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その後は1日目と同じでヤト&まっちゃ戦闘のクオ&私採取でした。

採掘のポイントが目に入れば必ずヤトに掘るように言って、その間は私とクオが戦闘に加わる。


歩いて最初のエリアはそこまでレベルが高くなかったので楽ちんでしたが、奥へ行くほどモンスターも強くなり大変でした。ヤトは奥へ行けば行くほど笑顔になっていったけどね。


そして採取・採掘度を着々と上げていった。

これはエリアによって特定の種類のアイテムを特定個数集める、というもの。

北のエリアもいくつかに分かれており、それぞれに指定があった。


これもプレイヤー全員で共用しているのでこまめに見てどんどんエリアを移動する。


モンスターの討伐数は採取や採掘をしている間にだいたい達成している。

こういう時ヤトの誘惑スキル、今は誘引という名にランクアップしたが、はとても助かる。

かなりの数に囲まれているので時たまヘルプに入るが、それでもヤトがほとんど倒してしまうので特に苦戦することなく達成していた。


雪フィールドの採取関係では雪の糸や白い雫等初めてのアイテムも手に入った。

人族の隠れ里の神樹は雪フィールドにあるらしいので、そこに行けばこういったアイテムも手に入るようだ。雪の糸はちょっと気になる。これで布を織ったらキラキラ光る布が出来るかも。


やっぱり新しいエリアにそろそろ行かなくちゃかな。


そんなこんなでエリアを北から西の火山地帯へと移したりしながら戦って(主にヤトが)採掘して採取して、沢山のアイテムを得て有意義な1日になりました。


「100%」


「本当だ!これで100%攻略出来たってことだな!」


「時間ギリギリだったけど、なんとか間に合って良かったね」


この攻略ゲームが終わるまであと1時間ちょっと。

やっと真理の書も100%になり達成感を感じます。


『皆お疲れ!皆の協力があって100%攻略ができた。リミットまでまだ時間があるからその間街の広場で飲んでるから騒ぎたい奴は是非参加してくれ!あ、自腹な?じゃ、まってるぜー!』


いきなり空に映ったジーンはビール片手に既に飲んでいた。

お疲れさま、大変だったね。


ジーンはリーダーとして先陣切ってレイドボスを倒したり、集まった情報をまとめて掲示板にのせたり、知り合いのプレイヤーに声を掛けダンジョンやレイドボスがうまく攻略されるように人の流れを誘導したりと本当大変だったみたい。戦う以外はマイクやクランのメンバーがかなり頑張ってたみたいだけどね。それでも矢面に立つのはジーンだ。こういう集団をさばくのは大変だろう。


今度差し入れ持っていこう。


私たちは残りの時間は雪山へ戻り採取をした。

ついでにボスにも挑んでみた。

レイドではなかったけど、相当強かったよ?

いや、私が弱かったのか……。


今回のイベントでレベルがいくつかあがりました。

ヤトに感謝です。


『やっほー!皆元気かな?これでゲームは終了だよ!じゃ、あとちょっとでかぼちゃの街に戻るから準備してねー!』


かぼちゃさんが空に映り、宣言した通りそれから1分後くらいにかぼちゃの街に戻ってきた。


「お疲れ様でした」


「おう!おつかれ!」


「おつ」


「きゅっきゅ!」


そこは最初にいた街の路地だった。

帰ってきました。


『みんなゲームはどうだったかなー?ではでは、結果発表だよー!』


すると空に映ったアップのかぼちゃさんからカメラが引いて表彰台のようなものが現れた。


『第3位!クッキーチーム!』


その声と同時に3と書いてある台の上にプレイヤーが現れた。

あ、あれシェリーさんじゃない?

マリアのところのクランマスター。

1度会ったことあったけど、今回リーダー指名されるってことは有名なんだね。


『第2位!かぼちゃチーム!』


今度は2と書いてある台の上にプレイヤーが現れる。

この人知ってる。確か騎士団の団長さんだ。

聖騎士団は皆お揃いの鎧を着ているから一目でわかる。


と、いうことは……。


『そして第1位!キャンディーチーム!』


わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


至る所で歓声があがる。

私達も叫んじゃったけどね。


「やったー!」


「やりぃ!」


「よかった」


「きゅぅ~!」


皆でハイタッチ。

頑張ったかいがあったね。


『どうやら楽しんで貰えたようで何よりだよ!キャンディーチームの皆にはプレゼントを配ったから後で見てみてね!次はランキングだ!』


そして次々にランキングが発表されていく。


ヤトはボスソロ討伐最短記録で1位だった。


え?そんなことやってたの?

聞くと2日目に挑んでみたらしい。

渡したお薬が役に立ったようで良かった。


「あぁー!姫に負けた!」


「姫?」


「ヤトのライバル」


モンスター撃破数ランキングでヤトは2位。1位はヒメリアというプレイヤー。その差1体。


「ま、ボスソロ討伐最短記録は勝ったから今回は引き分けだな!」


そういえば2位はヒメリアって人だった気が……。


「お互いライバル」


「姫がライバル視してくるからな。あたしは仲良くやりたくても姫ツンツンしてんだもん。ま、そこも面白いんだけどさ」


「へー会ったことないな」


「ま、ハナ引きこもってるしな」


「お外出よ?」


「うっ、そんなことは……」


あれ?おかしいな。勧誘もなくなって自由に街に行けるようになったのに、ほとんどホームにいる。


これって引きこもり?


「はい……善処します」


「お、ハナとクオも出てるぞ?」


「「え?」」


空を見ると真理の書獲得ランキング1位で名前が載っていた。

というか1位しかいなかったので他チームの人は獲得できなかったのだろう。


それもそうかも。

あの街でレシピを手に入れることは出来ないしね。

レシピは事前に手に入れておくか、レイドボス&ダンジョンボスを倒すことによって手に入るんだって。つまり全部のボスを倒してからレシピを手に入れ、アイテムを作りrankAにして再度あの迷宮をクリアし台座に捧げなければならない。イベント前に準備が出来てれば別だけど、結構きついよね。rankを上げるのはそんなに難しくないけど材料も集めなきゃいけないし。あのエリアでも素材は手に入ったんだけど、どれもレベルの高い奥のエリアでないと手に入らなかった。


これをあのゲーム中にやらなくてはならないのは大変だろう。


クオと私には各々賞金が50万ギル貰えた。

これで造船室を作れるのが早まる!


その後は終わりの時間までパーティーが行われた。

この期間、かぼちゃの街で販売しているものは全て無料ということだった。


人はたくさんいたけど、人ごみを抜けながらかぼちゃのパフェとかクッキーとかパンプキンパイとか食べ歩いた。

あれ?お菓子ばっかり?


たくさん食べてお腹いっぱいです。


途中ジーン達にまた会ってまた抱き付きそうになったジーンをリリーとマイクが張り倒していた。

完全に出来上がってる。手のビールは何杯目ですか?


「あ、ハナちゃんお疲れさま~」


「ニーナさんお疲れ様です」


手にはやっぱりビール。

頬がうっすらピンクに染まっているのでおそらく酔っておいでです。

イベント中は会わなかったので聞いた見ると、街中でかぼちゃのクエストをこなしていたらしい。


「ハナちゃん達のおかげで勝てたよ~!本当ありがと~!」


そして少しお話しして別れようとした。


「あ、ハナちゃん明後日の午前中暇~?」


「え?特に予定ないですけど」


「じゃ、ちょっと話したいことあるからハナちゃんのホームお邪魔していいかな~?」


何かあったのかな?


「大丈夫ですよー。多分リアル9時にはログイン出来ると思います」


「ありがとう~!多分10時くらいには私もログインできると思うからまた連絡するね~!」


そう言って今度こそニーナさんは人ごみに消えていった。



その後も沢山食べて最後はクランホームで2人と別れた。

明日からはまた生産頑張るぞ!

あ、ぼちぼち新しいエリアも行かないとね。


今日はこれでおしまい。








でもニーナさんのお話しっていったい何なんだろう?









◆◇◆◇◆◇◆◇




ーーーーーーーーーー


name : ハナ

tribe : ハイフェアリー

level:18 [3up]


HP : 1030/1030     [60up]

MP : 1082/1082 (+182) [60up]


STR : 91 (+35)

VIT : 135 (+115)

AGI : 87 (+70)

INT : 80 (+30)

DEX : 110 (+25)

LUK : 62 (+20) [9up]


AP : 0

SP : 54


【スキル】

〈採師〉Lv.41〈鑑定士〉Lv.39〈魔導陣〉Lv.37〈成長〉Lv.31〈抜刀術〉Lv.31〈二撃流〉Lv.24〈舞踏〉Lv.24〈MP++〉Lv.42〈農業〉Lv.27〈錬金術師〉Lv.49〈乗術〉Lv.41

[控え]

〈道具師〉Lv.45〈料理師〉Lv.13〈釣り師〉Lv.2 〈細工師〉Lv.5〈鍛冶師〉Lv.5〈裁縫〉Lv.12〈水泳〉Lv.44〈水魔法〉Lv.8〈木工〉Lv.9〈ガラス工〉Lv.5




【称号】

フェアリー族の加護:DEX+10

世界樹図書館を開放せし者:全ステータス+10

本屋の加護:INT+5

魔女の見習い:INT+5

クラフター:DEX+5・LUK+5

主を釣り上げる者:STR+20・DEX+10



【売買】

商人Lv.47


【装備】


武器:碧魔刀 STR+25

防具頭:紐リボンVIT+20

防具上衣:狩衣(赤紫)VIT+45

防具下衣:袴(赤紫)VIT+40

防具鎧:なし

防具手:なし

防具足:下駄(足袋付)AGI+40

アクセサリー(最大6個):魔法陣ホルダー・使い魔の指輪 ・数珠型グリフォンブレスレットINT+10・疾風の首飾りAGI+20


ーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーー


name : まっちゃ

tribe : グリフォン〈成体〉

level : 9[3up]


HP : 1260/1260 [60up]

MP : 1140/1140 [60up]


STR : 30

VIT : 30

AGI : 31

INT : 35 

DEX : 28 [3up]

LUK : 28 [3up]


AP : 0


【スキル】

〈治癒〉Lv.25〈探知〉Lv.40〈牙〉Lv.23〈風魔術〉Lv.20〈縮小〉Lv.21〈水空〉Lv.25〈乗獣〉Lv.41


【装備】

アクセサリー:リボンネックレス


ーーーーーーーーーー






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