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次の日。
ログインしました。
今回は街の観光をちょっとしてからウォルターニアへ戻ろう。
落ち着いたらまた戻ってこよう。採取とかもできなかったしな。ただ、モンスターは狩りまくったからレベルはすっごいあがったんだけどね。ジーン達に感謝です。
新しいモンスターの中にはこんなのもいました。
ポーク!
豚肉ですよー。
やっぱり落としましたポークの肉。
昨日ポークでテンションあがったらジーンがやたらポークに突っ込んでいったのでかなりのお肉が手に入りました。早く料理したいな!
では、街にくり出しますか。
とりあえずギルドで要らないアイテムなんかを売り払ってから街を歩く。
先ずはやっぱり図書館だよね。
図書館でレシピを漁りました。
そしたらこんなの見つかりました。
〈錬金術〉
・テンプポーション
・ストーンポーション
・VIT+タブレット
・AGI+タブレット
〈道具〉
・小舟
・オール
〈料理〉
・パイ
・ケーキ
・タルト
〈鍛冶〉
・大剣
・投げナイフ
やっと……やっと出会えました。
ケーキのレシピ!
これで念願のケーキ食べ放題の夢に一歩近づきました。パイもタルトも作れるなんて夢のようです。
早く家作って料理しよう。
よし、次は本屋さんです。
本屋へ向かい歩いていると視界の端にメールマークが点滅していた。
開いてみるとジーンからだった。
今日のリアル15時から契約するために会えないかという内容だった。今のリアル時間は午前中なので次回ログインを15時くらいにすればいいだろう。大丈夫なのでその旨を返す。ついでに今はウォルターニアにいるそうなのでこっちがそちらに行くことも書いて送った。
良く考えるとウォルターニアの本屋に行ってないことに気づいたのだ。今はお金あるし、補充してもいいでしょう。
ウォーリアにも寄ろう。
うん、今回は本屋めぐりですね。
今の手持ちは27万ギルくらい。
ちょっとくらい使ってもいい…かな?
ま、そこら辺はなるようになるでしょう。
おっと、本屋さんについたみたいだ。
カランカラン、と明るいベルの音をたてながら店にはいる。
この本屋の店主はラミさんというお姉さんだった。可愛らしいお姉さんと世間話しながらレシピを探す。
「うーん、いろいろあるな。あれも欲しいし、これも!……全部買っちゃおうかな?」
「うふふ、買ってくれるとお姉さんも嬉しいな」
「でもこの後ウォーリアにあるロンさんの店にも行きたいしー……どうしようかなー」
「あら、お父さんのお店も行ったことあるのね?」
「え?お父さん?」
「そうよ。私の家の家系はみんな本屋をやってるのよ。因みにウォルターニアは妹がやってるわ」
「そうなんだ。これからウォルターニアにも行こうと思ってたんだよね。いい話のネタができました。あ、そう言えばロンさんの孫娘さんの病気って治ったのかな?」
「え?なんでサニーのことを知ってるの?」
「サニーちゃんって言うんだね。実はロンさんに頼まれて病気治すお薬の材料取りに行ったんだ」
「そう、ハナが涙の雫石をとってきてくれたのね。サニーは私の娘なの。ハナのお陰で助かったわ。本当にありがとう!」
「や、やめてよ。それよりこのレシピくださいな!」
抱きつかれてお礼を言われ、何だかすっごく恥ずかしくなってしまったので手に持っていたレシピを慌ててカウンターの上に置いてごまかす。
ラミさんは苦笑してレシピの精算に入った。
もう迷ってたレシピも全部買っちゃいました。
・糊〈道具〉400ギル
・皿〈道具〉300ギル
・コップ〈道具〉300ギル
・機織り〈道具〉5000ギル
・チャーハン〈料理〉500ギル
・蒸し料理〈料理〉1000ギル
・毒液〈錬金術〉1500ギル
・火薬〈錬金術〉7500ギル
調子に乗りましたかね?
気になったの買ったんだけど……これどうするの?ってのもあるし。
合計16500ギル……錬金術のレシピ高すぎでしょ。
いや、ここから厳選しようと思ったんだよ?
まぁ、買っちゃったけど。
ジーンに稼がせて貰いましょう!
「ちょうど頂きました。……ハナなら大丈夫かしら?ちょっとお願いがあるんだけど聞いて貰えないかしら?」
「いいけど、何かな?」
「実はこの街を出て東に行くと森に着くんだけど、森の中の道をモンスターが塞いでしまって通れなくなってるのよ。そのせいで森の奥にある採取場にたどり着けなくて困ってたの。どうにか退治できないかしら?」
「そうなんだ、じゃぁ退治してみる……けど、期限ってあるの?」
「そこはハナのペースに任せるわ」
「わかった!じゃ、また来るね!」
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クエスト
『森の邪魔者を退治しろ』
クエストを受けました
報酬:『ストーン』レシピ
クエスト出現条件:錬金術スキル取得
ロンの依頼完了
レシピ5個以上購入
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ストーン?なんだそりゃ?
ま、依頼完了すればわかるかな。
さて次はウォーリアだね。
アラミアの街をちょこっと散策して転移台からひとっとびです。
「こんにちわー」
「やあ、ハナちゃんいらっしゃい」
ロンさんに挨拶してレシピを探す。
お、これ何だろ?
もしや……これは買いましょう。
あとは、と。
そしてこれだけ買いました。
・鍋〈道具〉3500ギル
・ハンバーグ〈料理〉900ギル
全部で4400ギルですね。
うふふ、これは楽しみですね。
だって「鍋」ですよ?
ロンさんと軽く世間話をして今度はウォルターニアへ転移です。
「こんにちわー」
「いらっしゃいませ~!どうぞ見ていってくださいね~!」
明るい声のお姉さんが店主さんだった。
この人がラミさんの妹さんかな?
先ずはレシピの物色ですね。
うーんめぼしいのはこんなところかな?
・フォーク〈道具〉800ギル
・糸車〈道具〉4000ギル
・糸〈道具〉1000ギル
・麺〈料理〉2500ギル
・惚れ薬〈錬金術〉3600ギル
なんかあやしいのもあるけど錬金術のレシピが欲しかったので買っちゃった。
よく見るとお店で売ってるものの中にも、図書館にあったレシピと同じものがあったりした。探せばただで手に入ったりするのかな?
「すいませーん、これください」
「はいは~い!えっと、11900ギルになります!」
「う、高いなぁ……」
かっちゃいますけどね!
「まいどです~!」
「あ、そう言えば私ハナって言います。お姉さんのラミさんから妹さんって聞いたんだけど……」
「姉さんの所にも行ってくれたんですね~。あ、私はリルです~」
「因みにロンさんのとこもさっき行ったんだー」
「あ、もしかしてサニーの病気治すの手伝ってくれたのって……」
「あぁ、一応私かな?」
「やっぱり!本当ありがとうございました!……もしかして今姉さんから何か依頼受けてませんか?」
「うん、森のモンスター退治受けてるよ。ちょっと時間がなくて今日は無理だったんだけど、明日には行こうかなって思ってる」
「そっか~……もし姉さんの依頼が終わって時間があったらまた遊びに来てくれませんか?」
「いいよー。また来るね!」
「待ってますね~!」
次回の為に今回は生産かな?
ウォーリアに戻って周囲を採取&採掘です。
ここら辺が一番火炎石取れるんだよね。
ウォルターニアに行くまでにも採取出来たけど段々取れる数が減っていってしまったのだ。
ちょこっとお料理をしてその後は時間いっぱい魔法陣の作成でした。
ポークを串焼きにしてみました。豚肉って美味しいよね。
まっちゃとお腹を満たして魔法陣の作成です。
なんと魔法陣のレベル30で新しくアーツを覚えていました。
魔法陣作成〈アロー系〉
やったー!
やっと新しい魔法が使えそうです。
魔法陣のアーツだけは確認してたんだよね。
レベル20で覚えなかったからちょっと不安だったけど、やっとです。
アロー系はクールタイムがボール系よりちょっと長くて10秒だって。
ま、それでも普通の魔法詠唱に比べれば断然早いんですけどね。
よし、今回はボール系とアロー系で半分ずつ作っておこう。
魔法紙は魔法紙(上)と火系特化魔法紙(上)を使いました。
これで準備はオッケー!
明日が楽しみです。
今回はこれでログアウトです。
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name : ハナ
tribe : フェアリー
level : 31
HP : 400/400
MP : 354/354 (+24)
STR : 55 (+35)
VIT : 55 (+45)
AGI : 56 (+43)
INT : 24
DEX : 40 (+10)
LUK : 10
AP : 0
SP : 22
【スキル】
〈採取〉Lv.30〈鑑定〉Lv.36〈魔法陣〉Lv.34〈育成〉Lv.29〈採掘〉Lv.28〈刀術〉Lv.35〈二刀流〉Lv.29〈ステップ〉Lv.26〈回避〉Lv.23〈MP+〉Lv.14
[控え]
〈鍛冶〉Lv.9〈道具〉Lv.28〈料理〉Lv.22〈錬金術〉Lv.30〈釣り〉Lv.7
【称号】
フェアリー族の加護:DEX+10
【売買】
商人Lv.2
【装備】
武器:桜花刀 STR+35 , AGI+18
防具頭:布リボン VIT+10
防具上衣:中振袖(赤紫) VIT+20
防具下衣:袴(藍) VIT+15
防具鎧:なし
防具手:なし
防具足:下駄(足袋付) AGI+25
アクセサリー(最大6個):魔法陣ホルダー・使い魔の指輪
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name : まっちゃ
tribe : グリフォン〈亜成体〉
level : 5
HP : 550/550
MP : 430/430
STR : 18
VIT : 16
AGI : 16
INT : 21
DEX : 10
LUK : 5
AP : 0
【スキル】
〈回復〉Lv.28〈索敵〉Lv.42〈かみつき〉Lv.36〈風魔法〉Lv.11〈小型化〉Lv.3
【装備】
アクセサリー:なし
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