あらすじ(?)
その世界に、世界は2つあった。
遥空の上に浮かぶ大陸の世界。天
その下の、海のある世界。地
二つの世界はそれぞれ独立して、関わり合うことは無かった。
世界には七つの属性があった。
安らぎと眠りを与える属性、月。
破壊と再生を与える属性、火。
癒しと潤いを与える属性、水。
安らぎと風を与える属性、木。
繁栄と文明を与える属性、金。
豊さと実りを与える属性、土。
世界に希望と温もりを与える属性、日。
七つの属性を、総称して七曜属性と呼んでいた。
ある時、世界は四つに別れた。
空中要塞が現れ、地の世界の上に新たに大地を生み出して地の世界を覆った。
空中要塞の中の人間は元の地上を第ゼロ層と呼び、自らに反対する者達や、裕福でない者達を閉じ込めた。
新たに作られた大地を第一層と呼び、裕福でなくてもそこで働けば第ゼロ層から脱出する事が出来た。
第二層は大地などはなく、空中要塞そのものだった。
第三層には、空中要塞の人間達はほとんど手を出すことが出来なかった。
あまりにも、第三層の人間達は強かったのだ。
そこで、第二層の人間達は、七曜の巫女の力を利用しようと考えた。
彼等はまだ幼い巫女を狙った。
しかし、その結果巫女達は力を集結させ、第二層に対して反発するようになった。
七曜、という組織を作って。
月を司る、月曜の巫女 月宮 楪
火を司る、火曜の巫女 村雨 夏
水を司る、水曜の神子 村雨 春人
木を司る、木曜の巫女 フロックス・オズワルド
金を司る、金曜の神子 シルバリオ・アルフレイド
土を司る、土曜の神子 ナスタティウム・ティトラティカ
日を司る、日曜の巫女 叢雲 雪菜
物語はいつも通りに、第二層の人間の施設を引っ掻き回した後の夕暮れ時から始まる。
最初に世界の異変を感じ取ったのは――