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1990年代の日本連邦宇宙開発 ― 軌道に文明の柱を建て始めた、地球最後の発展期 ―

地政学的前提(1990年代初頭)

地球の大半(欧州・中華・米州・アフリカ)はNBC汚染と無政府状態が継続。

各地の技術資産回収は紙挟み作戦中期として進行していたが、作戦効率は年々低下。

日本連邦(大日本帝国+蝦夷共和国)および英連邦は、地上に代わる拠点として軌道文明

の実験的構築に踏み出す。

英本土の復興が進まない中、日本連邦が宇宙開発の中心的役割を担う。

宇宙発電:「日輪II型」計画の実行

■ 基本仕様

項目|内容

名称宇宙発電衛星(日輪I型)

打上年|1992年

配置軌道|地球静止軌道(GEO)

出力|約150MW(試験段階)、うち40MWを地上送電

■ 技術的特徴

展開型高効率GaAs太陽電池アレイを搭載

**マイクロ波送電(2.45GHz)**による長距離指向性エネルギー供給を実証

地上受信施設は、蝦夷・南九州・オーストラリア北部に設置

電力の一部は軌道資源ステーションや「すばる」増設部にも供給

宇宙ステーション「すばる」の拡張

■ 増設内容(1994〜1997年)

「すばるIIブロック」建造開始:50人規模の居住圏を拡張

新たな生体循環系(光合成植物棚+微生物分解式下水処理ユニット)

教育訓練施設・簡易研究棟・閉鎖環境子育てシミュレータも併設

蝦夷製酸素再生モジュール「キタカミ-3」搭載

■ 意義

“人類が宇宙で暮らす”という概念の定着

滞在者の8割以上が半年以上居住可能となり、軌道定住社会の原型形成へ

小惑星資源開発の先行段階

■ いざなぎ計画・探査期

項目|内容

開始年|1996年

主探査対象|地球近傍アテン型小惑星群(例:1993JT、1995YC)

機体無人探査機(いざなぎ一号)、《いざなぎ二号》

目的|表面組成の光学・分光分析/接近飛行制御試験/着陸機構の試験搭載

■ 成果

ニッケル・鉄・コバルト・レアアースを含む高密度鉱物を確認

微小重力下での**非接触採掘技術(レーザーカッター+電磁粒子回収)**の初期試験に成

技術・制度の進展

項目|内容

宇宙開発庁の再編|「日本連邦宇宙局(JSAU)」が大日本帝国・蝦夷の共同運用機関と

して発足(1991年)

英連邦との連携強化|英側の放棄研究施設をJSAUが買収、地球側支援基地として再整備

(オーストラリア南東部)

軌道通信網の整備|独自の**レーザー通信衛星ネットワーク「しらさぎ」**構築開始。地

上基地依存の低減へ。

軍事・治安的観点

軌道上のインフラ防衛・不明物体接近対処のため、**小型無人警戒衛星(護衛球型)**を

導入

蝦夷共和国が主導で**パワードスーツ搭乗用外部作業ユニット(宇宙用)**を開発

総括

1990年代、日本連邦は宇宙に“生存可能な社会の構成要素”を構築し始めた。

電力・居住・資源への道筋が示されたことで、

地球上で文明が朽ちても、軌道上では新たな文明の苗床が根付き始めた。

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