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いつも読んでいただきありがとうございます!!
ご指摘頂きまして誤字を直しました。
Onlin→Online(タイトル、1話、2話)
loding→loading(2話)
その他お気づきの点等ありましたらご指摘よろしくお願いします。
これからもよろしくお願いします!!
このゲームではPKをしたり異性に接触出来ないようになっている。触れられても薄皮一枚あるように触った感触も無ければ、触られた感触も無い。設定でon/offが出来るみたいだけど、勿論onのままだ。それに非戦闘エリアでは何かあってもHPが減らないので心配はない…はず。だけど、本能的に暗いとこって怖いよね?
細い路地を抜けやっと付いたその場所には何故か1つの露店が広げられていた。こんな時間に?とも思うが近づいてみる。座ってる店主はNPCで広場にいたジョージさんだった。アイコンの隣に名前が出てるし、こんなローブ被った人はそうそういない。
「よくきたな、ハナ」
「こんばんわ」
目線を合わせるように私もしゃがむ。
するとお店の商品?が目にはいった。
「たまご?」
そこには色々な色や柄のたまごがたくさん並べてあった。
「オレに辿り着けた褒美として好きなたまごをやるよ。選びな」
おお!!なんかわからんが得した気分!!今日1日歩き回ったかいがあったよ。
それにしても…うーん。どれにしよう。
「ジョージさんのおすすめは?」
「ん?そうだな…こいつなんかおすすめだぞ」
ジョージさんが手渡してくれたのは薄緑のベースに白い星が書かれたたまごだった。
「じゃ、それにします」
「わかった。可愛がってくれよ?」
「?」
すると目の前にお馴染みのウィンドウが開かれた。
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Rクエスト
『使い魔のたまご』
クリアしました
クエスト報酬:使い魔のたまご
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「使い魔?」
「あぁ、そいつがお前さんのパートナーだ。たまごは1日持ち歩いてればかえるだろうさ。ま、なんかあったらまたきな。この時間ならここにいる」
「はい、ありがとうございました」
そう言って立ち上がる。
頭のなかはまだちょっと混乱していたが路地を抜け噴水広場へと急いだ。何となく落ち着いて考えれる場所が噴水広場しか思い浮かばなかったのだ。
広場についてベンチに腰かけるとふうと一息つく。
そして手の中にあるたまごをみる。
たまごに触れてウィンドウを表示させるてみる。
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残り時間 15:00
使い魔のたまご
〈育成〉スキルをセットすることによって育つ
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なるほど~。とりあえず今の私のステータスはっと。
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name:ハナ
tribe:フェアリー
level:1
HP:100/100
MP:30/30
STR:2
VIT:2
AGI:2
INT:2
DEX:20(+10)
LUK:2
AP:0
SP:0
【スキル】
〈錬金術〉Lv.2〈採取〉Lv.2〈鑑定〉Lv.2〈料理〉Lv.1〈魔法陣〉Lv.3〈〉〈〉〈〉〈〉
【称号】
フェアリー族の加護:DEX+10
【装備】
武器:なし
防具頭:なし
防具上衣:ただの服
防具下衣:ただのスカート
防具鎧:なし
防具手:なし
防具足:ただのブーツ
アクセサリー(最大6個):魔法陣ホルダー
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おっ!!いつの間にかスキルのレベルがあがってる。
やっぱりSPはまだ0だよね。
SPはスキルポイントの略で、スキルレベルが10上がるごとに1たまる。たまにクエストとかの報酬であったりするらしいけど。
あとはスキルはLv.50になるとSPをふって上位スキルにすることもできる。上位スキルは下位スキルより上がりにくい代わりに、レベルが10上がるごとにSPが3ポイント貰える。
スキルは控えにまわすこともできるから、とろうと思えばSPのある限り何個でも取ることができる。まぁ、控えに回したものは効果を発揮しないしレベルも上がらないので取りすぎても使いこなせないような気がするが。
私はまだSPが0なので当然〈育成〉を取ることはできない。
せっかくたまご手に入れたのに…。
あ、〈育成〉のスキルもいつの間にか取得可能になってる。
さっきまではなかったから、たまご手に入れたから現れたのかな?
何だか気を削がれたのでいったんログアウトしよう。
と言うことでログアウト。
休憩をはさんで本日2回目のログイン。
今回はちょうど0時になるようにログインした。
まずは最後のスキルスロットを取るために狩だー!!
開放条件はレベルをあげること。既に何体か倒してるしすぐ上がると思うんだけど。
前回と同じで南門から森にやってきた。
まだまだ人が多いのでちょっと奥へと行ってみる。その際ついでに採取もしとこう。
採取のスキルを持っていると採取ポイントに白いマーカーが現れて教えてくれる。レベルが上がれば見つけることのできる種類も増えるらしい。採取を持ってなくてもそこら辺の草を取ることはできるが、殆どが雑草になってしまうらしい。前回採取してるときにタクから教わった。また鑑定を持ってないと例え採取出来たとしてもアイテム名が???と表示されるらしい。街へ行けば鑑定してくれるお店があるので、持ってない人はそこへ行くらしい。鑑定もレベルが足らないと???表示になることもあるらしいのでさっさとレベルを上げねば。
私はまだレベルが低いからか、さっきから採取できるのはどれも薬草ばかりだった。あ、あとで水もみつけなきゃ。このままじゃ錬金術でひたすら薬草を粉にする作業になっちゃうよ…。
と採取を続けていると草むらからスライムが飛び出てきた。
直ぐにホルダーから魔法陣を取りだし投げつける。
「ファイヤーボール!!」
火球はまっすぐスライムに飛んでいき、スライムのHPバーを削る。すぐ0になりスライムは光の粒子となって消えていった。
ポーン
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『初レベルアップ』
クリアしました
クリア報酬:スキルスロット+1
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『スキルスロットを10個そろえろ』
クリアしました
クリア報酬:SP25
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「おぉー…」
たて続きにウィンドウが開かれ消えて行く。
まさか1回の戦闘でクリアするとは思って無かったので驚いた。
と、とりあえず落ち着こう。
ここだといつモンスターに襲われるかわからないのでまた噴水広場へ戻ろう。
帰りに薬草を採取しながら街へと戻った。なんと新たに毒草も採取出来た。幸いなことにモンスターと出会うこともなく無事街へ帰ってこれた。