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男は震えた声で聞いた
「いくら?」
社会人なったばかりの男はビクビクしながら聞いた。
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「こんな時間かぁ」
時刻は深夜1時過ぎ。
ちゃっちい和のお城と公園があるそこそこ栄えた駅周辺で、二人は会話している。
一人は22歳男。若いのに老け顔でお腹が出ているが、優しい雰囲気を醸し出している。スーツを着ているが、恐ろしく似合っている。老け顔のせいだろう。
もう一人は年齢不詳女性。若々しく、、、いや、子供っぽい顔立ちで16ほど?成人しているか怪しい。黒髪で落ち着いた私服、身長は150ほど。それほど遊んでいる感じではなく、真面目そうないい子にみえる。
「デニーズで良い?」
男が話しかける。
すると女の子は笑いながら
「あそこはジョイフルだって」
そんなありふれた会話をしながら、深夜の寂れた街を歩く。
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ファミレスに入り2時間ほどたっただろうか。
二人は店を後にする。
「はい。約束のやつね。2枚。」
「ありがとう、、ございます。」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
二人は帰宅した。