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生きる  作者: 維月十夜
5/7

異変

日々の訓練を、効率よくこなしていたセツナ。

だが、そんな彼女を、異変が襲う!

訓練後に倒れた彼女は……!?

日々の訓練を、効率よくこなすセツナ。

だが、僅かな違和感を感じ取っていた。

きっと風邪でもひいたのだろう。

眩暈に嘔吐、度々の悪寒。

おそらく、それで間違いはない。

それしきで参る身体ではないので、気にしないでいた。

「次っ、セツナとカウル! ‐‐―‐‐試合、始めっ」


‐‐―‐キンッ……!


昼の白光に、組み合わさった白刃がきらめく。

余裕で相手の攻撃を避けるセツナ、とんぼを切って着地する。

「カウル‐‐―‐女相手だからって、手加減すんなよーっ!」

「大丈夫かな、あのセツナ相手だぞっ?」

「さーぁなっ」


じりじりと、間合いを詰めて闘う二人。

拮抗し合う、刀と刀。

目には見えないが、二人の間には苛烈な火花が散っている。

(こ、この女ッ……やはり言われるだけはある!)

気持ちが反映されているのか、カウルは押され気味で、後退しつつあった。

「どうした……もう終いか?」

ニヤ、と嫣然と笑ったセツナに、カウルはたじろぐ。

「くっ……!」

野次を飛ばしている仲間の中に、まっすぐにセツナを見つめているライゾがいる。

二人は目配せし合う。

(よし、行けっ!)

(ライゾ……あたし、勝つよっ!)

ひとしきりの金属音、これで、勝負は付いた。

石青の彼方に弾かれた刀が、練兵場の片隅に突き刺さる。

「ああ‐‐―〜‐‐ほら、やっぱりな。セツナにゃ、ライゾ以外かなわねぇよ」

野次も半分だが、沸き上がる歓声。

そうして、セツナは勝利を収めた。


 風の匂いが変わった。

冬が、死にゆく匂いだ。

季節の変化は感じることができ、自らの変化に気づけなかったセツナは、突如の不調に耐える力がなかった。

「セツナが倒れたぞ!」

「おいっ、セツナ! しっかりしろ、救護班、早く!」

倒れ伏したセツナを抱きあげ、ライゾは必死に怒鳴った。



なんと……。


‐‐―‐‐セツナは、身籠もっていた!



う〜ん……戦闘シーンが、難しい(>_<)

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