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甘いお菓子とふかふかクッションの誘惑に負ける前に地下室へと到着。
まずは無花薬からですね。
手順は火花薬の時と一緒。
若干レシピ登録時のイメージを変更して“赤く”を“無色の”としてみた。
先に素材を作っておこうと花を《退化》させたが、結構難しくて何度か失敗してしまった。レシピ登録の時一緒にやらなくて良かった。変に判定されて失敗したくないし。花は見えないけれど感触はあるので慎重に戻していって何とか蕾と咲き掛けを確保。
準備は整ったので工程を登録して判定。
……よっし!
無事登録できました。
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無花薬
rankF
花開く様火花を飛ばし無属性のダメージを与える
相手に火傷を負わせる効果を持つ
錬金術等に使われる素材
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やっぱり無属性か。
無属性魔法って聞いたことないけど、探したら取得出来るようになるのかな?
ま、今は置いておいて。
レシピは自分で好きにグループ分け出来るようなので<花薬>というグループを作ってみました。
まだこの2つしか作ってないんだけどね。
でも予想だとあと8つは花薬ができるはずなんだよね。
1回に使う無花は4本。3本失敗して残るは13本。
全然足りませんね。
しかもrankFだし。
次回も採取しに行かないと。
今出来るものだけ作ってみたら全部で4個無花薬が出来ました。
全部rankFだけどね。
さーてと。
では大オーブを作ってみますか。
オーブは星の砂と月の砂、それから虹貝の殻を使う。
どれも砂漠で採れるアイテムです。
あ、虹貝の殻はドロップアイテムだったかな?
砂漠に住むレインボーシェルが落とすらしい。
砂漠の砂流地帯に生息している。
砂流とは砂の川みたいなものですかね?
一応底はあるので歩けるらしいが、とてつもなく危ないらしい。
遠目に見たことはあるけど実際近づいたことはないので良く知らないんだけど。
オーブの作り方はまず星の砂と月の砂を鍋に入れます。そしてよーく混ざるまでヘラでかき混ぜます。ルーペで見てみると星の砂は星型の砂で、月の砂は三日月型の砂になっている。可愛らしいアイテムだよね。
よく混ざったら魔力水100を加え更に混ぜる。
色が黄色っぽいものから白くなってきたらすり潰した虹貝の殻を投入。
そして暫く混ぜているとカランという音と共に鍋がピカリと光を放つ。
完成したのは見る角度によって微妙に色を変える虹色の丸いオーブです。
という様に作ります。
大オーブっていうくらいだから大きいんだろうな。
最低でも無火薬8本分以上の質量がないと収まらないだろうし。
というか中に無火薬入れるなら空洞じゃないといけないのではなかろうか。
考えていてもわからないのでまずは単純に素材の量を増やしてみましょう。
結果出来たのは“オーブ(大)”というオーブの派生レシピ。
同じようで同じでない。
むー。
じゃ、次です。
合成してみましょう。
まずはオーブを量産します。
今回は手っ取り早く《時間短縮》。
rankC5個でrankBというのがあるのでそれ以上である可能性が高い。
まずは6個で挑戦。はい、爆発。
次7個。……爆発。
8個!……爆発、ですよねー。
9個は?……爆発、ですか。
最後、10個!……爆発です。
全滅でした。
あれ?簡単に出来ると思ったんだけどな?
んー。
やっぱりレシピ登録しかないですかね?
やってみればわかるかな。
が、その前に必要だと思われるアイテム素材を作り出します。
ガラス工で作れるので早速チャレンジ。
石英をあぶって息を吹き込んで丸いガラスボールを作ります。
大きさは直径20cmくらい。
レベルが低いからかすっごい歪な形です。
これは置物(球)というレシピのもの。
この中に物を入れたりして飾るんだって。
どこにも隙間は無いのにどうやって入れるんだろう?と思ったが、ガラスボールをタップして出るウィンドウからセットする物を選ぶと勝手に中に配置してくれるみたい。その大きさによって配置できるものと出来ないものがあるみたいだけどね。
まずは実験だからとりあえずrankFのもので我慢しましょう。
久しぶりに吹きガラスしたらすんごく楽しかったので終わったらrank上げもかねて思う存分吹いてやろう!
準備は揃ったのでレシピ登録です。
名前は大オーブ、イメージはオーブを大きくして中を空洞にした物、とします。では工程登録開始です。
星の砂と月の砂、魔力水を入れるところまでは一緒。
ただし素材の量は倍にしてあります。
そして虹貝の殻と一緒に入れるのは先ほど作った丸いガラスボール。中を空洞にする為には元々空洞のあるものの上にオーブを作れば良いんじゃないかと思ったから。
そのガラスボールをゆっくり転がすようにかき混ぜます。
カラン、コロン、カラン……。
鍋の底を澄んだ音を出しながら転がるガラス。
なんだか気分も落ち着いてくる。
はっと気づくとピカリと光って何かが出来ていた。ので慌てて終了ボタンを押す。
判定は……まじか!?
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大オーブ
rankF
中に空洞をもつ大きなオーブ
錬金術等に使われる素材
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本当に?
1回で成功?
嘘じゃないよね?
「できちゃった……」
まさか1回で出来るとは、本当に驚いてます。
でもこれで残すは火打金を見つけるだけ。
次回は火打金のレシピ探しとrankあげかな?
今回はここまで。
本日2回目のログイン。
まずは世界樹図書館に本を返しに行きましょう。
あと1日たつと延滞料が発生するからね。
夜のログインの時でもいいけど忘れないうちに。
「はい、全て返却を確認致しました。またご利用くださいね」
「ありがとうございました」
そしてそのまま歩いてロンさんの店に向かう。多分火打金のレシピ見たと思うんだけどなー。
「こんにちはー」
「いらっしゃい。おや、ハナちゃん久しぶりだね」
「ご無沙汰してます」
レシピを探しながらロンさんと世間話をする。そんなにお店は広くないので声は届くのです。
孫娘のサニーちゃんの話とか最近のウォーリアであったちょっとした出来事など。
そしてやっぱり火打金のレシピはあった。
では今回はこれを買って帰りますか。
材料は石と鉄鉱石、太い枝。
太い枝はなかったのでウォルターニアで買って行こう。他にも石炭や火の粉も少なくなってきたし。
あとは良さそうなものがあったら買ってくという感じで。
石は家の周りでも拾えるから買う程じゃないよね。そもそも石は誰でも拾えるから売ってないかも。
そしてざっとまわって必要なものを集めてホームへ戻ってきました。
現在ゲーム内時間で3時。
時間は十分ですね。では夜になるまでrankあげしましょうか。
現在ゲーム内時間14時過ぎです。
危ない、rankあげに夢中になって危うく朝になるところでした。
慌てて月の間まで走っていき、無事無花の採取が終わりました。
種も2つ手に入れいい感じです。
そして今回はすっごい便利アイテムを作ったので登場です。
「登録」
手にしたアイテムがピカリと光りコバルトブルーからピンク色になりました。
手にしたアイテムは転移石。
転移石のrankAです。
なんとrankAで任意の転移ポイントを設定することが出来るようになったんです!
今日の生産合間に転移石を作ってみたんです。
気分転換にお店で売るアイテム作りだめしようと思って。
そしてはたと気づいたのです。
転移石rankAって作ったっけ?
というわけで作ってみました。
そしたら驚きの性能。
普通の転移石としても使えて20ヶ所の転移ポイントに転移可能になっている。
月の間に登録しておけば一瞬で来れるし時間が有意義に使えるね。
ただし1回きりの使いきりだし、ポイントに行って登録しなければ行けないのでどこでも飛べるわけではない。それにポイント登録をした者のみ使用可という制限もあるので転売も出来ない。
それでも便利過ぎると思うんだけどね。
因みに転移や転移石はパーティも一緒に飛べる仕様。なんだけど、このポイント登録した転移石だけはその時一緒にいたメンバーしか飛べないみたい。
転移石に名前が登録されちゃうんだよね。
今回の場合であればこんな感じ。
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転移石(PD)
rankA
転移先:月の間
メンバー:ハナ、まっちゃ
ポイント登録した場所へ転移出来る
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ポイントを登録したらアイテムの詳細が変わったのだ。PDは場所が固定されてるって事らしい。
ま、こうでもしないとパーティ組んで連れてって登録とかの商売もあり得るもんね。
生産職の人にはありがたいと思うんだけど。
流石にまずいのかな?
今回は時間がないのでここまで。
ホームへ帰りログアウトです。
本日3回目のログイン。
ちょっと時間をずらして現在ゲーム内時間14時半です。
そう、最初に一回無花の採集です。
今回は種が5つも取れたのでご機嫌です。
転移石にポイント登録してホームへ帰ってきました。
これで無花の種は9つ。
栽培したものはrankAで収穫出来てるので大丈夫そうだね。と言ってもまだ数が少ないので作るのは大オーブと火打金が主ですが。まぁ、火打金は数回作って既にrankAになって、ほとんど大オーブの方だったけどね。こちらも無事にrankAを作れるようになっている。無花薬も一応数は揃ってきている。火花薬のrankを上げてみたら無花薬もrankAで作れるようになったんだよね。作る工程が同じだからかな?
無の花は在庫的な問題でちょっと冒険できないけど、火の花ならば実験できちゃうのではないか?
という事で火の花の材料を揃えました。
ではやってみましょう。
まずは合成布にアイテムを1つずつ所定の場所に置いていきます。
いやだって、もう合成以外考えられないでしょう?
ここまで作ったアイテムをまたどうにかして新たなのを作るって。道具師の試験とかだったらありえたかもしれないけど、これは錬金術の試験。となれば合成しかないでしょう!
ではでは。
「合成!」
ピカリ
「やっぱり……」
出来ましたよ屑が。
屑ですよ、屑!
つまり何か出来るんですよ。
火の花しかないでしょう!
しかも今回は完成品を1つ作ればいいので連続で作らなくていい。
試しに1回作って確認出来たらつぎ成功するタイミングで試験を受ければいいってことですよ。
よーし、合成できるまで練習しますよ。練習なのでさくっと《時間短縮》で材料を作り出します。
いざ合成!
ふむ、9回目までは当然屑が出来る。
ではドキドキの10回目です。
さて、火の花は出来るのか?
「合成」
ピカリと光り現れたのは……屑?
あれ?
おかしいな。
もう一度見たけどやっぱり屑。
もしかして数え間違えて今回9回目だったとか?
もう一回試してみよう。
ピカリ
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屑(失敗作)
合成に失敗した成れの果て
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あれれー?
次は?屑。
その次は?屑。
そのまた次はー!?……屑。
「合成!」
ピカリ
「おお!?」
ヤケになって合成し続けてみた。
間違っていなければ現在20回目の挑戦。
お薬でMP回復して続けて合成してやったよ!
もうそろそろ材料がないよ!
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火の花
rankC
夜空を彩る赤い花
投げた方向に打ち上がる
障害物に当てるか、一定の距離打ち上がると花開く
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「出来たじゃん!」
やったー!
やっぱり合成で出来たんだね!
無の花の材料で作れば試験クリアだ!
最初に試験受けてからもう1週間も経ってるし、今日中にクリアしたいな。
……それにしても。
合成20個で1個成功ってことは、10個の合成を確実にする為には200回合成しないといけないってこと?
辛すぎる……。
大オーブの材料だって安くないし、100%成功は何時になることやら。
よーし、じゃぁあと18回火の花の材料で合成だね。そして39回目を練習で無の花作って、40回目を試験で作る。
よーし、やるぞ!
と、その前に買い出し行かなきゃ。