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川崎系 単発戦闘機・襲撃機の系譜

型式|名称|役割|特徴/備考

キ64|―(試作のみ)高速実験機|串型液冷双発・高速度実験・実戦配備無し

キ61|飛燕主力戦闘機(液冷)|バランス重視。マーリン搭載。欧州並性能

キ100|飛燕改|高信頼空冷戦闘機|信頼性・整備性向上、空冷で運用性拡大

キ88|飛龍|重戦闘・襲撃機|大口径砲搭載のP-39的対地・迎撃機

キ119|飛鷹|戦闘爆撃機|高速・重武装・長航続で地上制圧用

各機体の詳細と推定諸元

キ64(試作高速戦闘機)

計画年:1939年

役割:高速実験機/重戦闘機試作

動力:液冷エンジン2基(前後直列:ダイムラーベンツ DB 601類似)

最大速度:約700km/h(計画値)

航続距離:1,000km前後

武装:未装備(試作段階)、想定では20mm機関砲×2

備考:前後に液冷エンジンを直列配置する串型機。エンジントラブルや冷却不良により量

産されず、キ88の母体として発展。

キ61「飛燕」

初飛行:1940年末

エンジン:国産マーリン相当液冷(出力1,200〜1,300馬力)

最大速度:590km/h

航続距離:1,100km(増槽装備時1,800km)

武装:20mm機関砲×2(翼内)、12.7mm機銃×2(機首)

装備:増槽・簡易爆装可能(地上支援も可)

特徴:中高度・中速域で優れた運動性。主力戦闘機として長期配備。

キ100「飛燕改」

初飛行:1942年

エンジン:三菱 金星(1,500馬力級、空冷14気筒)

最大速度:575km/h

航続距離:1,200km(増槽あり)

武装:20mm機関砲×2〜4

特徴:

キ61のエンジンを空冷化、整備性と生産性を改善。

やや大型化したが戦闘性能は維持。

キ88「飛龍」

初飛行:1943年(キ64試作終了後設計)

エンジン:空冷または液冷1,500馬力級

最大速度:610km/h(高速型)

航続距離:1,300km(長距離型では1,800km)

武装:

機首:37mm砲×1(または30mm砲×1)

翼内:12.7mm機銃×2

特徴:

高高度迎撃や対地・対艦攻撃に適した重戦闘/襲撃機。

対地では小型爆弾2発(100kg程度)搭載可。

キ119「飛鷹」

初飛行:1944年

エンジン:三菱 金星改または火星空冷(2,000馬力級)

最大速度:620km/h

航続距離:2,200km(増槽時)

武装:

翼内20mm機関砲×4(または×2+12.7mm×2)

爆装:250〜800kg(中心線または翼下)

特徴:

戦闘爆撃任務に特化。攻撃力と長距離性能を兼備。

陸軍戦術航空戦力の主力打撃機となる。

開発と運用の流れ(要約)

1.キ64:高速度機の可能性を探る → 実戦不適

2.キ61 飛燕:欧州型戦闘機を追求 → 陸軍の本格制式戦闘機

3.キ100 飛燕改:空冷高信頼性型 → 実戦主力・末期のエース機

4.キ88 飛龍:キ64思想を継承し重武装化 → 多任務機へ

5.キ119 飛鷹:飛龍を発展、戦闘爆撃機に最適化

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