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無題

作者: 柊也

雨に打たれる金木犀が

奏でる音色 漂う香り

気怠い眠気 くしゃくしゃにして

朝の校門 さっと眺める

響く哀愁 追憶の味

噛み締める日々 跪く日々


幼き頃に風と一緒に

流れた香り 抱き締めた秋

甘い思い出 艶き日々と

調和するのは神秘の香り

甘き艶き金木犀だ

風が運んだ秋の音色を

抱き締めた日々 幼き頃よ


今はもうなき誠実な愛

死が親密に思える心

諸行無常? 盛者必衰?

瞳に映るすべてのものに

悲しく思う 悲しき心


抱き締め合った日々ももうなし

今となっては金木犀と

共に雨にと打たれる心

悲しいんだよ。 悲しいんだよ。

口に残るは追憶の味

それと混ざるは懺悔の涙


越えれない壁 跪く日々

金木犀よ 答えておくれ

堕ちて行ったは俺だけなのか?

金木犀よ 慰めてくれ

人の胸には溢れる程に

しかも複雑に色々なものが

詰まっているのだ。 それにて空しき……

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