1980年代後半の世界:文明の終焉と「宇宙への脱出」構想
① 地球の現状:再建困難な世界
● 「紙挟み作戦(仮名:Operation Paperfold)」
• 日本・蝦夷・英連邦が中心となり、以下を確保:
• 崩壊国家からの知識人・科学者・医師・技術将校
• 崩壊研究所や大学からの設計図・研究成果・原本資料
• 特に重要視された分野:
• 疫学・除染技術
• 放射線工学
• 遺伝資源(種子・DNA)保存
• 軌道工学・宇宙生存技術
● 限界と失敗
• 各地域で封鎖戦線や汚染地帯が拡大し回収が困難。
• 確保した技術も、支援インフラの崩壊により再現不能。
• 難民や武装集団の流入によって、日本連邦・蝦夷でも一部都市が封鎖へ。
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② 宇宙への脱出構想(Project Horizon)
● 起点と思想的背景
• 1970年代中盤から学術界・軍部内で**「地球文明の限界」論**が急浮上。
• 1980年代には以下の認識が一般化:
「もはや地球上で文明を維持することはできない。
生命と知を次世代へ継ぐには、宇宙へ逃れる他ない。」
● 実際の構想と進展
構成要素 内容
百名想定。
的とする。
設。
月面基地案 「つくよみ計画」(日本連邦)・「セレス基地案」(英)など。居住人口数
軌道コロニー案 「かぐや計画」「ハルモニア軌道環」など。生命維持と知識保存を主目
地球側補助拠点 北海道・蝦夷中部・南インド・オーストラリア北部に打ち上げ基地建
● 技術源
• 確保したドイツ・米・中の宇宙技術断片と、日本・蝦夷の工学融合。
• 蝦夷系のフランス式生存モジュール+日本式の原子力スラスター/軌道輸送機が核。
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③ 社会の構造:選民化と終末感
● 地球上の社会構造
• 多くの地域がもはや「国家」ではなく、残存都市国家・農業共同体・武装コミューンの
群島状態。
• 日本連邦・蝦夷共和国・英連邦のみが「文明体」の体裁を保つが、強権統治+生存限界
国家。
● 宇宙進出は選民プロジェクトに
• 選抜者:科学者、エンジニア、技術系軍人、文化・記録保全者など。
• 世論では「地球を見捨てる裏切り者」「神の箱舟」など賛否両論。
• 一部では「宇宙脱出=新人類創造計画(Neo Homo)」とする思想も。
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総括:1980年代後半の文明世界
項目 状態
地球環境 局地的汚染・気候崩壊・病原菌循環の固定化
世界秩序 解体済/「日本連邦・蝦夷・英」の三国秩序圏のみ維持
社会感情 終末観・新天体待望論・文明懐古主義・選民思想
技術優先度 宇宙船建造、生存モジュール、デジタル記録保存、遺伝子アーカイブ




