ミーハーVSスペシャルゲスト3
ヒューン!
ドンン!、、、、
浜辺の方で打ち上げ花火がなっている。
冬田「なぁ、マンテツくん、人はね、死ぬときはみんな一人さ。家族の縁なんて関係ない。あの太平洋の向こう側では、肉親の不幸を背負って戦いを繰り広げているけど。」
冬田は唐突に訳あり顔で話かけた。
チャポンッ。
フキフキ
アァ~。
冬田「でも日本を見たまえ。敗戦後、欧米の文化を日本にとり入れ、戦争をせず、自分達の手を汚さないで何を手にしたと思う?」
マンテツ「さ、さあ何でしょうね、、、、」
マンテツは今にも窒息しそうな空気の中、冬田の問いに答えた。
チャポンッ、、、
冬田「核家族さ。敗戦後、日本は娯楽が溢れ、親子関わらずみな趣味を持てる様になった。その結果近所付き合いの様な風習はなくなり、みな、独り言を喋る様になってきた。これから先どうなるか分からないよ。なあ藤郎。」
脳美「まるで、、、、まるで星の様や。これ以上便利になったら人は皆、手足が必要なくなるさかい、ほんに未来の人類は自分の意思だけの様や。七色に輝けばええけどな。」
ザッバァ~ン!
ブクブクブク、、、、
竹井「それで、冬田さん達とこの旅館の関係は?、、、、」
ここで突如、不死鳥新聞の竹井記者が出て来た。マンテツ達はやっと自分達の置ける立場が軽くなり、全身からどっと力が抜けた。
脳美「思い出のロケ地にきとるだけやないか。」
竹井「ここで二人の女中さんが死んでるんですよ!あなた方は何故そんな場所に、、、。」
冬田「まあ、まあ、まあ。ところであなたは何処の方ですか?」
冬田は宥めて問い正した。
竹井「失礼しました。私、不死鳥新聞社の竹井です。」
冬田「不死鳥新聞かぁ~。私がデビューする直前、お世話になりましたよ。懐かしいなぁ~。」
冬田は思い出した様に明るく笑った。
冬田「私もまだインタビューに慣れてない頃でしたね、、、。」
脳美「積もる話もありそうや。坊主達!そろそろ出てアイス食べるぞ!」
竹井「ちょ、ちょっと!」




