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紙挟み作戦 初期段階(1968〜1985年) ― 燃え落ちる文明の中から、「人間の知」を救出する戦い ―

背景と時代状況

● 1968年以降、世界は「文明的終末の兆候」に突入:

• ナチス・ドイツ体制がヒトラー死去後に権力闘争・分裂状態へ。

• 米合衆国と米南部連合の対立が激化、熱戦と化学兵器使用が始まる。

• 中華世界では内陸部の共産勢力がBC兵器を実戦投入。

• 各地の学術機関・文化施設・研究都市が破壊/封鎖されつつあった。

この中で、日本連邦・蝦夷共和国・英連邦を中核とする日蝦英圏は、

“人類の知性と記憶の継承”を最優先任務とし、極秘裏に紙挟み作戦(Operation

Paperfold)初期フェーズを発動。

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作戦目的(第一期)

項目 目的

主対象 科学者、技術者、医師

作戦意図 人類の知的中枢を担う人材の脱出・亡命を支援し、安全圏へ再定着させる

付随目標 家族・補助者の移送、必要文書・設計図の個別回収

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作戦の運用構造

組織 役割

日本連邦外務文化局 特別迎入課 亡命支援、偽装書類発給、航空ルート確保

蝦夷共和国情報庁 第三課(通称「狐の道」) 非合法ルート・夜間移送・山岳越境支援

英連邦保護局 地球遺産特務室

民間協力団体 隠蔽・匿住所・医療支援・翻訳通訳

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亡命ルートと支援拠点

地域 主ルート 中継・最終受入先

ドイツ・中欧 バルト諸国〜極東ロシア経由 蝦夷共和国オホーツク特別入植地

中国内陸部 チベット高原〜ビルマ経由 英領インド経由でトラック島拠点へ

北米旧合衆国 米南部経由〜カリブ諸島→太平洋航路 日本連邦またはハワイ基地

中東・バルカン 地中海沿岸脱出〜マルタ〜英国本土 スコットランド記録村など

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対象とされた人材の分類

分野 内容

科学技術 原子力工学、宇宙構造学、遺伝子解析、環境制御、NBC防護研究など

医学・衛生 疫病管理、毒素中和、戦時外科、精神安定剤開発など

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受け入れ体制(日本・蝦夷・英)

● 特別居住区と研修拠点

名称 所在 機能

天測庁・開拓定着村(日本) 北海道礼文島 対応言語教育、宇宙適応思想の導入訓練

オホーツク保護学園(蝦夷) 網走 技術復職支援、家族統合、精神ケア

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作戦中のリスクと困難

• 敵性勢力による暗殺・偽装亡命・追跡妨害

• 山岳越境や化学汚染地帯通過による死亡・失踪

• 亡命者と現地住民との文化摩擦(言語・価値観・宗教)

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成果(〜1985年)

項目 実績

亡命成功者 約4万人(科学・医療中心)、家族含め10万人規模の保護

知識体系の継承 初期宇宙発電構想、恒常気圧居住環境、放射線農業などの基礎技術を獲

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象徴的エピソード(例)

• ドイツの遺伝子工学者が娘とともに越境 → 軌道農業遺伝管理システムを構築。

• 北米出身の都市衛生研究者が蝦夷に亡命 → 汚染環境における閉鎖循環居住区を設計。

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総括

紙挟み作戦の初期段階は、「人類の知」を“生きたまま”救い出すための、命がけの外交・

諜報・精神戦だった。

この段階で救出された人々こそが、後の宇宙脱出計画・文化再構築の礎石となった。

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