おばけやしき
~見えぬ道へと迷いこんだ少年たちは。
ある一つの看板を目にする。~
《あれ? なにかな?
向こうに看板のようなものがあるけど……》
かんばん?
よくみたら、しげみのところになにかたってる。
《うん、ほらそこの。ちょっとみてみようよ!》
……うん。
ボクはトライアルにおしえてもらいながら。
ゆっくり……がんばって!
かんばんをみにいった!
《なになに?
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お化け屋敷。みなさんも聞いたことはある
でしょう。しかし、それは本当にお化け屋
敷なのでしょうか?
本当のお化け屋敷…気になりませんか?
白夜の候、黒翼の屋敷長があなたを
いざないます…。
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……なんだこれ?》
おばけやしき……? きいたことあるような……。
《お化け屋敷を知らないの?
ほら! こわいことを楽しむところだよ!》
おばけやしき。
むかし、きたことある……きがする。
《まずは、ためしにノックしてみようよ!》
そうだね!
ボクはとびらを『コンコン』たたく。
「それでは入ってきてくださぁい!」
おばけやしきから……こえがする!
あ、でも入れない……。
《この体だとこの扉は開けられそうにないね……。
──一度、この扉をぼくたちが入れるように壊してみよっか!》
え?でも……。
《大丈夫! ちょっとだけだからさ!》
……でも。
《……心配なの?》
うん。だって勝手にこわしちゃだめって……。
……あれ? だれにいわれたんだっけ……?
《……じゃあ!一度聞いてみよーよ!
『扉どうにかして入ってもいいんですか』って!
がんばってきいてみて?》
わかった!
「えっと……。
とびら、どうにかして……。
はいっても……いいんですか……?」
「もちろん!」
《よし!ゆるされたね!》
うん!
《でも、コレは君にしか使えないみたいだから……。
今から送る言葉をいっしょに叫ぼう!》
ことば?
あっ! あたまのなかに、なんかでた!
わかった!これだね!
《そうそう!準備はいいね!?いくよ!》
うん!
《「せーの!」》
「《やさしさとじょーねつ! ここに2つまじわりしとき!
こうとうむけーのバセイがとどろく!
いざ、まいあがれ! かがやきの!
【サンシャイン・ビッグ・バァァァストォォォォ】!!》」
トライアルといっしょにさけんだら。
なんかすごいひかりが、ボクからでてくる……!
《ん、あれ? ここまで力だすつも──》
まぶしい……っ!!
ボクはビックリしてめをつむる。
うぅ……みえないけど、ものすごいおとがする……!!
それから、おとがしなくなるまでまって。
しずかになったから。
こわいけどちょっとずつめをあけると……。
ボクのまえにはなにもなくって。
「《……あ……れぇ……?》」
おばけやしき……ぜんぶふっとんじゃった。
読んでいただき、ありがとうございます!
もし、良ければこの話を少しでも面白いと感じてもらえていたら……また続きを読みにきてください! 待ってます!
それにしても……ここまでの威力とは思わなかったなぁ……。