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本日3回目のログインです。


お金も必要ですがまずはレベルが上がらないことには話が進まないことに気づきました。オーダーメイドで家作るにはあとちょっとレベルが足りない。


ということでウォーリアの東と南の街へ向かうことにしました。


レベルあげついでに新たなレシピを求めて次の街へ進みましょう!装備も一新されたしなんとか行けるだろう。


掲示板によると南に行くとアラミア、東へ行くとギリアートという街に行けるらしい。


どっちに行こうかなー?

ギルドの前で考え込む。

ここが丁度別れ道なのだ。


あ、レベル低い方じゃないと絶対無理じゃない?

となると……なるほど、アラミアか。じゃ南の街道めざしてしゅぱーつ!



「あれ?ハナじゃないか?」


「ジーン?」


よし行くぞ!と一歩を踏み出したところで声をかけられた。振り向くとジーン達がいた。

それにマイクとリリーとニーナさんも一緒だ。


「どうしたんだ?こんなところで、ってかすげぇ格好だな、それ」


「これから南の街に行こうと思っててさ。装備はルルさんって人のお店で買ったの!いいでしょ?」


「あぁ、ルルんとこなら間違いないな」


「ハナちゃん可愛い!それに丁度いいじゃない!私たちこれから南へ行く予定なんだけど一緒に行かない?」


リリーは抱きつきながらパーティーに誘ってきた。

くっ、避けれなかった……。


「いいんじゃないか?またパーティー組もうぜ」


リリーもジーンも乗り気だ、けど……。


「私レベル低いから足手まといにならないかな?ってかまだアラミア行ってなかったんだね」


ジーン達のレベルは知らないけどもうとっくに3つめの街へ行ってると思ってた。


「いや~まぁ、色々あってな?先にギリアート行きたいっていうからこっち後回しになってたんだ。ギリアートであれやこれやあってやっとこれからアラミアって訳だ。な~?ニーナ?」


じとっとした目でニーナさんを見るジーン。


「うぅ……悪かったって言ってるじゃない!もうその話はいいでしょ~?」


うん、この話はこれ以上聞かないようにしよう。


「ちょっとー、ジーンもニーナもハナちゃんの前だよ?」


リリーは呆れているようだ。


「あぁ、わりぃ!ま、そんなわけで丁度アラミア行くところだったんだ。で、どうだ?一緒に行くか?」


「待って~!その前にやらなきゃいけないことあるでしょ?」


「そうだよニーナの言う通り。ボスに行く前に問題があっただろ?それを解決出来ないのに安易にハナちゃん誘わない」


ん?何かあるのだろうか?


「あ、そうだったー……ハナちゃん見たらつい、ね」


「万能薬の問題か……なぁ、もう無くて行けるんじゃないか?」


「一回それでひどい目見たろ?」


万能薬?


「万能薬がどうかしたの?」


「もしかしてハナちゃんボスの情報見てない?」


マイクに訪ねられて、確かにボスがどんなんだか調べてない事に気づく。


「その様子じゃ見てないんだね。実はここのボス状態異常をひっきりなしに掛けてくるんだ。僕たちのパーティーは状態異常を回復出来る魔法を使える人がいないから万能薬頼みだったんだけど……今お店で買えなくて困ってたんだ。なしでも行けるかなと思って挑戦したんだけど、あと一歩のところで負けちゃったんだよね」


なるほど。そんなめんどくさいボスだったんだ。


「しかも毒と麻痺と眠りと混乱の状態異常とかをいっきに掛けられるから万能薬じゃないと対応しきれなくてさ。場合によっては他の状態異常もかけられるし」


え、えげつない。

そんなことになっていたのか。


「そうなんですね。パーティー枠余ってますけど異常回復出来る魔法使える人追加とかしないんですか?」


パーティーは全部で6人まで組める。ちょっと疑問に思って聞いてみたけど。


「それがまた色々あってさ……人間関係って難しいよね?」


ふふ、とどこか遠いところを見て笑うマイクに言われる。

あー、なんか聞いちゃってごめんなさい。


「そ、そうなんですね。あ!あの実は私万能薬あるんですけど」


とりあえず話をそらしておこう。


「え?本当かい?出来れば一人10個は確保したかったんだけど……」


マイク達合わせて40個か。

手持ちは20個くらいだから足りないな。しかもrankがまちまちでちゃんと効くか心配である。


「40個はないから時間貰えれば作るけど」


「は?作る?」


ジーンいきなり後ろから現れるなよ、びっくりするじゃないか。


「ま、まぁ。あ、でも他の人にはナイショね。面倒になりたくないし」


この人達なら言っても大丈夫だろう。


「勿論!本当に作ってくれるのかい?」


「いいよー」


「ありがとう!これで何とかできそうだよ」


「あ、じゃぁハナちゃんも一緒にボス戦いかない?ほら、リリーとジーンが期待した目で見てるしさ~」


ニーナさんが示す先を見ると二人が並んでこっちを見ていた。

う、そんな目で見ないでよ!

でも私も一緒の方が楽に次の街に行けるし願ったりなんだけどね。


「わかった。よろしくお願いします!……じゃ、今日中に万能薬作っちゃうからボス戦明日でいいかな?」


「そうだね、明日は……こっちは何時も通りリアルで12時からがいいかな?ハナちゃんはその時間で大丈夫?」


「はい、問題なしです」


「じゃ、ギルド前で待ち合わせでいいかな?明日はよろしく」


「はい、よろしくお願いします」


マイクがリーダーなのかな?

まとめ役が板についてる気がする。


そこで別れて私は万能薬の材料集めです。

先ずは南の洞窟へ行って、次に西の森ですね。


他にもチキンを倒したり採集やら採掘していたらいつの間にか夜になっていました。ヤバイ、熱中しすぎた。呑気にまっちゃとレッドベリー食べてる場合じゃなかったね。


町に帰って生産です。


面倒くさそうな

ボスなので万能薬は全部rankAで揃えた。

うん、いい感じでrankA作れるようになったな。


さっさと万能薬を作り終える。

これで準備万端ですね。


さて、まだちょっと時間も余っているようなので今日は新しい道具を作りましょう。


そう、釣り竿とルアーです!

せっかく釣りスキルもとったしね。


今日採取で「頑丈な枯れ枝」と「軽い枯れ枝」というものをゲットしました!

順調に採取のレベルも上がって採れるものも増えてきました。


ではまず頑丈な枯れ枝をナイフで削ります。

何となく形が出来上がったらヤスリでツルツルにして……竿の部分の出来上がり!


あとは糸を着けて……あ、買ってこないとなかった。


じゃ、じゃぁルアーを作りましょう。


軽い枯れ枝をナイフで削って、更にヤスリで形を整える。

そこにナイフで彫刻の用に彫りを入れて……お、いい感じ!


あとは色を……塗料がなかった。

糸を通す金具もないし、ここまでですね。


チリンチリン


あ、丁度時間もきたので今日はここまでにしましょう。

ステータスを確認してログアウトです。


ーーーーーーーーーー


name : ハナ

tribe : フェアリー

level : 27        [1up]


HP : 360/360       [10up]

MP : 311/311 (+21)   [10up]


STR : 54 (+35)

VIT : 51 (+45)

AGI : 56 (+43)

INT : 20         [2up]

DEX : 38 (+10)    [1up]

LUK : 9


AP : 0

SP : 13


【スキル】

〈採取〉Lv.28〈鑑定〉Lv.32〈魔法陣〉Lv.29〈育成〉Lv.26〈採掘〉Lv.26〈刀術〉Lv.31〈二刀流〉Lv.26〈ステップ〉Lv.22〈回避〉Lv.18〈MP+〉Lv.11

[控え]

〈鍛冶〉Lv.9〈道具〉Lv.25〈料理〉Lv.21〈錬金術〉Lv.28〈釣り〉Lv.7


【称号】

フェアリー族の加護:DEX+10


【売買】

商人Lv.2


【装備】

武器:桜花刀 STR+35 , AGI+18

防具頭:布リボン VIT+10

防具上衣:中振袖(赤紫) VIT+20

防具下衣:袴(藍) VIT+15

防具鎧:なし

防具手:なし

防具足:下駄(足袋付) AGI+25

アクセサリー(最大6個):魔法陣ホルダー・使い魔の指輪


ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー


name : まっちゃ

tribe : グリフォン〈幼体〉

level : 25    [1up]


HP : 440/440   [10up]

MP : 320/320   [10up]


STR : 15

VIT : 12      [1up]

AGI : 12      [1up]

INT : 17

DEX : 7

LUK : 5


AP : 0


【スキル】

〈回復〉Lv.23〈索敵〉Lv.35〈かみつき〉Lv.29


【装備】

アクセサリー:なし


※進化可能レベルに到達しました


ーーーーーーーーーー


ちょっと待ったー!

まっちゃ進化って何ですか?

大きくなるってことですか?


とりあえず進化させてみよう。


※印の一文をクリックすると『進化しますか?YES/NO』と出たのでYESを選ぶ。


するとまっちゃが目の前までパタパタと飛んできたと思ったら、ピカッと光りだした。

光はどんどん大きくなっていき、パンっと弾けて光が飛び散る。中からは大きく成長したまっちゃが現れた。


「まっちゃー!大きくなったんだね!」


「くぅ~!」


大きさは大型犬くらいあるかな?ぎゅっとしがみつきやすい大きさだ。ふさふさの毛はそのままで気持ちいい。


見た目的にはかなり精悍な顔つきになった気がする。凛々しい!嘴も鋭くなっている。

頭から体の半分くらいまでは緑色だけど、その後ろは真っ白に変わっていた。翼は緑色で広げると私の身長より大きくなるのではないか?

前足の鉤爪も大きくなって強そうだ。


ステータスは変わってるかな?


ーーーーーーーーーー


name : まっちゃ

tribe : グリフォン〈亜成体〉

level : 1


HP : 490/490   [50up]

MP : 370/370   [50up]


STR : 15

VIT : 12

AGI : 12

INT : 17

DEX : 7

LUK : 5


AP : 10


【スキル】

〈回復〉Lv.23〈索敵〉Lv.35〈かみつき〉Lv.29〈〉〈〉


【装備】

アクセサリー:なし


ーーーーーーーーーー


なんかすごいアップしてる。

スキルも新しく覚えられるんだ。

どうしよっかな?やっぱり魔法覚えて貰おうかな?


あと1つは……こ、これは!?でも、せっかくのスキルなのに……いや、これは私にとって必要なものだ。うん、そうだ。これはとろう。


こうなりました。


ーーーーーーーーーー


name : まっちゃ

tribe : グリフォン〈亜成体〉

level : 1


HP : 490/490

MP : 370/370


STR : 15

VIT : 14       [2up]

AGI : 14       [2up]

INT : 20 [3up]

DEX : 10 [3up]

LUK : 5


AP : 0


【スキル】

〈回復〉Lv.23〈索敵〉Lv.35〈かみつき〉Lv.29〈風魔法〉Lv.1〈小型化〉Lv.1


【装備】

アクセサリー:なし


ーーーーーーーーーー


風魔法選んだのは何となくです。空飛べるしイメージ的にあいそうだから。


そして〈小型化〉

そう、幼体のまっちゃにまた会えるのです。

それだけのスキルです。ただ小さくなるだけ。


でも私にはまっちゃのあの癒しが必要なんだ!

今の大きくなったまっちゃも可愛いけど、でもあの小さいまっちゃも忘れられないのー……。


ごめんね、まっちゃ。こんな私を許して。


「まっちゃ〈小型化〉」


「きゅ~!」


ピカリと光って小さなまっちゃが戻ってきた。

まっちゃもまた頭の上に乗れて嬉しそうだ。


うん、〈小型化〉とってよかった!


では本当にログアウト。








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