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やって来ました次の町、ウォーリア!


ここには世界樹図書館というものがあるらしい。この世界で一番大きい図書館なんだって。あとは街と同じくらいの大きさの湖があった。ウォーリア湖っていうらしい。この湖の真ん中に世界樹図書館があって街から立派な石橋がかけられている。


湖って魚釣れるのかな?

釣りスキルってあったよね?

あとで取ろう。お魚食べたい!


まずはギルドへ行って溜まっていたアイテムを使えそうなものを残して売り払う。1600ギルになった。現在残高は1800ギルか。


街をふらふら歩きながら施設の場所を確認する。


始まりの町よりプレイヤーの人数も多く、街は賑わいをみせていた。中には使い魔っぽい子を連れた人もいた。使い魔の指輪してたし見たことないモンスターだったから多分間違いない。


なんだか仲間が出来て嬉しいな!


途中道具屋があったので串と糊とついでに採取ナイフも買っておいた。串は10本1セットで50ギル、糊は10個1セットで30ギルだった。


安くてほっとしました。


安かったので糊は10セット買っちゃった。

合計550ギルでした。


他の商品を見ていると、ポーションはrankAのものが売っているのを見つけた。回復量は50だった。


魔法陣を見るとなんと5つの属性が売っていた。やっぱり値段は同じで高かったけど。


そしてなんとMPポーションも売られていた。

高いし回復量は少ないけどこれはほしい。

でも今はお金が…我慢だ。


そうだ、レシピを探そう。


ということで来ました世界樹図書館!


「貴方はまだここを使うことは出来ません」


入り口で閉め出されました。


なぜ!?


でもまだ・・ってことは何か条件があるはずだよね。

掲示板でも覗いてみようかな?


この町には時計台のある広場があったのでそこのベンチに座ってクッキー食べながら掲示板を見る。


んー…まだ世界樹図書館に入れた人はいないみたいだ。βの時は開放されてなく受付すら入れなかったらしい。


ただ気になる情報は見つかった。

人によって受付の人の言葉が違うのだ。


それは生産スキルの有無。


生産を持ってない人は「貴方はここを使うことは出来ません」と言われるらしい。

でもただスキル持ってればいいというわけではないらしい。生産スキルを取得して再挑戦した人は同じように使えないと言われたらしい。


生産のレベルかな?

でも図書館だしなんか本に関わることの気がするんだけどな。生産職と本…思い付くのはレシピ、かな?


取得したレシピの数が一定数ないとだめとか?


今覚えてるレシピはアレンジ含めて19個。

切りがいいとこで20とか30かな?

とりあえずあと1個覚えて行ってみよう。






はい、無理でした。


あの後市場があったのでそこで見つけた蜂蜜を使ってハニークッキーを作って行ってみたけどやっぱり入れなかった。


レシピの数じゃないのかな?

ま、次は30越えたら行ってみよう。



この町には図書館は世界樹図書館しかないけど、本屋さんがあった。入ってみるとレシピらしき本が売られている。


が、しかし。

レシピ高いー!


そりゃ、レシピって本だし高いよね。とりあえず安めで今必要な道具スキルの本を買う。


そう、それは「瓶」のレシピ。

これが作れればポーションが作れる。


道具屋で瓶が1個60ギルで売られていたのを見つけたが、これは高くて買ってられない。だって1回でポーション5個作れるから最低でも5本、300ギルもかかるんだもん。


これは作るしかないでしょう。


でもこのレシピが800ギル。お金がまたとんでってしまった。残り既に400ギル。


本屋さんから外へ出ると丁度夜になるところだった。

お店が閉まり始めたので今日も宿屋で生産かな?


宿屋へ向かう途中まだ空いているお店があったので入ってみる。


ん?お店?


「いらっしゃいませ」


「こんばんは。ここはどんなお店なんですか?」


特に商品も並んでいなくカウンターにお姉さんがいるだけだった。


「こちらは生産活動するためのスペースを貸し出す施設になります。このスペースでは普段の10倍のスピードでMPが回復するので効率良く生産出来ます。また、1度だけMPを全回復させることもできます」


町の中等の非戦闘エリアでは10秒でHPとMPが1回復する。


「なるほど。1時間おいくらですか?」


「1時間100ギルになります」


これはかなり便利だよね?

時間に制限はあるけど一度使ってみようかな?


「3時間使いたいのですが」


「かしこまりました。こちらの鍵を使ってあちらの扉からお入り下さい。お客様専用の部屋へ繋がります。修了10分前にお知らせのベルが鳴りますので片付けをお願い致します。時間を過ぎてしまうと延長料金が発生してしまいますのでお気をつけ下さい。逆に時間が余ってしまってもお金をお返しすることは出来ませんのでご了承下さい。もし延長をご希望でしたらお手数ですがこちらのカウンターまでいらしてください。MPを回復する場合は部屋にある水晶に触れて下さい。何かご質問はありますか?」


「大丈夫です」


「では、300ギルになります」


お姉さんに300ギル払う。


「ありがとうございます。そうしましたら、こちらをお渡しします。お部屋に入った時点で貸し出しがスタートされます。では、いってらっしゃいませ」


お姉さんに見送られ鍵をあけ部屋に入る。


入るとそこは宿屋よりもちょっとだけ広い部屋だった。ただ、ベットが置いてない分かなり広く使える。

試しに錬金セットと道具セット、料理セットを全部出して置いてみる。ギリギリではあったがなんとか入った。


錬金セットは簡易作業台と錬金鍋が、道具セットは簡易作業台と炉と窯が一緒になったようなものが、料理セットは作業台と炭鉢、オーブンみたいなものが広げられていた。その他に各セットに作業箱が付いていて、そこから必要な物を取り出して作業を進めるのだ。取り出すと言っても本当に取り出す訳ではなく、箱の蓋を開けるとリストが表示されるのでそこから選択して出現させるのだ。基本的な物は入っているが、無いものは買わなければならない。限界はあるものの、買ったものも道具箱にしまえるので便利だ。



まずは魔法紙の魔力100のものを作ってみよう!




…失敗でした。爆発しました。


やっぱり魔法紙(上)が最高なのかな?もっと上がありそうな気がするんだけど。これは保留かな。


次はより良い品質の魔法紙の開発だ。


木の枝を錬金術のアーツ《粉砕》で砕く。そこにずっとインベントリに眠ってた薬草を潰した薬紛を混ぜる。


うーん。もうちょっと細かくできそうだな?


ここからまたゴリゴリすりつぶす。


ゴリゴリ…ゴリゴリ…ゴリゴリ………。


これくらいかな?

さらさらにしすぎた?


ま、まぁいいだろう。


そして魔力水50の水で丁寧にすいて、丁寧に押し固めて…。


出来た!


ーーーーーーーーーーー


回復特化魔法紙(中)

rankF


魔法陣を書くのに使われる用紙。

魔法で同じものを使う時の1/2の威力


回復魔法陣を書くのに適している。

回復魔法陣に使用時 効果+10%


ーーーーーーーーーーー


え、回復特化ってどうゆうこと!?

回復魔法陣があることすら知らなかったんですけど。


何故?


これは薬紛をまぜたから、だよね?


同じ粉だから混ぜたら品質上がんないかなーと思って入れただけなんだけど…。つまり混ぜる材料によって特化型魔法紙になるって事だよね?


今あるので混ぜられそうなのは…火炎草?


よし、やってみよう。








はい、そんなうまくいかないよね?


またまた爆発しました。

違う素材だったのかな?火系でいけると思ったんだけどな。


じゃ、作れるだけ魔法紙(中)作ろうかな?


その後ひたすら魔法紙(中)を作り続けた。段々と作るスピードも上がってきた。


そして、品質は上がったり下がったりを繰り返していたが、最後にrankCの魔法紙(中)を作ることに成功した。


ーーーーーーーーーー


魔法紙(中)

rankC


魔法陣を書くのに使われる用紙。

魔法で同じものを使う時と同威力


ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー


rankC以上のものが作成されたのでこのアイテムに限りMPを消費することで《時間短縮》が使えるようになります。


ーーーーーーーーーーー


ん?何だこの《時間短縮》って。


レシピの魔法紙(中)を見るとそこだけ文字の色が変化していた。更に錬金術のアーツに《時間短縮》が追加されていた。

説明を見ると、つまり材料を揃えてこのアーツを使うと一瞬でアイテムになる、というものだ。今までの大変な作業はしなくていいらしい。ただ、これは最高でもrankCまでしか作れないらしい。更にレベルが低いとそれに合わせて作られるrankも低くなる。


これはもっとレベルあげてから使おう。




よし、残りは1時間。今度は料理をしよう。


まだ作ったことのなかったパンを作ろう。


まずはスタンダードに作ってみよう。

混ぜてー捏ねてー焼いてっと。


オーブンに入れて約10秒。

ピカリと光って出来上がりー!


おおー。ほかほかで美味しそう。

品質はFだったけど、これからだよね。


そのパンを使ってサンドイッチを作ろう。


串に刺したラビッドの肉をハーブと塩コショウで強めに味付けしてじっくり焼く。そして薄く切ったパンにはさむ。


ーーーーーーーーーー


ハーブ肉のサンドイッチ

rankE


ETを25%回復する


ーーーーーーーーーー


初めてにしてはいいできじゃないか?


どんどんパンを焼こう。

そうだ、まだ残ってるし薬紛を混ぜて焼いてみよう。


こんなのが出来ました。



ーーーーーーーーーー


回復パン

rankF


ETを10%回復する

HPを5回復する


ーーーーーーーーーー


おお!なんか効果がプラスされた?

お味の方は…。


に、苦い。

これはちょっと食べたくないな。


うーん。

あ、これならどうだろ?


今度は水の代わりにポーション入れて作ってみた。因みにこのポーションは店売りのでrankはC。



ーーーーーーーーーー


ポーションパン

rankE


ETを15%回復する

HPを30回復する


ーーーーーーーーーー


お?HPの回復量がかなり高いな。やっぱり使ったポーションのrankが良かったからかな?

だがここまでは想定済み。問題は味だ。


もぐ…あ、ほんのり甘くて美味しい。

まっちゃも食べる?

うん、美味しそうに食べてくれて嬉しいわ。



チリンチリン。


あ、もう時間か。

今回はここまでだな。

ログイン時間もアラームまでもう少しだからログアウトしておこう。







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