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本日3回目のログインです。
今は待ち合わせの15分前です。
先ずはまっちゃを呼び出してもふもふなでなで。
それからメニューを開いて掲示板にとぶ。
やっぱりチキンにかなわなかったのがのが悔しいのでスキルを取ることにしました。
掲示板で調べたところ候補は2つ。
〈回避〉と〈ステップ〉
ステップは戦闘での立ち回りをアシストしてくれるスキルだ。〈回避〉も似たようなものだけど、どちらかというと相手の攻撃に対しての回避アシストが強いらしい。
1つだけしかSPの余裕がないので〈ステップ〉をとった。
そのうち〈回避〉もとろう。
あ、レベル上がってる。
忘れないうちにステータス振り分けよう。
まっちゃもだね。
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name:ハナ
tribe:フェアリー
level:12 [1up]
HP:210/210 [10up]
MP:140/140 [10up]
STR:15(+1)
VIT:10(+4)
AGI:10 [2up]
INT:6 [1up]
DEX:23(+10)
LUK:4
AP:0
SP:1
【スキル】
〈錬金術〉Lv.9〈採取〉Lv.13〈鑑定〉Lv.17〈料理〉Lv.8〈魔法陣〉Lv.11〈育成〉Lv.14〈採掘〉Lv.12〈刀術〉Lv.17〈二刀流〉Lv.8〈ステップ〉Lv.1
[控え]
〈鍛冶〉Lv.2〈道具〉Lv.8
【称号】
フェアリー族の加護:DEX+10
【装備】
武器:刀 STR+1
防具頭:なし
防具上衣:皮の服 VIT+2
防具下衣:ただのスカート
防具鎧:鉄のプレート VIT+2
防具手:なし
防具足:ただのブーツ
アクセサリー(最大6個):魔法陣ホルダー・使い魔の指輪
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name:まっちゃ
tribe:グリフォン〈幼体〉
level:10 [1up]
HP:290/290 [10up]
MP:170/170 [10up]
STR:9 [1up]
VIT:6
AGI:7
INT:11 [1up]
DEX:1
LUK:4
AP:0
【スキル】
〈回復〉Lv.9〈索敵〉Lv.13〈かみつき〉Lv.10
【装備】
アクセサリー:なし
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本当はジーンとパーティー組む前に〈ステップ〉試したかったけど、時間が無かったので仕方がない。
「おう!待たせたかな?」
ステータスをいじってたら前から声をかけられた。ジーンだ。
「いえ、大丈夫で…す?」
しかしジーン一人ではなかった。
その後ろに男の人と女の人が一人ずつ。
「あ、ああ、こいつらどうしても一緒に行きたいってついてきちまってよ。一応俺のパーティーメンバーだから変なやつはいないが、嫌だったら言ってくれよ?」
「あ、大丈夫です」
ま、ジーンの仲間なら大丈夫だろう。
「始めまして!僕はマイクよろしくね」
「私はリリーよ!よろしくね」
「ハナです。よろしくお願いします」
何だかテンション高い人逹だ。マイクはずっとニコニコ笑ってるイケメンさん。リリーはちょっと気の強そうな美人さんだった。
「やーん!可愛い!」
がばっとリリーに抱きつかれる。
「え、え?ええ!?」
まっちゃじゃなくて私!?
まさかこっちに来るなんて思ってもなかったからどうして良いかわからない。
「こらこら、ハナちゃんが困ってるだろ?」
マイクがひょいとリリーの首根っこをつかんで引き剥がしてくれた。
た、助かった。
「ご、ごめんねハナちゃん。つい可愛くて衝動が押さえきれなくてー…」
「こいつ可愛い子見るといつもこうなんだよね。本当ごめんね」
「あ、大丈夫です。驚いただけですから」
「ありがとうー」
そしてまた抱きついてこようとしたので必死でかわした。
「お前らいつまでも遊んでないでそろそろ行くぞ?」
その様子を呆れたように見ていたジーンの掛け声で、やっと狩りに出ることになった。
今回リーダーはジーンらしく、ジーンからパーティー申請がきたので了承した。パーティー組むのなんて初めてだしうまく戦えるかな?
今は西の草原に来ている。
良かったチキンじゃなくて…。
そこでポイズンフロッグを相手に戦闘になった。
が、なんか数多くないですか?
10匹以上いる気がするんですが。
モンスターと戦闘になると数が増えることがある。
いつのまにかポップしたモンスターが集まってくるのだ。
でもなんか1人の時より一回に出てくる数が多くない?
1人の時は多くても3匹くらいまでだ。
これはパーティーだから?
そんなこと考えてる間にマイクが前へ出る。
「『こっちこい!』」
するとモンスター達がマイクに向かっていく。
マイクが装備しているのは大盾だ。壁役ってやつかな。
今やったように指定の言葉を発すると注意を集めるという<大声>のスキルを持っているらしい。
マイクが注意を集めている間にジーンは次々とポイズンフロッグを切り捨てる。
「離れて!」
後ろからリリーの声が聞こえたので離脱する。
「ファイヤーボム!」
リリーは杖を掲げ、唱えていた魔法を放つ。そしてポイズンフロッグの中心に向かった火炎は着弾と同時に大爆発をおこした。
魔法のダメージは味方には効かないが、風圧などでバランスを崩したり魔法で飛ばされたモンスターがぶつかってダメージを受けることがあるので基本避けた方がいいらしい。
どうやらリリーの魔法でポイズンフロッグの群れは全滅したみたいだ。
ってか強すぎじゃない?
「お疲れー!ハナちゃんって魔法陣使ってるんだね!?凄いね!」
いやいや、貴女の魔法の方が凄かったですってリリーさん。
一応私も戦ってはいたんですよ?
ジーンと一緒に、マイクに注意がいっていたやつをまっちゃと一緒に2体くらい倒しました。
ただ皆が凄すぎるんです!
「刀の振り方も綺麗だしいいじゃん!魔法陣との連携も悪くないしなかなかやるな」
ジーンが関心してますがそんなことないです。
「でも魔法陣ってそんな威力高かったかな?確か魔法の半分くらいの威力なんでしょ?」
「確かにー。むしろ普通のファイヤーボールよりちょっと威力高め?」
マイク、あんな中でこっち見てたんですか?ってか皆さん余裕ありますね。
「まぁ、なんていうか…この魔法陣は自作なので店売りのとはちょっと違うっていうかー…」
確かにさっきの戦闘で使ったファイヤーボールは威力が高かった。
今回使ったのは前回作った魔法紙(中)のrankAとrankCだ。
気になってて使ってみたかったんだもん。
rankAはかなり強力になっていた。相性があるにしても1発でポイズンフロッグのHP5割くらい削ってたもん。rankCも3割くらいはダメージが入ってたように思う。1発でこんなにHPを削るなんて今までは出来なかった。だから私もこの人逹にあまり遅れず倒すことができたのだ。
じゃなきゃ私の出番なかったよ。
「自作!?魔法陣って作れるの!?」
リリーに肩を捕まれガクガク揺すられる。
やーめーてー!
「ちょっとリリー!?」
マイクが間に入ってようやく開放。う、ちょっと気持ち悪い…。
「あ、ごめんねハナちゃん。作れるなんて聞いたことなかったから…つい」
「いえ、大丈夫です。たぶん魔法陣使ってる人が少ないからレベル上げた人がいなかったんですかね?レベル10でボール系の魔法陣作成っていうアーツを覚えました」
「でも魔法陣書く紙も高かったわよね?しかもそれと店売りの魔法陣と紙の質は同じだった気がするのだけれど…」
あれ?リリーって魔法陣詳しくない?
「もしかしてリリーって魔法陣使ってた?」
「そうなの。実は私βからやってるんだけど、最初取ってみたはいいけど威力低いしお金かかるしで、早々魔法にチェンジしちゃったのよねー」
「そうなんだ。あ、紙も実は自作のもので、だから威力が高いんだと思う」
「え?自作?」
「うん。私基本生産職だから」
「「「え?」」」
え?
何故に驚く?
「そんだけ戦えるのに生産やってんのか!?」
「いやいや、戦えるけど皆には敵わないしお金必要だから戦えないと何も出来ないし」
そう答えると皆何故か納得していた。
「そういやハナってソロだったな…」
「そうだね。生産目指す人って大体戦闘苦手な人が多いから驚いたけど、パーティー組んでなかったらそうなるね」
「でもそんだけ戦えるのに勿体無いな…どうだ?ハナ、俺たちのパーティーに正式に入ってみないか?」
パーティー?
確かに皆強いし、お金稼ぐのも楽になりそう。だけど。
「うーん…ごめんなさい。私かなりマイペースだからちょっとパーティーとかには向いてないんだよね」
「そっか。それなら仕方ない。ま、気がかわったら何時でも言ってくれよ?」
「ありがとう!」
そしてその後はポイズンフロッグやビッグスライムを狩りまくった。森に入ってからはワイルドウルフやレッドバタフライという赤い蝶々のようなモンスターも倒した。合間に採取もさせて貰えたし大満足。
ドロップは各個人に入ったものがその人の取り分となった。他にクエストが出てた討伐依頼もこなしていたのでその報酬は最後に均等割した。パーティーに入っているとそのパーティーリーダー(今回はジーン)が依頼書を持っていれば依頼の完了報告が出来るようだ。しかも依頼書はリーダーのギルドランクが適応されるので、私にはまだ受けられない依頼も出来てしまう。
均等割りにしてもかなり多くのお金が手に入った。やっぱりパーティー組んでると違うな。
ギルドから出てリリーとマイクともフレンド登録をして別れた。
まだ夜になるまで時間があったのでまた本屋さんに来てみた。
お金も入ったし何かレシピを買おうかとやって来たのだけど…うーん、悩む。
よし、やっぱり料理関係にしよう。料理本は比較的安いんです。なぜだろう?
そしてレシピを探しながらふと考える。
「世界樹図書館って本当レシピの数揃えれば入れるのかな?」
「ん?ハナちゃんどうかしたかい?」
「あ、独り言です」
まずい。いつの間にか口に出してたようだ。
ま、今考えても仕方ないか。
早くレシピ選んじゃおう。
そしてゆで卵とオムレツ、ジュース、ドレッシングのレシピを持ってレジに向かう。
ゆで卵とオムレツが別ってどうゆうこと?茹でるのと焼くの違い?
ま、全部300ギルで安いからいっか。
「お会計お願いします」
「まいど。今度は料理レシピかい?」
「はい、新しいレシピが欲しくて」
ここの店主はロンさんというおじさんだ。名前持ちのNPCである。
お店をやっているNPCの人はほとんどが名前持ちのNPCであるようだ。
「そっか~、えっと1200ギルになるね」
「はい」
お金を渡しレシピを受けとる。
「そういえばハナちゃん冒険者だったよね?ちょっとお願いがあるんだけど、聞いてくれるかな?」
「え?お願い?私に出来ることならやりますよ」
何だ急に?
「ありがとう!実は孫娘が病気になってしまってね。その病気に効く涙の雫石というものを取ってきて貰いたいんだ。町の東にある森の南側にある洞窟の奥深いところで採掘できると言うんだが、私ではそこまで行きつくことは出来ないんだよ。お願いできるかな?」
「わかりました!じゃ、取ってきたら持ってきますね」
「ありがとう」
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クエストを受注しました
『涙の雫石を探せ』
クリア報酬:『万能薬』レシピ
クエスト出現条件:錬金術スキル取得
レシピ5つ以上購入
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わぁお!なんだこれ!?めっちゃうれしい!
万能薬は道具屋でも売ってるけどすっごい高いんだよね。
そのまま本屋を出て生産施設に向かう。
今日はもう夜になるから、これから準備して明日森に向かおう。
そしてその後はひたすら生産しました。
ではスキルを入れ換えて生産開始!
まずは魔法陣を増やした。
この先何があるかわからないし、rankAの魔法紙(中)を揃えたかった。
前回よりもrankAになる確率もあがり、結構な数揃えることができた。
ある程度数が揃ったので魔法紙(上)も作ってみた。
こっちはまだまだrankFやEしかできない。
作った魔法紙は全部魔法陣にしておいた。
そのあとはパンを焼いた。
鍋はあったのでゆで卵を作ってみたんだけど…。
やっぱり炭鉢の上においたのじゃなかなか沸騰しなくて大変だった。
一生懸命まっちゃが羽根で火を強くしてくれたけど、あまりうまくいかなかった。ありがとうね、まっちゃ!
…早く道具を揃えよう。
道具作りで本当は瓶も作りたかったが、時間が無かったのでピッケル作成だけにした。鍛冶セットで鉱石を鍛えることで耐久度の高いピッケルを作ることに成功した。
そんなこんなで準備は万端!
最後にステータスを確認してログアウトです。
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name:ハナ
tribe:フェアリー
level:15 [2up]
HP:240/240 [20up]
MP:170/170 [20up]
STR:15(+1)
VIT:10(+4)
AGI:10
INT:7 [1up]
DEX:28(+10) [5up]
LUK:4
AP:0
SP:4
【スキル】
〈錬金術〉Lv.11〈採取〉Lv.14〈鑑定〉Lv.18〈料理〉Lv.9〈魔法陣〉Lv.12〈育成〉Lv.14〈採掘〉Lv.12〈刀術〉Lv.19〈二刀流〉Lv.10〈ステップ〉Lv.4
[控え]
〈鍛冶〉Lv.3〈道具〉Lv.10
【称号】
フェアリー族の加護:DEX+10
【装備】
武器:刀 STR+1
防具頭:なし
防具上衣:皮の服 VIT+2
防具下衣:ただのスカート
防具鎧:鉄のプレート VIT+2
防具手:なし
防具足:ただのブーツ
アクセサリー(最大6個):魔法陣ホルダー・使い魔の指輪
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name:まっちゃ
tribe:グリフォン〈幼体〉
level:13 [3up]
HP:320/320 [30up]
MP:200/200 [30up]
STR:11 [2up]
VIT:9 [3up]
AGI:7
INT:12 [1up]
DEX:1
LUK:4
AP:0
【スキル】
〈回復〉Lv.11〈索敵〉Lv.15〈かみつき〉Lv.12
【装備】
アクセサリー:なし
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