第28話 「日蝕」その③
父の危機に、姿を現した陰謀に、想定外の大乱に。アリエスが立ち向かう。
ハイファンタジーです。TRPG・RPG、リプレイ等お好きな方ぜひ。
3部構成、その③です。
ファルトラント、合議の間。
賢者の報告は、ようやく届いた。
「4時間後。太陽が隠れます。占星術師、精霊術師共に。そのように。」
「ふむ。日中でありながら太陽が隠れる、古代より魔の力の高まる時間と怖れられる時間よな。」
「日蝕と呼ばれるモノですな。太古では魔の所業と云われてきたとか。だが、自然の摂理なのでしょう。また、せいぜい10分やら15分やらのもの。何を怖れましょう?」
「ふむ、確かにそうだ。仮に長く15分として、何ができようかな?」
「純粋に魔の力が高まると思うべきでしょう。」
「では、4時間後を目指し進軍してくる可能性が高い。軍の配備を。その15分は防備に徹せよ。」
「解散する。ツァルトの友にもこの情報をすぐに伝えよ。此度の大群を返り討ちにし、奈落まで追い返してしまえ。あわよくば、塞いでしまえばよい!」
そこに、伝令が走って来た。
「何用か!?」
「無礼ながら!急ぎご注進を!ダッカーヴァで、竜族と軍兵の衝突が起きた模様!」
「何だと…新しき姫がそのような愚かしい行動を起こすだろうか?だが、看過できぬ。伝令を飛ばせ。竜族との争い、ファルトラントが認めぬと伝えよ!!」
…静かになった合議の間で。
ファルトラントの王クィルウィーザは、疑念を抱く。
南東より、魔族の大群。日蝕。北の竜とダッカーヴァの騒乱。
これが、僅かな間に起きる事なのか。
もし、竜が盟約を破り、北から攻めて来たならば、ファルトラントは挟み撃ちに合う。
まさか、それが狙いか?
国王は、もう一度、賢者を呼んだ。
「竜王の宝玉、急ぎ探せ。竜との盟約を確かめる契約の証をだ。」
賢者は、以前同じ命令を受けていた。
古代の英雄の子孫たちだ。彼ら意外に、その情報が伝わっているとは思えない。
だが、その返答はまだ来ていなかった。
300年前の約束の証など。だれが覚えていようか。
――――――――――
酸を防ぐ呪文。“バリア”か“フィールド”しかない。フィールドは限りなく強固だが、面だ。
バリアは周りを囲むが、フィールドに比べれば弱い。直撃を受けないことを信じ、バリアを選んだ。
体が小さく、小回りが利く分、動きは有利かも知れないが、自分より魔力の高い兄が変化した姿に、魔法が効果的に利くとは思えない。
アケロニオは、関のあたりから少しずつ、黒竜、兄を誘導しながら戦う。
ブレスと、爪の猛攻を躱しながら、叫ぶ。
「兄上!戻ってくれ!元に戻ってくれ!!」
物理的な攻撃が望み薄なら、精神に訴えるのが唯一の手。
「“テレパシー!” 兄上!俺だ!判らないのか!アケロニオだ!」
黒竜が、弟の前で一瞬止まる。一瞬だけだった。アケロニオの希望を叩き落した。彼の体ごと。
バリアごと吹き飛ばされ、岩山に激突する。勿論、バリアが無ければ即死。
巨大な足が、バリアを踏みつぶす。
割れる。バリアが。 終わる。
「兄上―!!」
「“ブラスト!”」
黒竜を、衝撃が吹き飛ばした。
数10m動いた黒竜が、呪文の主を睨みつけた。
「アケロニオ兄さん、無事?」
アリエスは、ごく普通に、聞いた。
「アリエス!その黒竜は、兄上の成れの果てだ!頼む!兄を救ってくれ!」
「ヴィンダル兄さん?」
アリエスの表情が、動いた。
関を襲った黒竜が居ると聞いた。
竜族ではなく。従兄?
「アイテムを掲げて変化した!もう正気じゃない!」
変化の呪文なら、解除できるだろう。
だが。アイツの手によるモノなら…永続の変化。起きてしまった変化は、戻らない。
吸血鬼になった娘が人間に戻れぬように。
「“ディスペル!”」
黒竜がブレスを吐き、アリエスは素早く移動して再び呪文。
「“ディスペル・カース!”」
呪いを解く呪文。
…変わらない。戻らない。
アリエスの魔力を持ってして、戻らない。
「こうして、心を、壊していく。僕に。兄殺しをさせるつもりか。」
再び、黒竜はアリエスに向かう。
「“タイム・フリーズ”」
シャリー、意識を送る。教会に、死体が届く。ヴィンダル兄さんだ。
蘇生を頼む。…出来るなら。出来るものなら。可能な限り、残す。体を。頼む。
僕は…兄殺しになりたくはないな…。
時が、動き出す。
「“アイスニードル・ランス”」
黒竜に向け、人より大きい鋭利な氷柱が飛んだ。
胸を突き破る。黒竜は、地面に落下していく。
これは賭けだ。吸血鬼は、全てを失えば灰になる。
この変化の魔力、全てが消えた時、2択。消え失せるか。
人の姿に…死体に戻るか。
アリエスは、落ち行く竜と共に地上へ。
轟音の後、魔力の煙が立ち上り、そこには、胸に大穴の空いた人の姿があった。
アリエスは、滲む涙を押さえながら、呪文を唱える。
「“テレポート”シャリーの教会へ!」
「…アリエス…兄上は…兄上は死んだのか…」
「アケロニオ兄さん、運が良ければ、蘇る。テレポートで、ツァルトの大教会へ飛んで。今そこへ、亡骸を送った。間に合えば…」
「!そうか!そうか…すまぬ!アリエス!“テレポート!”」
山影に隠れていた人影。ノエル姫がアリエスの横へ。
「人の心を汚し、惑わせる。貴方の言う通り、怖ろしい相手なのですね…」
「そうだ。だから…滅ぼす。僕は、アイツを滅ぼす。行こう、まずは竜と人の争いを止める!」
それすらも。狙いなのかも知れないから。
――――――――――
<アリエス。俺だ。レオだ。>
兄さん?何か?
<最低限だけを伝えよう。ファルトラントへ魔族の軍が侵攻中だ。骨のジャガーノートを5機引き連れた大軍勢だ。”黒炎戦争”以来、最大の規模だ。
2軍に分かれ、片方はエリゴール方面へ。だが、進軍をどちらも止めた。どうやら、もうじき日蝕が起こるのを待っているらしい。何でも、日蝕は魔族の力を高めるらしいからな。
トーラスはジャガーノートで出撃できるよう待機している。
俺は、”魔術の塔”の、お前のゴキブリ号をファルトラントへ移送する。
お前がダッカーヴァの、竜族とのもめ事を治めに行ったのは聞いた。頼むぞ。こちらはまぁ、任せておけ。日蝕の間だけ防御に徹すると、ファルトラントの王とも打ち合わせ済みだ。
では、互いに幸運を。>
ノエルと空を飛びながら。竜王の元に急ぎながら、アリエスは必死に考える。
日蝕。日蝕。日蝕。 闇。 僅かな時間だろうと、昼間の、闇。
防備に徹する? 城壁の内側に兵を温存か。
わずか10分、15分でできること。
その時間で、最悪なこと。
ある!
「エディ!エディ!ツァルト盗賊ギルドを全員、地上へ!逃がせ!急げ!ファルトラントの盗賊ギルドも!その後は、<エルシア>に聞いて!」
「ティアナ!ツァルトの街へ飛んで、皆を教会か城へ避難させて!僕の名で!詳しくは<ティコ>から聞く!」
「<銀>のハイメル!全戦闘員の3割をツァルト防衛へ。近くの市民を塔の中へ!3割をエリゴールへ!3割をファルトラントへ!<青>以上の者だけ!」
「キャステラ!エルフの森へ急ぎ飛んで、森の防御を。その後、エリゴールへ飛んで僕の指示を伝えて!向こうの王を立ててる時間はない!<キャルア>の指示で!」
「メイフェア!メイフェア!キミは強い。ツァルトに現れる敵を破壊して!破壊だけでいい!詳しくは<メル>から!」
「シャルロナ!起きろ!塔を伝って、離宮へ!ティアナと共に!詳しくは<アーリア>に聞いて!」
「アリエス様、どうなさったのです?」
「杞憂でなければ。来る…キミも、必ず<ノア>抱いててね?」
「え?ええ、ハイ。」
ノエルは、アリエスの使い魔を抱きかかえる。
それぞれの姫に、一匹の使い魔。魔法の指輪だけではなく、使い魔。
それがどれほど精神力に負担か、魔術師なら皆わかる。通常、1匹しか呼び出さないのだから。
使い魔は、術者の魔力を<奪って>動くのだから。
あの日、アリエスは、姫たちに頼んだ。手伝ってほしい、と。一緒に、戦ってくれと。
――――――――――
この世界の月は、やや大きく、美しい。ウサギは居ないが。花のような模様がある。花の月とも呼ばれる。
稀に起きる天体ショーを見て、ある者は怖れ、ある者は興味深く観察する。
そのショーが始まろうとしていた少し前だ。
「皆さん、お逃げください!!アリエス様の伝言です!城へ、または教会へです!!」
え、っと街行く人々は上空を見る。
精一杯の声で叫ぶ可憐な姿は、知る人ぞ知る、アリエス王子離宮の侍女。
とは言え、アリエス王子が何でそんなことを。レオ王子ならまだしも。
「吸血鬼が、来ます!日蝕に乗って、来ます!これは、アークマスターのご指示です!!」
アークマスター!? なんだって? アークマスター?
<魔術の塔>は、ツァルトの盾である。ツァルトの鉾である。
アークマスターは、その頂点である。
人々は、走り出した。ティアナも城へ飛ぶ。
太陽が隠れ始める。何処かの地下から。忍んでいたどこかの地下から。幽鬼のように、煙が人の形をとる。
「いいかい、昼間であることには意味がある。シャルロナにも聞いたけど、吸血鬼の中で自我を持たぬものは、ゾンビと変わらない。意識的な行動は出来ないんだ。夜に現れても、人が近くに居なければ飢えながらフラフラしているだけ。でも、昼間なら、違う。人を見て、襲って来る。そして、襲われた者は、夜に…判るね?」
悲鳴が、あちらこちらから上がった。
「ファイア・ブラスト!」
2体の精霊を引き連れた“酒場の薔薇”が、吸血鬼を打ち砕く。燃えカスになった化け物は、何処かの地下へ逃げ伸びて行く。精霊術師では、破壊で来ても消滅はさせられない。それでも、一流の精霊術師であるメイフェアの精霊は、自律行動も出来る強力なものだ。次々に、吸血鬼を焼き払う。
「破壊だけでイイって言ったよね…どうすんの!?」
教会へ逃げ伸びる人々。大教会はそれなりに大きく、十分人々を受け入れられる。
そして、何より。吸血鬼の天敵が此処には居る。
神官戦士、シャリーが。
シャリーの唱える浄化呪文は、下級のバンパイアならば消滅。
シャリーは大教会の入り口で仁王立ちし、次々に吸血鬼を破壊した。
城に逃げる人々。
「こちらです!早く!早く!」遅れてくる者の為に門を閉じられぬティアナ。
その横を通り過ぎ、大きな人影が吸血鬼の群れに向かっていく。
大陸最強、剣士アジ=メ。剣を何振りかするだけだ。巨大な剣を。
みじん切りにされた化け物どもは、再生を目指して地下に向かって行く。同じ方向に向かっている。
アジ=メの後ろで、城の側面から人々を追う吸血鬼は、肌の白い少女が、シャルロナが木の杭を突き刺し、次々に破壊した。アリエスと戦いにでた数週間は、前より彼女を強くしていた。
―――ファルトラント。魔族との最前線となるはずの、大国。
日蝕。日の光が消え失せた中、やはり、地下から現れる吸血鬼の群れ。煙から、霧から実体化し、飢えた目で人間を探す。
「城へ逃げろ!ここは、我らが打ち砕く!」
<銀>のレオの率いる<魔術の塔>、光弾の使える魔術師達が、銃を並べて撃つがごとく、吸血鬼を破壊していく。組織だって動く魔道部隊は、世界に名を馳せる強さをいかんなく発揮する。
―――エリゴール。
かつて、この城塞都市のクーデターを救った青年の1人。美しいハーフエルフの青年が、空から呼びかける。
「アリエス王子の伝言だ!急ぎ、城か教会へ逃げろ!地下には決して行くな!吸血鬼が来る!15分間を、逃げ伸びろ!走れ!!」
王は!?王の命は無いのか!?
「知るかー!生き延びたければ、走れ!!」
遠くの空から、魔道師団の頼もしい姿が見えて来た。
キャステラは、少し、安堵の微笑みを浮かべた。
―――男は、吸血鬼を切り裂いた。だが、傷がすぐに塞がっていく。
「兄さん!下がって!“ライト・ブロア!”」
放射状の光。次々に吸血鬼を破壊する。破壊だけだが。
「ほう、お前もついに魔術を覚えたワケか!?」
「残念ながら借り物のワンド。あと29発!」
「十分だろうよ!」
「地上は何とかなりそうだ。兄さん」
「エディ、アジトを取り返す勇気はあるか?キタねえ仕事だが」
「アタシが手伝おうか?意気地なし。」
ギルドマスターの女は、手に太い「杭」を持って笑った。
「…再生中の奴を刺せばいいんだろう。出来るさ。」
「10分以上経つ。再びお日様が姿を見せるんだろう。奴らは、地下に逃げ来る。仲間を増やし、同時に再生するために、盗賊ギルドのアジトへな。」
「もぬけの殻と知らずにな。アリエスの指示とは違うが、行けるさ!」
兄妹は、ギルドの地下へ潜る。
地下に潜り、案の定大量に沸いた吸血鬼を目の前に、正直言えば足がすくむ。
だが、猫が。猫が呪文を唱えた。
「“サモン・ウェポン”」
エディの頭上に現れた数百本の木の杭は、次々に、吸血鬼の心臓目掛けて飛んで行った。
「お前の夫は、過保護だな。エディ。」
「…それだけ、私に夢中だという事だろう。」
マスターのオンナ、エンヴェルは本気で大笑いした。
――――――
内部からの、破壊的、壊滅的な騒乱が起きている筈。
エリゴールへ向かった魔族の軍、ファルトラントへ向かった魔族の軍。共に進軍を再開した。
確かに、国々に、犠牲者は多数いた。
その犠牲者は、夜になれば、敵となって動き出すかもしれない。
ついさっきまでともに歩いていた恋人が。
手をつないでいた母が。
子供が。
夜には、化け物になってしまう。
戦いが始まれば、日が沈めば、再び内部から悲鳴が上がるだろう。
滅びの時だ。
しかし。
エリゴールの各城塞は、アリエスの指示どおり、全ての城門を閉ざし、日蝕をうろついた化け物は猫から放たれた魔法と魔道師団による光弾で焼き尽くされた。
不幸な犠牲者は、教会に運ばれる…不幸な吸血鬼として再生せぬように。
エルフの森には、木々の結界が張られている。
ファルトラントは、レオと魔術の塔の魔道士団が抑えた。遅ればせながら、聖騎士団も出撃。双方の力で一気に殲滅した。
ツァルトも同じくだ。ハイメルの助力もあり、恐らく一番被害が少なかった。
後は、力ある冒険者たち、僧侶たちの軍が、地下に逃げ込んだ吸血鬼を破壊するのみ。
土地勘のある者にとっては、多数が逃げ込める地下の予想は立てやすい。
主に、地下組織の迷宮だが…。
こうして、内部を滞りなく鎮圧したファルトラントの軍は、魔族の接近に相対し、すぐさま対応することができたのだ。それは、奇跡に近い。
そして、魔族の軍。彼らもまた、策略を持たないわけでは無い。
だから、様子が違う事に焦りを感じ、進軍を再び止め、距離を取った。
話が違うのではないか、と。
各国は、内部から悲鳴が上がり、地下に武力を送り、更に血を流す。
そうでは無かったのか。
―――――――――
一方、火口へたどり着いたアリエスとノエルは、巨大な竜たちに囲まれていた。
最悪、ノエルをテレポートで飛ばさないと戦えないだろう。
足元から、つまりは溶岩の中から、声が響く。
この魔力…。久しい。魔王の血筋は絶えておらぬな。
溶岩を、水から出て来るように涼し気に、巨大な、余りに巨大な竜が姿を現す。
「一日に二度も、客が来るとは慌ただしい日よ。」
「竜王。人間との戦いをやめてほしい。その願いの為に来た。」
「我と話すには資格が居る。示せ。竜の宝玉に響かせよ。」
「ナニそれ。」
「…残念だ。魔王の言葉はまやかしか。宝では、形あるものでは証にならぬという言葉はまやかしか。残念だ。」
宝玉ねえ。宝玉って、竜の宝玉って心臓じゃないのかな。
形にならないもの?伝えるモノ?
ああ、これのこと?
アリエスは、リュートを取り出した。
僕の楽器の師匠は、真祖だもの。真祖が化けてた音楽の先生ね。
「竜の宣武」
勇ましく、逞しく、勇壮に。勢いを与える曲。
「竜王。この曲は、ツァルトの王族、ファルトラントの王族みんな知っている。大切な儀式で奏でる踊りの曲なんだ。」
アリエスは、賢者たちが見つけられぬ竜の宝玉を、その答えをあっさり解いてしまった。
いや。その時の為に、真祖は教え込んでいたのだろう。
彼だけは――気が付くように。
周り中の竜の動きが止まった。竜王が、大声で笑い出した。
「盟約は続いている。認めよう。我を魔族の辱めから救った人間たちとの盟約。小僧、魔王の血を色濃く引く者。我は、竜族に攻撃の指示など出しておらぬ。」
「…では、関を襲った赤竜は?」
「はぐれ竜か、竜に化けたモノであろうよ。何者かも知らぬ。」
「では竜王、関近くに集まった竜の眷属たちは?」
「そ奴に、そそのかされたのだろう?我が引き上げさせよう。」
「で、では人間たちは私が必ず引き上げさせます!感謝申し上げます!竜王!」
ノエルが叫んだ。
「お前の姫か。魔王の血はまた引き継がれるわけだ。楽しみにしている。」
「ノエル、ダッカーヴァの軍は任せたよ。飛んで。“テレポート!”」
「ありがとう、竜王。では、僕は魔族との戦いに赴きます。」
「お前は、父を救いに来たのではないのか?先程の男のように。」
「父を救うには、魔族までも利用する怪物を倒さねばなりません。それが成し遂げられた時。再び、ここへ。」
「賢きかな、魔王の子。では、手向けだ。我が眷属に無駄な血を流させた魔族、少々、ヤケドさせてやろう。行け。」
竜王は、5匹の“エルダー”に命じた。
…乗れ。
その内、一匹がその角に掴まらせて、アリエスを乗せる。
「うはー!最高じゃない?」
アリエスは、竜の頭に乗り、ファルトラントの戦場へ向かう。




