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生産施設を出てバザー広場に向かう。


店を出たところにいた人がぎょっとしてたけど、気にしない。

……いや、ごめんなさい。


広場に入り隅っこの方で露店を開く。

あー、また値段設定とか面倒くさいな。


生産前にみたバザーの価格はポーションがrankCで500~800ギルくらいだったかな?じゃ、一番下に合わせて500ギルで。rankAは転売で1000ギルだったのでそのまま1000ギルで設定。


他は今回見かけなかったので値段つけに困る。


MPポーションは思いきって倍にして、rankC1000ギル、rankAを2000ギルで様子をみよう。た、高すぎるかな?

ポイズンポーションとバーンポーションは1000ギル。

万能薬はとりあえず3倍にちょっと足して2500ギルにしよう。


全体的に高すぎやしませんかね?

本当にいいのだろうか……。


ま、やってみないとわかりませんね。


そのうち周りのレベルも上がって値段が下がるだろう。

ちまちました作業を終え、やっとopenです。


ぱっと顔をあげると何故か行列が出来ていました。な、何故に!?


と、とりあえず売りましょう。


やっぱりポーションとMPポーションの売れ行きがいいなぁ。

値段上げたのに買ってくれるのはありがたいです。最初の人に値段あげた理由を聞かれたので他のお店に合わせたのと、転売の買い占めを無くすためと伝えておいた。確かに急に値上がったので、次のお客様から全員に伝えた。

状態異常回復系もrankAで揃えたからか思ったより売れている。

万能薬は既に売り切れです。……こんなに高いのに。


皆さん周りのことを考えて一人10本くらいで買うの抑えてくれてるからありがたいです。今度はもっと作ってこようかな?


「いらっしゃいませー」


商品は半分よりちょっと減ったくらいまで売れている。でもまだ列が途切れないんだからびっくりです。


「ここにある商品全部くれ」


「え?全部?」


え?全部ですか?

ほら、後の人凄い形相で睨んでますけど。


「すいません、まだ後ろにお客様も並んでいるので10個くらいにして頂けるとありがたいんですけど……」


「はぁ!?そんなこと今まで言ってなかったじゃねーか!いきなり俺だけかよ!?なめてんのか!?」


いや、確かに今まで言ってなかった私も悪いけど……いきなりキレなくてもいいじゃないですか?


「だから……」


「何だよ?ちょっと効果が高い薬売れるからって調子のってんじゃねーよ!」


えー……面倒くさい。

せっかく改心?して価格も改めたのに結局こうなるんですか?面倒に巻き込まれたくなかったからこの格好にしたのに……。

あ、でも素のキャラ知られてないからこれは変装してて良かったんですね。うん、老婆最高。


「こら、聞いてんのか!?」


「すいません、個数制限をしていなかったのは私のミスです。ですが、他の方もいるのでせめて20個くらいにしていただけませんか?」


「全部だよ、全部!悪いと思ってんなら全部売れよ!」


何だこいつ?

喚けばこっちが売ると思ってんのか?


「いや、だから売れませんって。ってかもう売りません。難癖つけるだけなら帰ってくれません?迷惑なんで」


「こ、このやろっ!?こっちは客だろう!?」


「えー……」


客ならどんな態度でもいいんですか?

うーん、どうしよう。


「おい、聞いたかよ!自分が悪いのに客には売れないんだとよ!」


男は周りに向かって大声で言った。

周りには野次馬の人垣ができていたからね。


本当どうしよう。面倒くさいな。お店やるのって大変。

でもお金必要だしな……。今回はもうお店閉めちゃおうかな。


「はぁ……どうやら私の事が気に入らないようなのでもうお店は閉店にします。並んで頂いてる方には申し訳ありませんが、このままだと続けられそうにありませんので」


「おい、逃げるのかよ……!?」


突然男が黙ったと思ったら、男の後ろから男の子と女の子が現れ男の肩を掴んでいた。


「お兄さん、これ営業妨害だよ?ちょっとこっちでお話、しようか?」


「そうそう~!迷惑はいけないニャ~」


よく見るとさっきまでここで買い物をしてくれたお客様だった。この騒ぎを聞いて戻ってきてくれたのかな?

2人は煩い男の両肩を掴んだまま、男を連れ路地裏に入って行ってしまった。


え?何がおきた?


「あの、これとこれ5本ずつ欲しいのですが」


ぽかーん、と突然の出来事に動けないでいると、次のお客様が話しかけてきた。


「あ、お騒がせしてしまい申し訳ありません。でも……」


「いえ、今のはあの男も悪いですし。ラピスさん、お店やめないでくださいね!あと個数制限はしておいた方がいいかと思いますよ。ああいう奴もいますし。今回値段あげて正解だと思います。大変だとは思いますが頑張ってくださいね?」


「は、はぁ……」


品物とお金をトレードさせる。


「それに……今のヤツは多分もう現れませんよ」


「え?」


「ではこれで!」


「ちょっ……」


何今の人!?

何あの意味深な言葉!


本当に現れないかな?

しつこそうだったけど……。


その後は問題もなく完売しました。

助言頂いた通り次回からは個数制限して、何か紙に書いて置いておこう。


今回の売り上げ45万ギル。

え?儲かりすぎじゃない?

持ってるのは怖いので一旦変装を転移して解いて、直ぐに銀行へ預けましょう。


これで貯金は65万ギルになった。


今回はここまでかな?

次はギルドの依頼をクリアするぞー。


ではステータス確認してログアウト。


ーーーーーーーーーー


name : ハナ

tribe : フェアリー

level : 32                


HP : 410/410              

MP : 366/366 (+26)     


STR : 55 (+35)     

VIT : 55 (+45)

AGI : 56 (+43)

INT : 25         

DEX : 42 (+10)          

LUK : 10


AP : 0

SP : 26


【スキル】

〈採取〉Lv.31〈鑑定〉Lv.38〈魔法陣〉Lv.37〈育成〉Lv.32〈採掘〉Lv.29〈刀術〉Lv.38〈二刀流〉Lv.32〈ステップ〉Lv.30〈回避〉Lv.27〈MP+〉Lv.16

[控え]

〈鍛冶〉Lv.9〈道具〉Lv.30〈料理〉Lv.22〈錬金術〉Lv.32〈釣り〉Lv.7


【称号】

フェアリー族の加護:DEX+10


【売買】

商人Lv.4


【装備】

武器:桜花刀 STR+35 , AGI+18

防具頭:布リボン VIT+10

防具上衣:中振袖(赤紫) VIT+20

防具下衣:袴(藍) VIT+15

防具鎧:なし

防具手:なし

防具足:下駄(足袋付) AGI+25

アクセサリー(最大6個):魔法陣ホルダー・使い魔の指輪


ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー


name : まっちゃ

tribe : グリフォン〈亜成体〉

level : 6          


HP : 565/565   

MP : 445/445   


STR : 18

VIT : 17     

AGI : 17     

INT : 21

DEX : 10

LUK : 5


AP : 0


【スキル】

〈回復〉Lv.30〈索敵〉Lv.44〈かみつき〉Lv.38〈風魔法〉Lv.17〈小型化〉Lv.6


【装備】

アクセサリー:なし


ーーーーーーーーーー






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