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アホウドリが狩る側で。  作者: takenosougenn
序章 日常
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2話 金メッシュの男

月堕ツンダ、あの花吹雪みたいになるトランプ良かったよ、簡単に目くらましできた。」


狙撃から一足遅れて帰ってきた青メッシュの男の落笑堕オワタが弟である月堕ツンダに話しかける。

ツンダは林檎ジュースを片手にゲームをしており、「兄さん、待っていまゲームしてっから。」といって、キーボードを素早くタップしていた。


昨今流行っているワールド対戦型のサバイバルゲームである。

フィールド上に落ちている武器を拾って、向かってくる敵を殺し生き残るという形式のゲームで、現在世界中で大ヒットしていた。



「どうせ、あのトランプ全部使い切ったから新しいのが欲しいって話でしょ。」



「そ、頼んだよ俺はちょっと出てくるから。」


オワタは部屋でゲーミングチェアに座っている月堕の頭の上にスナック菓子のパックを乗せると、家を出ていった。


我路堕ワロタ落笑堕オワタ月堕ツンダの3人は同じ家で暮らしており、首都東京都から少し離れた慧華馱えかだ街に住んでいた。


慧華馱街は比較的日本人が多く残っている街であり、まだ日本人が平常の生活ができる場所となっていた。



「げ、わろにぃまた学校周辺にいるんだけど。」



ツンダが町中の防犯カメラと仕掛けた監視カメラを確認すると、金メッシュの男、我路馱ワロタがツンダが通う砂尾田さびた高校の校門が見える8階建てのビルの屋上に潜んでいた。



「まじで、やめてほしい。」


ツンダはそう言うと、ゲーミングPCの画面が置いてある机の上にあるスマホを手に取りオワタへと連絡した。


「オワタにぃ、わろにぃ発見学校前のビルの屋上に潜んでる」


数秒して返ってきたオワタからの通知には、「り」の一文字表示されていた。


弟2人が自分を捕まえようとしている事を知らないワロタは、校門を眺めて人を探していた。


学校が終わって部活がない生徒たちは、各々下校していた。

その中に一人男か女か分からない程顔立ちが綺麗な人間がいた、青色の綺麗なショートカットをしており草の文字の形をしたヘアピンを使って片目を隠している。


その人間は阿呆九冴あほくさ笑雨わらうと言った。

武力武器を生産・販売・流通まで行っている大企業「阿呆九冴グループ」の社長の3番目の子供であった。


ワロタは笑雨を見つけると、ビルの排水管につかまってビルの壁を滑り降りた。地面におりて笑雨めがけて走り出した。



「うわぁぁお。」



走っているワロタが足を引っかけれれて急にずっこける、転ぶ寸前に地面に手をついて空中で回転すると、両足で綺麗に着地した。

ワロタは「よっしゃ。」と言って再び走り出そうとすると次は足だけが前に行って、首が締まった。


ワロタが「うぇ。」と言って振り返ると、呆れた顔をしたオワタがワロタの襟を掴んで立っていた。それでもワロタが無視して走り出そうとしてもオワタは決して手を離すことはなかった。



遠くでその様子を見た小さな子供を連れた親が子供に「ああやって人に止められるようなことをしてはいけませんよ。」と言っているのがオワタには聞こえて、更にうんざりした顔になった。


「せっかくわらっちが下校してるんだから、隣で守ってあげないとなのにぃ…..」


「ダメに決まってるだろ、笑雨に迷惑だ!!毎回あんたを止める俺の身になってくれよせっかく大学の女の子とデート行こうかなって洋服買ってたら月堕から連絡くるんだけど…..くどくど」



オワタはワロタの首根っこをつかんだまま家へと連れ帰る。

その間もオワタの説教はワロタに浴びせられた。






我路堕ワロタ 長男

実行役であり切り込み隊長。

道が無ければ作ればいいじゃない、怪しい奴は取り敢えず殴れ!!

ぱわーーーーーー。



阿呆九冴あほくさ 笑雨わらう

人懐こさは皆無で友達とも思っている人は限りなく少ない。

休み時間は大勢の人が取り囲んできたり、引っ切り無しに誰かが話しかけてくるのが面倒くさいため、人がいない場所に隠れるか寝たふりをしている。


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― 新着の感想 ―
キャラのネーミングと地の文のテンポ感がフフっと笑えて良いですね!
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