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12月のこと  作者: kayo
4/6

第三幕 これは日記


 ちなみに二幕で書いた通り学校の忙しさが一つ片付いたということで、同じ週末に次の幕まで書き進めることができてるわけなのです。だから、できたら未来のこととかもっと下らないだろうが私の頭の中を語ってみたいなということになりました。退屈になるかもだけど、ゆっくりしましょ。まあ今私の部屋も暖房効いてるから書けてることなのかもだけど。


 生まれてこのかた髪型に興味を持ったことのない日を送って来ました。多分髪型クイズ出されたら坊主で一点しか取れないです。昔から同じ散髪店で千円と少し出して、なんとなく短くします。二ヶ月に一回くらいの頻度なんだけど、最近ちょっとずつその間隔が縮まってる気がするんだよね。


 私が小学生くらいだった時には、親と兄弟と一緒に同じ日に出かけた。面倒くさいから誰もが朝からごねて、結局午後三時ごろに出発する。注文は親がして、適当に短くされる。確かに小学五年生くらいにもなると、髪を切った日に思ったより短くなるそれを気にした覚えがある。


 思春期という言葉さえ言いづらい身分だった。所詮十代の情緒なんて前髪が八割と意地が二割だとか、いつかに口にしたのを思い出す。

 ていうかまさに今高校生の私が何偉そうに言ってんだって、自分の立場がよく分からなくなる物語になっているのを認識した。そして中学生くらいになったところで、散髪店くらい一人で行けとということになる。内気な私の歴史はここでもまた紡がれる。

 朝起きた時が一番に気分を落とす。外に出たり人と喋ったりするのは正直好きではないから、ちゃんと未来を見てやるべきことをやる覚悟をゆっくりと積み上げる必要があるのだ。そうやって休日の朝が始まる。冬の話なのだが、たいてい七時から八時に起きると誰もリビングにいないものだから、ストーブとかはついておらず寒い。よく比喩にも言われる冬の朝、休みの日、布団の中から出るというのは精神的な推進力が必要だ。とりあえずもう少し寝よう。

 九時だ。もうそろそろリビングの方からテレビの音がしてきて、部屋も温まって、テーブルにはりんごが切って出されるだろう。なんとか布団をはがして起きる。思い切り冷え込む季節ではないのだが、朝のやる気なさがぼんやりとその体に待ったをかけておくのだ。

 行くぞ、と思ったら部屋を出てすぐさま階段を駆け下りる。二階の電気はみんなついていないから階段の途中の窓から、晴れた空の明かりが差し込むのを見る。

 フローリングは冷たいから足の裏全部は付けられない。廊下からリビングのドアを開けると、やっと安心する。ただ、やっぱりかなり温まったタイミングで入ってくるからすぐにまたぼーっとして快適とは言い難い風に感じると思う。というかこの部屋にいた他の人は暑いと感じていないのか気になるところだ。私の周りはいつも色んな過度な環境に移り変わっていくように感じるから、私はすごい振れ幅で振り回されてばかりだと感じるのだ。

 そして、一人足を運んで散髪店を目指す。この時間が一番思索にぴったりだと思っている。一週間の過ち、成功、自分の印象の変化を考えてみたりする。内気な少年は内省にふけって、天気やその日に目に入ったものが自分の心をどう動かしたかで自分の中で波が度々寄せては返すのをじっと見つめるんだ。

 その店はほとんどスタッフが変わっていないのでうっすら顔見知り感があるのだ。最初の方で言ったが、私は多分覚えている限り毎回同じ注文をしている。だがきっと私の見てくれも年に合わせて変わってきたのだろうか、大胆に短くされることが減った気がするのだ。前髪の長さも邪魔ではない程度ではあるが、短くなり具合が弱くなって来ているのが分かった気がした。これに関しては私も、短すぎると気になってしまうのは結局否定できないのだから、どちらも何も言わずになんとなくやりくりしているのだった。

 こうして長すぎた髪が短くなると、気分も上がって、面倒な課題も済ませたという風に満足感は得られる。そうして開けた世界にあるのは、やっと向き合える学校の課題なわけだ。これは喋ったかわからないが、私達が持つ課題のツケの清算日、言ってしまえば事実上の晦日は現実より早く訪れる。本当はこんな日記書かずにやるべきなのだが、なんでやらないのかの理由は特にないので気にしないでほしい。来週の金曜日に向けて、そろそろエンジンを動かし始めなければならないのだ。この個人的、いや私の同級生なら同じレースを走っているはずのこの激動については多分後の幕で語ることだろう。


なんか幼い感じがしますね。

⇧昔の自分にこういう感想を言うことによって今の自分を擁護する人。


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