文明の闇3
予想だにしない質問に私はハッとなった。アジアでは頭一つぬきでた先進国日本がいずれやってくる世界恐慌の要として、バブル時代の様に再び浮かれる日本をアメリカや、ローマ教会が止めようと思ったのではないだろうか?もしそれが本当だとしたらいままで私が考えていた白人達のヒエラルキ、もしくはキリスト教会の宗教的な意図を遥かに超えるスケールになる。
私「鋭いな。ではその日本を快くないと思う連中がいるとしたら、、、、!?」
マンテツ「それが今回の秘密保持誓約書なわけだ。所詮はアメリカの属国さ。」
マンテツはらしくない哀愁を漂わせ、四角い顔をうつむかせた、、、、。
マンテツ「で、敗戦国日本にどんな要求を?」
マンテツは一瞬、けだるい表情を醸しながらも前向きな面持ちで聞いてきた。
私「正直、私としては最悪を想定してメディアさえ、生き残れば、、、、と、思っている。ただそれまでは日本のビジネスが何とか持ちこたえる様にそして、、、、監視された男に私達の目的がバレない内に何とかメディアとの関わりを絶たせたい。そして世代から世代へと何とか経済危機を乗り越え豊かなメディア社会を作りたいと思っている。そこで今の内にやっておきたい事がある。」
マンテツ「、、、、。」
私がそう言った瞬間辺りは得体の知れない緊張感に包まれた
丘下「なんだろな、、、、。」
鈴木正「なんでも、、、、。」
私「監視された男はバンドを目指しているらしい。一日6時間30分ギターを練習しているそうだ。」
マンテツ「でもそれで本当にプロに、、、、。」
私「ハンドパワー、、、、って事にしてほしいんだ。どんな練習曲をやり遂げても。」
マンテツ「Oh、yeahわかった。全てを無に。そう言う事か。」
マンテツは快く承諾した。
マンテツ「他には?」
私「次は重要なポイントだ。監視された男は君に似て頑丈な顔の造りらしい。」
マンテツ「ハ!ハガア!それで?」
マンテツは大福を咽に詰まらせながらも興味を示した。
私「イワヲとか、、、、芸人を使って監視された男の生活をひけらかせばもう君達は馬鹿にされないで済む。」
島谷「新倉!?」
マンテツ「そっちのイワヲじゃない。もっとパーソナルな方の、、、、なるほどねぇ、、、、。」
マンテツは苛立ちと同時に感心を示した。
私「そして最後だが、、、、監視された男はとある女性にファンレタ-を送った事でこのメディアの世界を知ったらしい。そこで、、、、」
マンテツ「そこで?」
私「1008発、俳優はそいつと寝たと言う事で。」
マンテツ「もう切れた。、、、、商談成立だ。わかったらさっさと失せろデルタ頭!」
カチャ!カチャカチャ!
私はとっさに持っていたサイレンサ-を取り出した。
、、、しかしスポニチ側も銃を持っていたようだ、、、。