架空世界における「1920年の旧アメリカ合衆国」情勢詳 述 概要
アメリカ合衆国は南北戦争(19世紀半ば)で分裂し、そのまま再統一されていない
北部(アメリカ合衆国/USA)と南部(アメリカ連合国/CSA)はそれぞれ独立した主権
国家
両国とも帝国主義的海外領土拡大政策を放棄または制限しており、領土は本土中心
太平洋の戦略拠点や外洋領土をほとんど保有していない
領土・地理構成(1920年時点)
北部:アメリカ合衆国(USA)
本土:ニューイングランド~五大湖・北西部にかけての旧ユニオン諸州
領外地域:
アラスカ:未取得(ロシアから購入せず)
➤ 代わりにブリティッシュコロンビア(英領)が購入・統治
ハワイ:独立王国のまま存続
➤ アメリカの併合は行われず、王政維持。日英系の影響力が強まっている
フィリピン・グアム:非保有
➤ 米西戦争が発生しなかったため、スペインからの奪取も起きていない
南部:アメリカ連合国(CSA)
本土:旧南部諸州(ヴァージニア~テキサス、フロリダ含む)
領外地域:
全く保有せず。中南米・太平洋方面への進出意志もなし
海外領土の取得は経済的・思想的に否定されている
軍事戦略・思想
分野|合衆国(北部)|連合国(南部)
軍事重視|陸軍主体、徴兵制度あり|陸軍主体、志願兵中心
海軍|沿岸防衛に限定。大艦隊構想はなし|同様に沿岸巡視レベル。外洋進出意志なし
国際関係|孤立主義(モンロー主義)、のちにナチスに接近|自由貿易志向。英連邦・
日本と関係強化へ
外交思想|欧州と距離を置くが思想的に硬直|経済優先。文化的には開放志向寄り
帝国主義との無縁性:何が起こらなかったか
項目|現実の歴史|架空世界の展開
米西戦争(1898)|勝利 → フィリピン・グアム取得|発生せず。欧州諸国との干渉避け
る姿勢
ハワイ併合(1898)|王政崩壊 → 併合|王政維持。独立国として日英との関係を重視
アラスカ購入(1867)|ロシアから購入|行われず。英領ブリティッシュコロンビアに
太平洋進出|サモア・ウェーク島などを拠点化|一切行わず。太平洋への海軍展開力は
譲渡
無い
地政学的影響
アジア太平洋地域におけるアメリカ不在
日本・英国・蝦夷が主導権を持つ
太平洋の制海権はアングロ・ジャパニーズ・ブロックが担う
北米大陸は内陸軍事国家として分裂状態
北部はドイツ的近代統制国家に傾斜
南部は農業と自由主義を両立させた準国家
ハワイ王国の戦略的独立性維持
日英の影響下にありつつ、独自の貿易・外交路線をとる
米国による併合の歴史が存在しない
総括:1920年の「分裂アメリカ」は、海洋覇権を放棄した内向き大陸国
家
太平洋はアメリカの“空白地帯”であり、日本・英連邦・蝦夷などがその空隙を埋めていく
アメリカにおける「帝国主義」は失敗した思想であり、国家規模も限定的
• • 日本にとって、南部連合との連携は北米での数少ない外交窓口となる




