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次の日、1回目のログインです。


今回はお店探しで不動産に行く前にルルさんのお店に来ています。ログインして畑でお水をあげていたらコールで呼ばれたので、特に急ぐ予定でもなかったのでお邪魔したわけです。


「こんにちはー。ルルさん来ましたよー」


「いらっしゃい!急にごめんね!ちょっとハナちゃんに渡したいものがあって……じゃん!」


ルルさんが取り出したのは真っ赤なリボンで出来たアクセサリーだった。

リボンで出来たわっかを繋げるように金属の留め具が着いている。そして金具の反対側には大きな蝶々結びがついており、私がしているものとお揃いのようだった。


「これはそっちの使い魔ちゃんのぶんだよー!こんなに可愛いんだからお洒落しないとね!この間会った時からずっと作ってあげたいと思ってたんだよー!」


「わぁ!ありがとうございます!つけていいですか?」


「勿論!」


さっそく装備画面からまっちゃに装備する。


ピカリと光ってまっちゃに真っ赤なリボンが現れた。


これはどうやらネックレスのようで、首の後ろに大きな蝶々結びがくるようになっている。


「「可愛いー!」」


ルルさん、ナイスです!


「ハナちゃん並んで!スクショ撮ろう!」


そのあとは暫く撮影会でした。

一緒に撮って貰ったスクショは送って貰った。


まっちゃだけのスクショも2人でたくさん撮ったよ。

不思議そうにコテンと首をかしげたまっちゃにきゅんきゅんです。


ふぅ、いい時間だった。


因みに性能はこんな感じ。


ーーーーーーーーーー


リボンネックレス

rankA


耐火効果付与


ーーーーーーーーーー


またまたrankAですね、本当ルルさんには頭が上がりません。


「ルルさん、ありがとうございます!」


「私も〈細工〉新しくとったかいがあったよ!」


「え?新しくとったんですか?」


「うん。だからちょっと時間かかっちゃったんだよねー。ごめんごめん!」


なんて素敵な人なんだ!


「あ!お代払います!いくらですか?」


「これはプレゼントだからいらないよー。その代わりまた私が作った服着てね!ハナちゃんに着てもらいたい服を今試行錯誤中なんだよね!」


「わ、わかりました。楽しみにしてます」


……どんなのかちょっと怖いけど。


それにしても〈細工〉かぁ。

私も効果付アクセサリー持ってないし自分で作るのも面白そうだよね。


今度とってみよう。


せっかく来たのでちょっとお店を見せて貰った。

そこでこんなものを見つけました。


ーーーーーーーーーー


ビキニ

rankA

ER:classA 100%


VIT+35

※水中のみAGI+15

※女性専用

※上下セット装備


ーーーーーーーーーー


何故に水着?


きちんとマネキンに着せられ並ぶその商品はかなりこの店内で浮いていた。


ホルターネックのビキニ型の水着。

首回りがレース状になっており首の後ろで可愛いくリボンに結ばれていた。パンツ部の両端も同じレース状のリボンがあしらわれとても可愛らしい。色は赤と青と紫が入り交じったニット生地のような水着であった。


か、可愛い。

やっぱりルルさんセンスいいなぁ。


それにこの性能は……。

さすがルルさんです。


あ、これ有ればお風呂入る時インナー姿じゃなくなるんじゃない?なんとなく服着たまま入るようで、ちょっと嫌だったのでまだお風呂に入れてないのだ。インナーはピタッとした半袖とスパッツのようなものだ。色は黒。裸も抵抗があるけど、インナー姿ってのもね?しょうがないから諦めて入ろうと思ってたけど、これなら悩みも解消されそうじゃない?水着で入るお風呂もあるしね。


値段は、15000ギルか。

試着してよさそうなら買っちゃおうかな?


「なになにー?ハナちゃん水着に興味あるのかなー!?」


「わっ!?び、びっくりした……」


驚かさないでほしいです。

何故かルルさんの目がキラキラしている。

いや、その格好で外は歩かないですよ?


「えっと、ちょっと欲しいなぁーと思って」


「ハナちゃん〈水泳〉のスキルでもとったのー?」


「いや、そうじゃないんですが。実は私家を建てて露天風呂を付けたんですけど、インナー姿で入るのもどうかと思ってて……そしたら水着を見つけたのでこれだ!って思ったわけなんですよー」


「なーるほどね!じゃ、試着してみるー?」


ルルさんはメニューをいじりディスプレイされていたものと同じ水着を手渡してくれた。


カーテンがかかっている試着室へ入り装備を変更する。この前は無かったので新しくつけたのかな?

試着室の中には全身鏡があるので装備した服が見られる。


髪のリボンはそのままで、さっきまで手に持っていた水着が装備されていた。思った通りインナーは見えなくなっている。


おー!思った通り!

これは買いですね。


「ハナちゃんどうだーい?」


シャッと音をたてカーテンを開く。

そこには何故かニーナさんとリリーもいた。


「ハナちゃん似合ってるよー!」


「ハナちゃん可愛い~!」


「うんうん、目の保養だねー!スクショとっていい?」


上からリリー、ニーナさん、ルルさんでした。

リリーの抱きつき攻撃は避けられませんでした。

スクショは拒否させてもらったけど、水着は買いました。いい買い物しました。


「でもいつの間に来たんですか?」


「ルルから連絡貰ってね~。この店銀の翼のクランホームと転移陣で繋がってるからすぐ来れたんだよ~」


「ハナちゃん最近会ってなかったからついてきちゃった!」


そうですか。それはいいんですが、そろそろ離してくれませんか?


「私はちょっとハナちゃんに用事もあってね~。ハナちゃん刀のメンテしてないけど大丈夫?結構たってると思うんだけど……」


あ、すっかり忘れてた。

最近は戦闘あんまりしてないから大丈夫だと思うけど……げ!?耐久度20%しかないじゃん!

危なかった、こんないい刀を壊してしまうところだった。


「完全に忘れてました……。あの、お願いしてもいいですか?」


「勿論だよ~!じゃ、1時間くらいで終わるからまた取りに来てくれる~?」


「わかりました!でも、どこに行けばいいですか?」


「ここでいいよ~!一応私もこのお店で商品売ってるから~」


え?


「あれ?ルルから聞いてない?このお店は銀の翼に所属している4人で開いたものなんだよ~」


「そうなんですかー……」


なるほど。色んな商品が売っててルルさん凄いなって思ってたけど、それなら納得。

だって布製品から革製品、木工製品に金属製品、武器から防具まであらゆるジャンルのものが売られているのだ。

ちょっと疑問だったけど、謎が解けました。


「あははー。もうニーナが言ってたんだと思って。流石に私一人はむりだよー!」


ですよね。

何だか疑問も解けてすっきりしました。


「じゃ、ニーナさんまた来ますね!」


最後にやっとリリーから開放してもらいお店を出ました。じゃ、不動産に行きますか。







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