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200文字小説集 vol.2

一足早く紅葉色に染まる(200文字小説)

作者: 日下部良介

 ふと差し出された手には温かいコーヒーが入った紙コップが収まっていた。

 立ち上る湯気と共に香ばしさが漂ってきた。

「お待たせ」

 振り向くと、彼の顔があった。


 すっかり秋らしくなった公園のベンチで私は彼と待ち合わせをしていた。

 早めに来て、色づき始めた紅葉を眺めていた。

 そこに彼がやって来た。


 彼は私の隣に腰を下ろした。

「きれいだね」

「本当。私は秋が一番好き」

「僕は君が一番好きだよ」


 私の頬が一足早く紅葉色に染まる。





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― 新着の感想 ―
[一言] わあ、ロマンチック。 素敵な一言は、いつも考えてるの?
[良い点] 心温まるちょっとした事、いつもながら、その描写力と着眼のよさに脱帽です。 [一言] 少し寒い日には、暖かいコーヒーが、デートのラッキーアイテムになりますね(^o^)
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