表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
片恋ストーリー  作者: 丹
3/7

貴方が好き。

夏子→冬至です。夏子は冬至が大好きです。お好きな順番で見て下さいね。温→夏至→夏子→冬至→(一番前)と言う順で続いています。

片恋ストーリー


夏子→冬至の場合。



冬至は暖かい。


夏子と名前だけのアタシじゃなく、

冬至はまるで冬に晴れた夏空のよう。


冬至が好き。


でも釣り合わない。


アタシは笑うのすらどうしたらいいか分からなくて。

アタシはその度「可愛いのは外面だけ」だと言われてきた。


冬至は暖かく笑う。


アタシは冬至の好きな女の子がアタシじゃないかと密かに期待した出来事がある。


放課後日誌を書いて冬至と帰る待ち合わせの場所に行く途中、男子がみんな丁度集まっていた。


「お前、川上さんのこと好きじゃねぇの?」


幼馴染みの私たちは一般的に見ればそう見えるのかも知れない。


帰るのも行くのも一緒。それが当たり前だったから。




だから貴方の答えに唖然としたんだ。


「うーん、川上は川上なんだけど、そうだよ」

―何その答え。


がらっとドアを開けると冬至は何もなかったように「帰ろうか」という。


冬至は色んな話をアタシに聞かせてくれる。


その話がどんなにくだらなくてもアタシにとっては幸せ。



だから未亡人の母がドアから久々に冬至と会ったとき、アタシは驚いたんだ。


「冬至君、この間のケーキありがとうね」

「い、いえいえっ!!とんでもないです!!」

―だから何、その喋り方。あがってるのが丸見えで嬉しくないわ。




アタシ本当可愛くない。


なんて思っても仕方ないんだけど。


そんな母は年甲斐もなく、冬至の弟の夏至が好きだというのだから驚きだ。


その夏至はアタシが好きだというのだから尚もややこしい。



片思いって辛いね。アタシ達の恋が実る日は来るのかしら。







そして影で泣く。冬至のあの顔はあたたか母さんのものだから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ