは口を噛み締める力が緩まった。
ティッシュと固く閉ざされた歯の壁を抜け、ストローの先が口腔内へ入る。
優太は口を抑えストローの侵入を拒む。
弘美はどの動画がいいー?とストローに注意が向かないよう誘導する。
好きな動画を見つけて優太の顔が綻ぶ。アニメの公式サイトが公開している、映画の予告編だ。
優太はこの予告編が好きですでに何度も繰り返し見ている。
ストローが口の中に入るのは許してもらえたが、ここから吸ってもらわないと水分は摂取できない。
弘美はストローを口に咥えられたことを褒め動画を一緒に楽しむ。
もっと見たーい!
と優太と残念がり、お茶飲むならもう一回見られるよ、と再度交渉する。
二度頷く優太。
それを受け動画を再生し始めるが一向にストローの中のお茶は上がっていく気配がない。
飲まないと見られなくなっちゃうよ。
と弘美は伝える。
しかし優太は飲まない。
ここで動画を一旦止める。
優太は不満顔だ。
弘美も不満顔で言う。
続き見たいよ〜!ねー、ゆーた。ママもっと見たかった!一緒に続き見よ〜?はい、お茶飲んで♪
優太は不満顔だが、弘美と一緒に続きを見たい気持ちが勝った。
ストローの中のお茶が上昇し始めた。
優太が吸っているということだ。
弘美は見逃さず声をかける。
そう!優太上手!
すぐに動画を再生する。
飲むと見られるからね〜と一言添える。
動画を見ている間もストローの中のお茶は一進一退を繰り返す。
ゆうた〜のんで〜動画消えちゃうよ〜
弘美は助けて〜とでもいうような情けない声を出す。すると優太はグッと吸う力を強め、ついにお茶が優太の体内に入った。
ゆうたー!やったー!!
弘美は優太を盛り上げる。
優太は久しぶりのお茶が美味しかったのか、そのままお茶を飲み出した。
最初の一歩が難しいんだよね。と弘美は思う。
よくがんばったね!
と優太を褒め、一緒に動画を楽しむ。
そしてもう一人、りんごを食べ終わった後、お絵描きをしてじっと静かに待っていてくれた健人にも弘美はお礼を言い、たっぷりと頭を撫でる。
今優太は歯が抜けちゃって不安定になってるから優しくしてあげようね。健人は優しくできてるね。ありがとう。
と小さな声で健人に伝え、頬を擦り寄せ健人を抱きしめた。
本当は薬も飲ませたいところだが、弘美は今日は難しいと判断した。
試してみたが、薬を飲むにはどうしてもティッシュを取らねばならなかった。
ティッシュを取ることは夜道に一人取り残されるような不安があるのだろう、優太は少しの間だけでもティッシュが口からなくなると叫び暴れた。
優太、おくすりは優太を助けるためのものなんだー。これ飲まないとお腹痛くなるかもしれないけど大丈夫?
いつも飲んでるのは便を出しやすくする薬なのだ。
選んでね。
と言って両手を優太の前に出す。
左手を振り、
お薬飲まないでお腹痛くなっちゃうかもしれないか。
右手を振り、
お薬かっこよく飲んでいいうんち出るようにするか。
どっちがいい?
優太は左手とハイタッチした。
今日は薬もお休みに決定。
21時。帰ってきた智成に事情を説明し、健人を任せる。優太をパジャマに着替えさせ、歯磨きは歯ブラシとガーゼを使って申し訳程度に行う。
優太は布団の中でも不安になりながら泣き、力尽きたように眠った。
弘美は優太が深い眠りに落ちるまで待ち、誤嚥防止のために口からティッシュを取って捨てた。
夜中の3時、弘美は寝ていた。隣でもぞもぞ優太が動き、そして立ち上がって泣き始めた。
弘美は優太が立ち上がったときに目が覚めた。
どうしたの?と聞くと口を抑え優太はティッシュない!ティッシュない!と地団駄を踏み、そのまま弘美を踏みつけようとした。
あー。と弘美は思う。すぐにティッシュを渡す。
すると優太はトイレに行き、おなかがいたいとこぼす。
難儀だな〜と弘美は思う。夜中に起こされる自分にも言えるが、目の前で苦しむ我が子を見て思う。
優太が感じている怖さはどのくらいなんだろう。
私と優太は感覚が違うだろうから、全く同じように体験することはできない。
でも、理解はしたい。
優太の歯と歯の間に空いた穴はこちらから見れば1cmにも満たないけど、優太にしてみれば自分がそこからすっぽり落ちていってしまうくらい大きな穴に思えるのかもしれない。
弘美はおなかがいたいと言う優太のお腹をのの字に撫でながら優太の気持ちを考える。
いきなり歯が抜けて、痛くて、血が出て、怖くて、拠り所のティッシュは起きたらなくなってて、お腹も痛くて、次から次に、辛いね。
おくすりのむ?
と弘美は優太に聞くが、優太は横に首を振る。
一回出よっか。
と促し、トイレから出る。
弘美は手を洗い、優太の手をウェットティッシュで拭く。
リビングの明かりをつけ、紙とペンを持って座る。テーブルの上でこんな感じかな?とぎこちなく絵を描き優太に見せる。
いま、優太の歯はこうなってるんだよ。
弘美は子どもの歯が抜けて、大人の歯が歯茎の下に隠れている絵を見せながら説明する。
は、ばいばいやだ〜
と優太はまた泣き出した。
うーん、困った。と弘美は思う。もっと先に歯の絵本なり読んだりして準備しておけばよかった。ん?絵本?…!!あっ!
弘美は急いでビデオを確認する。
よかった!あった!
弘美は再生ボタンを押す。
先週録画した赤山が絵本の朗読をしている番組が流れ出す。冒頭の赤山と司会者のトークシーンを早送りして、朗読のみ流す。
『まえばの まーくん』
というお話だ。
優太は赤山のゆっくりした口調と楽しげなまーくんの演技、優しく動くアニメーションに少し落ち着きを取り戻し、じっと映像を観ている。
まえばの まーくん
さみしい まーくん
どこにもいかないで
と言う、まーくんがカケルくんの口からいなくなってしまう場面で優太は逃げ出し、廊下に出てリビングのドアを半分閉めながらテレビを見守る。
まーくんと おわかれ
あれ でもね
みて みて
これはきっと
スーパーまーくんの おうかん
まーくんが スーパーまーくんになって
ふたりで また いっしょに
むしばのムーを たおしたり
おいしい ごはんを たべるのは
もうすこし さきの おはなし
朗読が終わった。
優太は廊下に出たまま物語を最後まで観ていた。
そしてリビングに戻らず、思いついたように走る。
優太は洗面化粧台の前の鏡の前に立つ。
そして弘美を呼んだ。
ママー!!みて!スーパーまーくん!!!
弘美はすぐに優太に駆け寄り一緒に喜びを分かち合う。
優太の歯が抜けた歯茎の中には小さい小さい白い王冠のような大人の歯が見えていた。
スーパーまーくんだ!!
弘美はショーでヒーローが登場してきた喜びを表すような飛び跳ねた声を上げる。弘美はその小さな歯をやっと見られたことも、優太が自分からティッシュを手放したことも嬉しかった。
優太は安心した顔で寝る。
明日は歯の絵本を買いに行こうと弘美は決めた。優太は目で見たものを理解しやすい。時間は戻せない。今からでもできることをやろう。
火曜日、弘美は赤山が朗読していた絵本『まえばの まーくん』と、分かりやすく図説してある『どうしてはがぬけるの?』という絵本を買った。
幼稚園に迎えに行くと、優太は抜けた歯の隣の歯がグラグラしていると泣いていた。
弘美が触ってもグラグラしている様子はない。
怖いイメージは、本人が本当だと思ったら本当にそう思えるのだ。
優太が触るとグラグラしてるんだろう。
家に帰り買ってきた絵本を見せる。
優太が『どうしてはがぬけるの?』に興味を持ったので、そちらを先に読む。
ゆっくり、丁寧に、わかりやく、怖い気持ちに寄り添えるように、安心できるようにと願いを込めた声で読む。
『どうしてはがぬけるの?』には、体が成長すると、手も足もあごもおおきくなってくるけど、歯は大きくなれなくて小さいままだから生え変わること。
こどもの歯の下に大人の歯ができてくるとこどもの歯の根っこがとけて抜けること。
生え変わったばかりの歯は虫歯になりやすいことなどが書いてあった。
優太は何度も読んでほしいと繰り返した。健人も一緒に聴いている。
6回ほど読んだ後、優太が、スーパーまーくんがみたい!と言うので赤山の朗読パートの部分をビデオで流す。
弘美は優太に買ってきた『まえばの まーくん』の絵本を渡した。すると優太はビデオと絵本を交互に見ながら朗読を聴いた。
弘美は、ゆうくんずるい!と新しい絵本が羨ましくなる健人をなだめ、膝に乗せ、赤山の朗読を堪能する。
優太は落ち着いて、健人もビデオを楽しんで、私は耳が幸せ。と弘美は思う。
弘美は夜中のこともあって眠たくなってきていた。目を閉じながら赤山の声を聞く。
健人が、
ぼくまだちいさいから、は、ぬけない?
と弘美に聞く。弘美は目を開けて答える。
そうだね。あと1、2年くらいでぬけるかな?
すると健人はすくっと立って両手を腰に当て、えっへんとでもいうように、ぼくはぬけてもこわくないもんっ!と優太に宣言する。
でも、ち、でるよ。
と優太がぼそっと健人に言う。
すると健人からふにゃふにゃと力が抜け、弘美の膝の上に戻り、
ち、出るの?
と目を潤ませながら聞いた。
んー。ちょっと出るかな。鼻血みたいな感じかな。ティッシュで押さえていれば止まるよ。
と言うと、健人はわーと噴水が空に放たれるように泣いた。
弘美は言葉選びを間違えた、ごめんと思いながら、なんてかわいいんだと、顔をとろけさせて笑う。
わらわないで!
と健人に怒られ、ごめんと弘美が言うと健人はいいよと言いながら弘美の胸に飛び込んだ。
優太と健人は繰り返し『まえばの まーくん』の朗読を観る。
優太は今日も夕飯を食べなかった。
薬に対して、今日は両手の選択肢から右手を選び弘美とハイタッチする。
無事に薬も飲めて、寝る前に便も出た。
今日の夜中はきっとお腹が痛くならないだろうと弘美は安心する。
いいうんち出たねと優太と喜び合う。
布団の中で優太は弘美を見ながら話す。
「なんで」
ん?
はがぬけるの?
体もあごも大きくなるけど、歯は大きくなれないから、大きい歯に生え変わるためかな。
20本ぜんぶぬけちゃうの?
ぜんぶ一気には抜けないよ。1本とか2本、3本とか、少しずつ抜けるんだよ。こどもの歯が抜けても、大人の歯が生えてくるよ。
「なんで」
うん。
おとなになるの?
なりたくない!
このままでいたい。
……そうだね。このままでいたいね。
弘美は思う。
「なんで」
大人になる時は少し痛みが伴うんだろう。
痛みなどなく大人になれればいいのに。
ただ月日が流れるように、ただ、過ごしていければいいのに。
痛みを経て何が変わるというのだろうか。
もがき、足掻き、苦しみ、痛む毎日を経て、何か変わるだろうか。
私が暗く深い穴に落ちたと思う毎日は、他の人から見たらただの水溜りに足をつけた程度だろうか。
もしかしたら、この闇の中にも新しい芽は確かに育っているのだろうか。
いつの間にか、考えていた弘美も、弘美の腕の中にいた優太も、眠っていた。
水曜日、幼稚園に優太と健人を迎えに行き、軽自動車のエンジンをつける。赤山の歌が流れる。
(〜♪)
あ!まーくんだ!
弘美は優太が赤山の声を認識したことに驚く。
ぼくこのおうたすきー!
続く優太の言葉にさらに驚く。
ぼくもすきー!!
健人も続いて、弘美はもう笑顔いっぱいだった。
赤山さん…!ついに息子たちが!!と弘美は心の中でガッツポーズをする。
ママも好きー!!
とノリノリで歌ったら、うたわないで!と健人に怒られた。
セリフ22:「なんで」
お疲れ様でございます!
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