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魔森編12 ~ 旅立ち~

かなり長い間更新しなくて申し訳なく思います

自分で納得する事ができず書いては直しを繰り返していました

自分の文才の無さに打ちひしがれボロボロになりつつもなんとか魔森編最後書きましたので読んでいただけると泣いて喜びます


そして今年も最後の最後となりました

皆様よいお年をお過ごしくださいませ

来年も諦めずいけたらと思いますのでどうかよろしくお願い致します

畑作成も終わり子供達と鬼ごっこをして遊んでいるとベリスと話し終えたのかターナが近づいてきた


「さて、これで拠点の整備も大体終わったわけじゃが・・・

主はすぐにでも旅に出るのかの?」


「ん?あぁ今日準備して明日には立とうかと思ってるよ

今日ぐらいは皆と一緒に居たいからね」


そう告げると少し寂しそうな顔をしつつも頷く


「そうか・・・必ず無事に戻ってくるのじゃ、何かあればすぐに飛んでいくからの」


ターナの言葉に内心苦笑しつつも無事に戻る事を約束する


そんな暁の背中にハミルが突撃してくる、どうやらハミルが鬼だったようだ


「・・・捕まえ・・・た」

そう言いつつ暁の背中によじ登っていくハミルが落ちないように支えながらターナに笑顔を返す


「必ず戻ってくる、だから此処の事頼むよターナ」


「あぁ、信じて待っておこう

可愛い子供達も守らねばならんからな」


そういって暁の背にいるハミルを撫でると暁の額にキスを落とし何処かへ行ってしまった


「あっ!!ハミルちゃんずるい!!おにーちゃんわたしも!わたしもおんぶ!」


「あの・・・私も・・・その、お願いします!!」


どうやら他の子供達が暁に登っているハミルを見つけてしまったようだ


「あぁ、順番にしてあげるから待ってな」


暁が旅に出ると理解してか急に暁に甘え始めた子供達の相手をするのに疲れきってしまうのだった


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●



子供達と遊び疲れてしまい自室で休息をとっていると誰かが部屋に近づいてくる気配がした


「主よ休み中かの?」

「ターナか起きてるよ少し疲れたから横になってただけだ

何かあったのか?」


部屋に招き入れると、少し疲れた様子の暁を見て心配そうな顔をする


「だいぶ疲れておるようじゃの、子供は元気じゃからのぅ」

「あぁ子供は元気なのが一番だよ、それで何か用があったんじゃないのか?」


「そうじゃ安否連絡の仕方についてじゃが・・・まぁ主についてはイレーナ様やアヤツ等が見て居るから心配はしておらん


じゃから連絡はアヤツ等やイレーナ様に聞くので気にせんでもよいぞ

此処の者達には私から安否を教える形になるから問題は無かろう


それからシルクじゃが・・・主がテイムした従魔という事で大丈夫じゃろう

最後に、大丈夫じゃと思うが油断だけはしないようにの


どの世界にも汚い者はいるものじゃ、そいつらには一切情けをかけぬようにな

情けをかけ見逃した結果酷い目にあっては意味が無いからの」


「それは分ってるよ、害をなす存在には容赦しないようにする」


しっかりと目を見て答えると安心したように頷いた


「主は向こうでの経験があるからの・・・そこら辺は大丈夫じゃと思うが一応な」

「心配性だなターナも」

「しょうがないではないか・・・主が大事なのじゃから・・・

そうじゃったコレを忘れておった」

そう言って何かの枝を取り出し説明を始めるターナの説明に耳を傾けていった



●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●



暁が明日旅立つ為かその日の夕餉の席は豪華な料理が並んでいた


「明日暁様が旅立たれるという事なので旅の無事を祈り、ささやかですが送別会の様なものをしようと思い皆で頑張って作りました」


そう言って頭を下げるセリを筆頭にマルガ、ジェミ、サーラ、ラナ、フェリス、ベリス、アグリ、カルネ、ハミル、そしてスイが頭を下げ口々に暁の無事を祈る


「「どうかご無事でお戻りください」」


いっせいに頭を下げられ戸惑っているとターナ背中を押される


「皆が主の無事を祈っておるのじゃ、何か一言いってやるが良い」


「あぁ・・・驚いてちょっと固まってしまってたよ」


そう言って皆を見回し一礼する


「皆ありがとう

そして俺のわがままで心配をかけている事、本当にすまないと思ってる

だけどどうしても世界を見て周りたい


そして助けられそうなら・・・みんなと同じ様なハーフだからと言って蔑まされ虐げられている人を助けてあげたいとも思ってる


皆には此処での環境を整えてもらい、そういった人たちを連れてこられれば一番だとも思ってる


その為にも力が知識がこの世界で起こってる事を見ておきたい

自分勝手な願いだけど冒険をしてみたいって気持ちもある


必ず無事で帰ってくるから此処の事を任せたよ」


「「はいっ!!」」


皆が暁に心配をかけまいと涙を堪えた泣き笑いのような顔で返事をする


「寂しいかもしれんが今生の別れじゃないパーッと盛大に送り出してやろうじゃないか

それじゃあ皆コップを持ったかの? 乾杯!!」

「「乾杯!!」」

ターナの音頭で皆が暁のコップにコップをあわせていく


全員のコップと乾杯を終えると暁が宴開始を告げる


「それじゃあ皆、今日は思いっきり食べて思いっきり騒ごうか」

その号令を待ってましたと言わんばかりにご馳走を食べていく子供達や亜人達を見て自然と笑みがこぼれる


この様な平和な時間がこれからも続けれるように、そして今現在も虐げられ苦しんでいる人を救うために自分自身に喝をいれ、自身もご馳走に齧り付いた



●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●



皆で沢山食べ騒ぎ、流石にお酒は無かったが日頃の疲れからなのか1人また1人と眠りに落ち、起きているのは暁とターナとシルクだけとなった


「主よ・・・コレから発つのか?

せめて朝皆が起きてからにしたらどうじゃ?」


暁の様子から今夜にでも発つと予想していたからこそターナは暁の傍を離れず常に目を光らせていた


「あぁ・・・一生の別れって訳じゃないが、どうしても別れの時はちょっと悲しく・・・辛いからな・・・みんなが寝ている間に行こうと思う」


凄い力を手に入れ、久しぶりにまともに人と繋がり守りたいものが増えた

力を手に入れようと暁はまだ18歳の青年、別れの場には慣れていないのだ


「皆が目を覚ました時きっと怒るじゃろうな

じゃが主がそう想い行動するのであれば止めはせんが・・・戻った時覚悟しておくんじゃな」


ニヤリと悪戯っ子の様な笑みを向けるターナの顔を見て子供達やセリ、亜人の娘達が怒る姿を想像して思わず身震いしてしまう


「・・・今度此処から旅立つ時は見送られても大丈夫な様にメンタルを強くしておくよ」

「そうしておくがよい、今回は私の方から説明しておこう

準備の方はもう出来ておるのじゃろ?

せめて私には見送りをさせてくおくれ」


暁が断るとは思えないが念のため確認を入れるターナに笑顔で頷く

〔暁様、ターナ様・・・私を忘れないでください

私も暁様をお見送りさせていただいてもよろしいでしょうか?〕


「勿論だ二人とも、ターナには此処の管理や心配をかけてしまうけど改めてよろしく頼むよ

フォレナは此処の安全管理と子供達の面倒をよくみてやってくれ」


そう言って席から立ち上がるとそのまま外へと向かう暁の横をシルクが、その後ろをターナがついて行く


「十分に気をつけるのじゃぞ!!

シルクも主を頼んだぞ? そしてお主も更に強くなり主を御守するのじゃ

(それと主に変な虫が付かぬよう一応監視しておくのじゃぞ?

悪意がある者は容赦なく排除してしまえ)」


ターナがシルクとなにやらよからぬ顔で話しているのを眺め少し不安になるが踏み込んで聞くのは危険と判断し気にしない事にした



「それでは最後に・・・主の能力は強い・・・じゃが経験が圧倒的に足りぬ

慢心していては遅れをとる可能性もあるじゃろう


その力を完全に自分の意思で使いこなせるまで決して油断せぬように

能力的には敵はおらぬじゃろう、知識も入っておるから体が勝手に反応もするじゃろうがまだ未熟

ゆえに熟練の戦士からしてみれば一流の技を持った素人という不可思議な存在に見られるじゃろう

付け入る隙もあるかも知れぬ・・・気をつけるのじゃぞ」


真剣に暁の目を見て言うターナの言葉を胸に刻み込む


「あぁ気をつけよう」


力強く答えた暁に満足そうな笑顔で答える


〔どうかご無事で、此処の事は私達にお任せを

外での事に集中して折角なので楽しんできてくださいませ〕


今では皆の家となっているフォレナを軽くたたきながら見上げる暁に根を伸ばし、まるで抱きしめるように根を絡める


「あぁ、精一杯楽しんで救える者を救えるよう力もつける」


根から解放されアイテムボックスから蟷螂刀を取り出し腰に差す

フォレナの枝から鞘を作りターナと一緒に魔法をかけたことにより蟷螂刀を収めても問題ないように出来ている



「それじゃあもう行くよ」

そう言った暁の傍にシルクが駆け寄る

「あぁ・・・気をつけての」

〔いってらっしゃいませ〕



二人の言葉を聞き森へ向かい駆け出そうとする暁の耳に子供達の声がする

「「おにいちゃん!!(さとる様!!)」」


つい立ち止まり後ろを振り返ると皆が外に出てくるところだった

「「いってらっしゃい(ませ)!!」」


必死になって手を振っている子供達や不安そうにしつつも見送りの言葉を言ってくれるセリや亜人の娘達


「結局皆起きてしまった様じゃのう」


からかうように言うターナの言葉に、こみ上げてくる熱いものを押しとどめようとするが溢れてしまう


「あぁ・・・行ってくる

必ず帰るから待っててくれ」


それだけを言い残し泣き顔を見られぬように急いで森の中へ消えていく



暁とシルクの姿が見えなくなっても暁が消えた方へ暁の無事を願い見送り続けるのだった


次はまだ書き直したりを繰り返しているので確約は出来ません

ですがまた時間がかかってでも更新はしようと思います

くどい言い回しになったりしてしまっていたりと改善できてないところが多いですが少しずつでも成長していければ良いなと思います


次話は休閑話・・・神界での女神達の様子に触れようと思います

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