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次の日はまたまたウォーリア周辺で、万能薬の材料等を集めてから生産施設にこもった。


採掘してきた石英から瓶を作って万能薬を作り続けた。


まっちゃもお手伝いで雫草を砕いてくれている。そのうち《粉砕》しなくてもよくなるんじゃない?


まっちゃがんばれー!


万能薬作りではなんと最初からrankDを作ることに成功し、1回だけrankAも作ることが出来た。


ーーーーーーーーーー


万能薬

rankA


100%の確率で状態異常回復


ーーーーーーーーーー


ふふふ、これでもうヤツは怖くないぞ。

昨日殴られた恨みはらしてやるー!


それから2回分のログイン時間も使って材料を集め魔法陣やポーション等を揃えていった。

魔法陣は火系特化魔法紙(上)と魔法紙(上)で作った。何があるかわからないもんね。


刀もまた作ったよ。今度は材料を鉄鉱石に変えたらSTR+3のものが出来たよ!……rank底辺だしまだ弱いけどね。


防具もそろそろプレイヤーメイドのものにしなきゃだめかな?お店ではそこまで強力なものは売ってないようなのだ。

そこら辺もちょっと考えよう。



あー、早く次の町に行ってマイホームを買いたいなぁ。

そしたら落ち着いて生産三昧するんだ。






次の日から2日かけてやっとウォルターニアにたどり着いた。

今は2日目の3回目のログイン。

やっぱりモンスターのレベルが上がっていたから進むのに苦労したのだ。索敵出来るモンスターは出来るだけ避けたけど、初見の敵もいたしね。魔方陣はrankAを使ってるからか結構効くんだけど、刀の攻撃力がいまいちで魔法陣の消費が半端なかった。その補充で時間をとられたのも時間がかかった一因かもしれない。


そうそう。

化け花はきっちり倒してやりましたよ!

みたかー!まっちゃと会えなかった時間の恨みを知れー!

と言った感じでやつらだけは見付けたらきっちり倒してあげました。

万能薬様様です。


でもよく考えたら麻痺を治すパラライズポーションを買えば良かったと思い至る。なんかものすっごく勿体ないことした気がしなくもないが、万能薬使わないとそれこそ勿体ないよね?ということで気にしないことにした。


それよりイベントまでに街にたどり着けて良かった。イベントはフィールドにいては受けられないらしい。


そして嬉しいことがあった。

新しいエリアになりモンスターもどんどん新しいものが現れたのだが、そのなかになんとビーフがいたのだ!


ビーフっていうモンスターですよ?

つまり落とすのは「ビーフの肉」牛肉ですよ!


やったー!


いろいろ突っ込みたい気はするけどそこは無視です。

気にしてはいけないのです。


牛をデフォルメした白黒のモンスターだったけど、やけに可愛いのが気になった。ま、関係なく倒しましたけどね。



で、いろいろあったけどやってきましたウォルターニア!


今日のログイン時間はあと9時間ないので、街の散策くらいしかできないかな?。

前回ログアウトしたフィールドのセーフティーエリアが思ったより街に近くて助かった。


ここはすっごく活気のある街だった。

ウォーリアの倍はあると思われる広さで人の多さも倍だ。


先ずはギルドでいらないドロップを売り払う。


その後はさっそく家を買えるというお店にやって来た。場所はギルドで聞いておいたからバッチリなのです。


カランカラン……


「こんにちわー」


扉を開くとドアについたベルが可愛い音をたてて鳴り響く。


「いらっしゃいませ」


可愛らしい女の人の店員さんだ。


「ここで家が買えるって聞いたのですが」


「はい、見本はこちらにありますので見ていってください」


棚にはスノードームみたいな半円球の透明な水晶に、ミニチュアな家が入っていた。それが何個も置いてある。どれも可愛らしい家だった。中には城もある。


「家を買うのは初めてですか?」


後ろから声をかけられ振り向く。


「あ、はい。そうです」


「では、始めにご説明させて頂きますね。家を買うにはいくつか条件がありまして、一つは土地を持っていること。更にもう一つは建築許可書を持っていることです。許可書はギルドの方で発行クエストが出されているのでそちらへ行ってみて下さい。土地は住みたい街の不動産で購入することが出来ます。街の外へ建てたい場合はギルドから発行される権利書が必要になります。それを持って不動産へ行ってください。準備がととのわないと建物は購入出来ませんのでお気をつけ下さい。家を建てた後はカスタマイズも承っていますのでどうぞ後ろの棚もご覧下さい」


うわー。家建てるって大変なんだな。

しかも家の価格がめっちゃ高い。


一番安いので50万ギルだよ?これは本格的に商売始めないとかな……。


カスタマイズはつまり外装を変えたり内装を整えたりといったことだ。なるほど。


「わかりました。じゃ、条件揃ったらまた来ますね。あ、私はハナって言います」


「ご丁寧にありがとうございます。私はアイラと申します。では、次回お待ちしております」


そのまま店を出ようとして……ん?

変なものを見つけてしまった。


「すいません、これはなんですか?」


半円球の水晶は同じだが、中身がない。

どうゆうこと?


「はい、こちらはオーダーメイド品になります。ただしレベル30以上の方向けの物件になります。建築には設計書を書く紙とインクを持つモンスターを討伐してもらう必要があります」


まだ私じゃ受けられないのか……でもオーダーメイドってひかれるよね!

よし。どうせだったらオーダーメイド狙いたいね!


お値段は、要相談。つまり作る規模によって違うのか。


うん、お金稼いでレベルあげだ!



そして市場やお店を巡る。気になる調味料があったのでつい買ってしまった。ついでに足りない材料も買っておく。道具屋で少なくなってきた糊等も購入した。


で、来たのがバザー広場。

ここはこの街でプレイヤーが商売するのに店が開けるところだ。ウォーリアや始まりの町には規制が無かったが、大きな街になると場所が限定されるそうだ。

しかし店と言っても露店や屋台までしか出せない。

自分の店を持つには空き地に家を建てるか、物件を借りるか買うかするしかないらしい。


更に店を持つには条件があり、露店→屋台→店と、経験をつまないと店を持てないのだ。なので私はまだ露店しか出せない。


露店は専用のマットを広げて商品を並べ値段を設定する。

この手順をマットを広げる度にやらなければならないらしい。面倒くさい。


それが屋台になると、屋台の出し入れだけで品物は補充だけで改めて並べたり値段設定し直さなくていいので楽だ。


以上、バザー広場の管理人イーマさんから聞いた情報でした。


よし、早めに屋台へランクアップしよう。


屋台へのランクアップ条件は。


・露店を10回以上開く。

・品物を10種類以上買って貰う。(rank違いは他種類にカウントされません)

・商人レベル10以上。

・売上が50000ギルを越える。


この4つが条件らしい。


商人レベルとは露店で売買をした段階で表示されるものだ。このレベルが上がることによって特典がつくらしい。


レベルが高い=信用度が高いということでNPCの店で素材系のアイテムや道具系アイテムが割り引きされるらしい。


高レベルになるとNPCを雇うことも出来るらしい。


何かいろいろ燃えてきた!割り引きして貰うためにもレベル上げなきゃ!



露店マットをイーマさんから買い広場を見て回る。マット10000ギルもしたよ……。


先ずは市場調査だよね。

私が売る商品は主にポーション系と食品系だろう。


その2つを中心に見ていく。

食品系の店は多かった。が、ポーション系を扱う店は少なかった。売ってたのはポーションばかり。それも品質はあまりよろしくない。そして高い!

店売りのものより効果は低いのに、店より高いってどういうこと!?


しかも売ってるところはみんなどっこいどっこいの質と価格。

でもどこもそんなものでも結構な頻度で売れてるんだから何とも言えない。


これは酷い。ぼったくりだ。

シェリーさんが言ってたのはこう言うことか?


うーん、いくらで売ろう?


とりあえず今日は売りものを作ろう。

売るのはポーション、MPポーション、あとは……タマゴサンドでいっか。


万能薬は様子を見てからだな。

ポイズンポーションとバーンポーションはまだ作った事が無かったから作ってみよう。


ポーション系は各50個づつでいいかな?

rankCで揃えて、rankAをそれぞれ10個並べてみよう。


瓶のrankはもちろんCだ。

先ずは様子見です。


生産で使えそうなのはインベントリを圧迫しないくらいの量を売らないで残してあるので、この2日間で結構な数素材がたまっていた。なのでこのまま生産にうつっても大丈夫なのだ。


ここに来るまでのフィールドで新しい素材も手に入っていたので先にレシピ探そう。


まずは図書館に向かってみる。

この街には図書館があったのでかなり嬉しい!

本屋もあるのでそっちは次回行ってみよう。おそらく図書館で手にはいらないレシピが売られて要るのだろう。


図書館ではこんなレシピが手に入った。


〈錬金術〉

・パラライズポーション

・スリープポーション

・STR+タブレット

・LUK+タブレット


〈道具〉

・釣り竿

・ルアー


〈料理〉

・三枚下ろし

・揚げ物

・煮物


〈鍛冶〉

・槍

・斧

・ランス


何だか〈料理〉のレシピが雑になってきてませんか?

まぁ、元のレシピが曖昧なお陰で出来そうなメニューは増えるからいいんだけどね。


そして〈錬金術〉新たなアイテムが作れそうです。

この街の道具屋で売られているのを見てからちょっと期待してましたがやっぱりあったよタブレット!

店には他のステータスアップ系の物も売っていたので、それらもそのうちレシピが見つかるだろう。


図書館を出ると夜になってしまったので生産施設を探しつつ街を見てまわる。


やはり夜になると店は閉まるようでほとんど閉まっていた。飲食店は別で夜でもやっているようだが。


ウォルターニアにも生産施設はあるようでほっとひと安心です。

使い方等も全く一緒だった。


残り時間が3時間くらいなので、300ギル料金を払い、まずはまっちゃとご飯です。

バザーで唐揚げが売ってたのでそれとサンドイッチをまっちゃと一緒に食べました。やっぱり唐揚げって美味しいよね。私も作ろう。

あと、買ってあったオレンジを道具箱にあった果汁絞りで絞ってオレンジジュースにして飲んだ。

……うん、今度はミキサー探そう。


さて、では始めますか。

まずは瓶を作らないとね。

《時間短縮》でrankC出来るかな?


今インベントリには瓶が入っていないので丁度いい。


とりあえず2本作ってみる。

瓶は2本ずつ本数設定をするようだ。使用MPは5。


画面がピカリと光って成功したようだ。


インベントリには瓶のrankCが2本入っていた。


うん、問題なさそうだな。

でもなんかシステムで作るのって味気ない……。でも今は我慢だ、マイホームを買うまでの辛抱だ!


MPを回復しながら瓶を作っていった。

回復してる間はポーションとMPポーションを作ったんだけど……作るとrankAが出来ちゃうのでこっちも《時間短縮》でrankCを作ることに決めた。何だかつまらない。


よし。ポイズンポーションとバーンポーションを作ろう!


まずはポイズンポーション。

作り方はポーションとかと一緒だね。使用MPは10でした。


では毒草を《乾燥》《粉砕》してすりつぶす。そして魔力水と一緒に混ぜて……出来上がり!


どうなったかな?


ーーーーーーーーーー


ポイズンポーション

rankB


80%の確率で毒状態回復


ーーーーーーーーーー


ええ!?

いきなりrankBですか!?


ポーションやMPポーション沢山作ったからポーション系作るの上手くなったのかな?


じゃ、次はバーンポーション。


ーーーーーーーーーー


バーンポーション

rankB


80%の確率で火傷状態回復


ーーーーーーーーーー


おおー……こっちもですか。


作り方はやっぱりポーションと同じで、使うMPも10だった。


喜んでいいんだろうけど、何となく拍子抜けしちゃった。


何回か作り続けたら、ポイズンポーションもバーンポーションも問題なくrankAが作れるようになりました。


こんなに簡単にrankAが〈錬金術〉で作れることはなかったので何だか物足りなかった。なので、気分を替えてお料理をした。


マヨネーズを大量に作ってタマゴサンドを作りました。寝ていたまっちゃがマヨネーズにつられて起きてきたので2人でまた食べちゃいました。


そんなこんなで時間がきたので

今回はここまでですね。


ではお休みなさい。



* * *



ーーーーーーーーーー


name : ハナ

tribe : フェアリー

level : 24        [4up]


HP : 330/330       [40up]

MP : 267/267 (+7)   [40up]


STR : 22 (+3)      [3up]

VIT : 21 (+15)

AGI : 16 (+3)      [3up]

INT : 15          [3up]

DEX : 34 (+10)     [3up]

LUK : 9


AP : 0

SP : 13


【スキル】

〈採取〉Lv.24〈鑑定〉Lv.27〈魔法陣〉Lv.25〈育成〉Lv.22〈採掘〉Lv.23〈刀術〉Lv.27〈二刀流〉Lv.20〈ステップ〉Lv.18〈回避〉Lv.13〈MP+〉Lv.7

[控え]

〈鍛冶〉Lv.9〈道具〉Lv.23〈料理〉Lv.18〈錬金術〉Lv.25


【称号】

フェアリー族の加護:DEX+10


【装備】

武器:刀 STR+3

防具頭:なし

防具上衣:頑丈な布の服 VIT+5

防具下衣:頑丈な布のスカート VIT+5

防具鎧:シルバープレート VIT+5

防具手:なし

防具足:冒険者のブーツ AGI+3

アクセサリー(最大6個):魔法陣ホルダー・使い魔の指輪


ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー


name : まっちゃ

tribe : グリフォン〈幼体〉

level : 22   [4up]


HP : 410/410  [40up]

MP : 290/290  [40up]


STR : 14     [2up]

VIT : 10     

AGI : 10     [2up]

INT : 17     [2up]

DEX : 6      [2up]

LUK : 5


AP : 0


【スキル】

〈回復〉Lv.21〈索敵〉Lv.28〈かみつき〉Lv.24


【装備】

アクセサリー:なし


ーーーーーーーーーー







いつもお読み頂きありがとうございます。


ご指摘いただき、おかしなところを若干変更させて頂きました。

話の流れに関係はあまりないのでこのまま読んでも大丈夫だとは思いますが、ご報告だけさせて頂きます。


第7話

Rクエスト報酬の〈育成〉取得可能→たまごを手に入れたことで〈育成〉のスキルが出現 


第21話・第23話

ロンからのクエストにある報酬  『???』→『万能薬』レシピ

それに伴うハナの反応


以上変更させて頂きました。

これからもよろしくお願いします。

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