表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
片恋ストーリー  作者: 丹
2/7

偽りの天使

冬至→あたたかの話です。魅せられて…。とは一応繋がってるのですが、好きな順番で見て下さいね。

片恋ストーリー



冬至→温の場合。




「冬至君…家にゴキブリが出ちゃって…私怖くて…」

「任せて下さい!!」

そう言うと、冬至は温の家に入り、ゴキブリを完璧に叩く。

今ここには温さんと俺だけ。温さんは本当可愛いよな。


「ありがとぉ」

こういう可愛い笑顔や仕草が女ってもんだろ。

夏子と比べるつもりはないけど、娘なのに夏子って本当似てない。

夏子だったら無表情でゴキブリをスプレーで退治してそうだ。


「…何かお礼欲しい…?」

「え」

艶めかしい髪を下ろす仕草にドキッとした。


「ふふっ、冗談よ」

「あ…そうですよね」

そう笑う小悪魔な要素も本当メロメロになるくらい可愛くて綺麗で、料理も上手くて。

冬至以外でも結構狙ってる男は昔から居た。

未亡人になる前から。




2人で御茶を飲みながら、恋の話になる。


「冬至君は好きな子っているの…?」

―どこまで分かってるんだか。分かっていないのか居るのか全然分からない。

「温さんは未亡人だけど、再婚はしないんすか?」

逆にそう聞き返してみた。


「居るとしたらどう思う…?ふふ」

小悪魔的な笑みが冬至を捕らえる。

多分俺の気持ちを試されてるんだと思う。

「まさか…夏至じゃないです…よね」

「そうよ、貴方の弟の夏至君、本当可愛いわよね」

―え?夏至は夏子が好きなんだぞ?


「俺じゃ駄目ですか…?」

思い切ってそう言ってみる。ここまでストレートに来るとは思いもしなかったらしく、目をぱちくりさせて。

「ごめんね」

笑顔でそう言われたので、「冗談です!冗談!」と真っ赤な顔で言い訳してみる。

それを見透かすように笑う温さん。


笑顔は温だけど、読み切ってる分遠回しの拒絶と受け取れて落ち込む。


俺たちの恋はどうなるんだろう。


お茶会は逆に俺を落ち込ませるだけだった。

この話が一番単純ですよね。冬至君が一番普通で私は冬至君が一番お気に入りです。話し的に好きなのは、夏子→冬至です。これから書きますね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ