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サンタクロースと3人の子供達

作者: Kamituki

処女作です。

見るにたえない、お見苦しい点があると思いますが、それでも大丈夫という心がマリアナ海溝のように深い方はぜひ見てみてください。

駄目な所とかあれば、指摘してくださるとありがたいです。

今日は、楽しい楽しいクリスマス。サンタクロースはたくさんのプレゼントを子供達に配ります。

これは、プレゼントを配るある一人のサンタクロースのお話です。

「よしっ、ここも完了だ。後はこのプレゼントを配り終えれば今年の仕事も終わりだなぁー。帰ってゆっくり眠ろう。」

サンタクロースはさっさと仕事を終わらせるべく、次の家へと向かいます。



「さーて、今度はここの家かぁ…」

サンタクロースは手慣れた手つきで煙突から家の内部へと侵入し、子供部屋へと向かいます。

「えーっと、まさきくんは…この部屋だな。」

サンタクロースは音をたてずドアをあけると、まさきくんの部屋の中を確認します。

「ちっ…まさきくんめ、まだ起きているな…もう深夜の3時なのに」

「サンタさんまだかなぁ…今日はこの日のために眠眠打破を服用したんだから、絶対にサンタさん来るまで寝ないぞー。」

「しょうがない…あれを使うか」

サンタクロースは袋の中に入っているサイレンサーつき麻酔銃を素早く取り出すと、まさきくんの首筋めがけて麻酔銃を発砲しました。

「うっ、ばたん……グーグー」

サンタクロースはまさきくんが眠ったことを確認すると靴下にプレゼントを詰め込み、出ていきました。



「うしっ、次は…ここの豪邸か」

サンタクロースが次に向かったお家は、まさにお金持ちの家って感じの家でした。上空から見ると庭の形がちょうどナスカの地上絵のような形をしています。

「アンナちゃんのお家どんだけ金持ちなんだよ…」

先程同様に煙突から侵入すると、なぜか出てきた先には子供部屋へと誘導するようにレッドカーペットが敷いてありました。

「何なんだコレは…」

そのまま子供部屋に向かおうとするより先に、サンタクロースは室内の異常な気配に気がつきました。

「ふむ…あそこの壁の裏に3人、天井裏に2人、そして子供部屋の中に5人…しょうがない、今度はコレを使うか。」

サンタクロースは袋の中から、透明迷彩とスタンガンを取りだし、透明迷彩を羽織って子供部屋に向かいました。

「今年こそサンタクロースを捕まえて、お嬢様を喜ばせるぞぉ!」

「今年は、昨年のようにはいかねぇぜ!」

「やってやるぞー」

「今に見てろよサンタクロース!」

子供部屋の中には、サンタクロースに闘志を燃やす4人の黒服と、すやすや眠るアンナちゃんがいました。

「プレゼントを届けにきただけなんだが……」

サンタクロースは呆れながらも静かに忍び込み、子供部屋にいた黒服4人をあっという間にスタンガンで気絶させ、靴下にプレゼントを詰め込み速やかに出ていきました。



「……よしっ、ここでラストだな。」

サンタクロースが最後に向かったのは、ちょっと不気味なお屋敷でした。

「はぁー、これでやっと帰れる……」

サンタクロースはそくささと煙突の中に入り、子供部屋を探しにゆきました。

「おっ、ここだな…黒江ちゃんの部屋は。」

サンタクロースは黒江ちゃんの部屋に入り、すぐに靴下を見つけました。

「あっ、あった。あの天井にぶら下がってるのだな。」

サンタクロースは靴下にプレゼントを詰め込みに行こうとしました。すると---

「もしやお主がサンタクロースだな?」

「なっ!?」

背後から突然サンタクロースに襲いかかる人影が現れました。

「……お前は誰だ」

「儂かぁ?儂はお主がプレゼントを届けにきた黒江という者じゃ。」

そこには黒い髪に紅い眼の着物を纏った美少女がいました。

「はぁ!?お前が黒江ちゃん!!?」

「そうじゃ、まぁプレゼントとやらはどうでもよい。おい、サンタクロースよ、ちと勝負をしないか?」

「勝負だぁ~?そんな暇ねぇよ、俺はさっさと帰って家でゴロゴロする使命があるんだよ。」

サンタクロースは早く帰りたいのか微塵のやる気もなさそうです。

「まぁそう慌てるでない。勝負は単純なものじゃ、天井にぶら下げてある靴下にお主がプレゼントを入れれば儂の負け。お主がプレゼントを入れる前に、儂がプレゼントを奪えば儂の勝ちじゃ。」

「そんなんどっちみちお前にプレゼントが渡るんだから、勝っても負けても関係ねぇじゃねぇか…」

「いいや関係あるぞ、もしお主が負ければこのトナカイ達は儂のものじゃ、勝てばトナカイ含めて儂がお主のものになろう。」

そこには、亀甲縛りをされたトナカイ達が恍惚とした表情で並んでいました。

「いつの間にトナカイ達を……っていうか、それ勝っても負けても俺にデメリットしかねぇじゃねぇかよ…」

「さぁ、勝負開始じゃっ!」

黒江ちゃんが飛びかかると同時に、サンタクロースは鮮やかなフォームの3pシュートでプレゼントを靴下の中に入れました。

「な、なんじゃと……」

「よっしゃー、じゃあ帰るわバイバーイ」

サンタクロースはトナカイの亀甲縛りを解くと、帰りました。

こうして、サンタクロースのお仕事は無事に終わりました。


めでたし、めでたし。


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